2007年02月27日(火)
ユーロ圏のインフレリスクは高まりつつある、ギリシャ中銀総裁
[要人発言]
ECB理事を務めるガルガナス・ギリシャ中銀総裁は26日、ブルームバーグのインタビューに答え、ユーロ圏のインフレリスクは高まりつつあるとの見方を示した。金融政策は依然として緩和的で、ECBは強い警戒感(strongly vigilant)を持っていると、3月8日の理事会における追加利上げを示唆した。
今年度の経済成長は予想されているより強いものになると指摘、設備稼働率はピークをつけた2000年の水準に迫っており、失業率は予想以上に速いペースで低下しているという。インフレリスクは明らかに上を向いており、しかも高まりつつあると警戒感を顕わにした。成長がどの程度のペースで進むのかを判断するには、データが揃うのを待たなければならないが、必要があればそれに即した行動を取るという。また、我々は常に先を見越して行動するとも付け加えた。
Posted by 松