2007年02月12日(月)
石油市場は良い状態にある、サウジ石油相
[エネルギー]
サウジのヌアイミ石油相は11日、WSJのインタビューに答え、世界石油市場は以前よりはるかにバランスの取れた良い状態にあり、この傾向が続く限り3月のOPEC定例総会で生産量を変更する必要はないとの考えを示した。現在同国の生産量は日量850万から860万バレルと、半年前から100万バレル減っていることも明らかにした。
サウジは2009年末までに生産能力を日量1,250万バレルに引き上げる計画を実施していることについては、09年にそれだけの需要があることは間違いないと、計画通り開発を進める意思を示した。ブッシュ大統領がエタノールなどの代替燃料の使用を促す計画を発表したことについては、(代替燃料は)今後30年の間に必要になると重要性を認めた上で、世界は代替燃料であれ、従来からある燃料であれ、効率の良いものであれ、とにかくエネルギーを必要としているとし、一国の政策が特に大きな影響を及ぼすことはないとした。
Posted by 松