2007年02月13日(火)
ロシアの粗糖輸入関税、3月も据え置き
[砂糖]
ロシア産業開発省が12日に明らかにしたところによると、同国の粗糖輸入関税は3月もこれまで同様1トン140ドルに据え置かれる。関税は05年10月から変更されていない。政府内ではNYBOTの砂糖先物価格を基準にした税率の決定方法を改め、早ければ3月から270ドルに引き上げる方向で調整が進められていたが、税率変更は4月に持ち越しとなった。
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12月貿易収支、予想以上に赤字が拡大
[経済指標]
商務省が発表した12月の貿易収支は611.82億ドルの赤字と前月から赤字が拡大、市場予想も上回った。輸出が前月から0.59%の小幅増に止まった一方、輸入が2.08%と大きく伸びたのが赤字拡大の要因。
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06年12月 | 前月比 | 06年11月 | |
貿易収支 (モノ+サービス) | ▲61182 | ↑ 5.28% | ▲58115 |
>モノ(Goods) | ▲68187 | ↑ 5.28% | ▲64770 |
>サービス | 7005 | ↑ 5.26% | 6655 |
輸出 (モノ+サービス) | 125537 | ↑ 0.59% | 124800 |
輸入 (モノ+サービス) | 186719 | ↑ 2.08% | 182915 |
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OPEC追加減産の必要はない、カタール石油相
[エネルギー]
カタールのアティーヤ石油相は13日、カタールTVに出演し3月のOPEC定例総会で追加減産を行う必要はないとの考えを示した。ダウジョーンズ社が伝えた。石油市場は以前に比べて良い状況にあり、OPECが減産をする理由は無いという。また、価格が50ドルを割り込むと生産国に、60ドルを超えると消費国に影響が出るとの見方も示した。
OPECの定例総会は3月15日にウィーンで開かれ、春以降の不需要期の市場を分析、生産方針を決定する。11日にはサウジのヌアイミ石油相が同様のコメントを行い、価格急落につながった。
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IEA、世界石油需要を27万バレル上方修正
[エネルギー]
国際エネルギー機関は13日に発表した月報で、2007年度の世界石油需要を前月から27万バレル上方修正した。中国の需要見通し引き上げが主な理由。
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2007年02月12日(月)
1月財政収支は382.36億ドルの黒字
[経済指標]
米財務省が発表した1月の財政収支は億382億3,600万ドルの黒字、前年1月の206億6,400万ドルから大きく黒字幅が拡大した。ただ、連邦議会予算局(CBO)が予想していた400億ドルには届かなかった。
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天然ガスカルテル結成を検討、ロシア大統領
[エネルギー]
ロシアのプーチン大統領は訪問先のカタールでハマド首長との会談後に会見を行い、天然ガス生産国同士の協力関係強化を図り、輸入国に対すると、天然ガスカルテルの結成に前向きな姿勢を示した。我々はカルテル結成を否定しないが、(結成に当たっては)更なる調査、検討が必要と、今後も話し合いを継続する意向を示した。4月にドーハで開かれる天然ガス会議に専門家チームを派遣、OPEC同様のカルテルを作るための詳細を協議するという。
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インドネシアの飼料コーン輸入は国内生産増で減少、業界幹部
[穀物・大豆]
インドネシア飼料業協会の会長がダウジョーンズ社のインタビューに答えたところによると、同国の07年度飼料用コーン輸入は130万トンと過去最高を記録した前年の150万トンから減少する。国内生産が700万トンと前年から50万トン増えるのが主な理由。しかしながら、最近の洪水の影響で生産が落ちる可能性もあり、見通しは依然流動的という。
2006年度はインフレの進行で需要が伸び悩んだが、今年度は物価も落ち着きを見せており、飼料、鶏肉生産とも順調に伸びるという。鳥インフルエンザの感染拡大の懸念は残るものの、対策が進めば今年後半に鶏肉の生産は大きく増えるとした。
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輸出検証高:小麦1,310万bu、コーン3,773万bu、大豆2,584万bu
[穀物・大豆]
USDAが発表した週間輸出検証高は、小麦が1,310万ブッシェルと市場予想を下回った一方、大豆は2,584万ブッシェルと前週から減ったものの予想は上回った。コーンは前週から13.5%増加、市場予想の範囲内に収まった。
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2月8日 | 前週比 | 市場予想 | |
小麦 | 13101 | ↓43.1% | 17000 〜23000 |
コーン | 37727 | ↑ 13.5% | 34000 〜41000 |
大豆 | 25844 | ↓34.5% | 20000 〜24000 |
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06/07年度世界砂糖生産は前年比9.1%増、F.O. リヒト社
[砂糖]
糖商大手のF.O. リヒト社が12日に発表した最新推定によると、06/07年度の世界砂糖生産は1億6,060万トンと前年から9.1%、1,340万トン増加する。インドの生産が2,500万トンと12.4%増加する他、タイの生産は35%増えて6,200万トンに、中国も25.3%増加し1,090万トンに達する見込み。世界最大の生産国であるブラジルは、前年より17%多い3,250万トンを生産すると予想。07/08年度は更に生産量は増えるものの、砂糖価格の下落を受けエタノール生産への比重が高まると言う。07/08年度の世界生産は、前年並みか小幅増と予想している。
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南アフリカの2006年金生産は前年比7.7%減、統計局
[メタル]
南アフリカ統計局が12日に発表した公式データによると、同国の昨年12月の金生産指数(2000年=100、季節調整値)は61.3と前年比で12.4%下がった。前月比では0.3%の増加。2006年通年では7.7%の減少となる。金以外の鉱物資源の生産指数は12月が前年比1.2%減の136.8、2006年通年では0.1%の増加となる。
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サウジ、3月のアジア向け原油販売量を前月から引き上げ
[エネルギー]
関係者が12日にダウジョーンズ社に対して明らかにしたところによると、サウジアラビアが韓国、台湾の顧客に対して提示した3月の原油販売量は2月から増加する。依然として当初の契約量よりは少ないものの、削減幅は2月よりも穏やかなものとなる。韓国の顧客は2月に契約量の30%削減を通知されたが3月は16.7%の削減にとどまる。台湾の買い手も7%の削減を提示されたという。ヌアイミ石油相は11日のインタビューで現在の市場について満足しているとコメントしており、他のOPEC加盟国の減産が進んでいることからこれ以上の減産は必要ないと判断したようだ。
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石油市場は良い状態にある、サウジ石油相
[エネルギー]
サウジのヌアイミ石油相は11日、WSJのインタビューに答え、世界石油市場は以前よりはるかにバランスの取れた良い状態にあり、この傾向が続く限り3月のOPEC定例総会で生産量を変更する必要はないとの考えを示した。現在同国の生産量は日量850万から860万バレルと、半年前から100万バレル減っていることも明らかにした。
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