2007年02月09日（金）
追加利上げの可能性を否定せず、ダラス連銀総裁
[要人発言]
ダラス連銀のフィッシャー総裁は9日、地元のロータリークラブで講演を行い、インフレが沈静化しなければ追加利上げに動く必要性があると、インフレに対し引き続き警戒感を示した。
最近の物価傾向には満足しているとしたものの、インフレが最加速した場合追加利上げの可能性は否定しないという。インフレが年2%以下に下がるまでは安心できないとも述べている。
2007年度のGDP成長率は現時点で3%と予想、米国はインフレ圧力の高まりなしに現在の経済成長を持続できるとの見方を示した。
住宅市場については底入れしたとの見方を示したものの、経済への影響は大きく、引き続き注意深く見守る必要があるとした。労働市場については、石油技術者など一部の職種で深刻な人材難の状況にあるとした上で、労働市場の逼迫が賃金の上昇につながるかは生産性次第との見方も示した。
フィッシャー総裁は今年度のFOMC投票メンバーではない
Posted by 松
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