2009年11月09日(月)
季節外れのハリケーンでメキシコ湾の生産施設に影響
[エネルギー]
先週後半に発生した季節外れの熱帯性暴風雨アイーダは9日朝、メキシコ湾を北上中に一時ハリケーンにまで発達した。その後メキシコ湾岸に接近するにつれて再び勢力を弱めたものの、進路に当たる地域の生産施設では操業に影響が見られたようだ。シェブロンはタヒチ、ブラインドフェイス、ペトロニアスの深海油田プラットフォームの生産を停止、アナダルコ石油は原油換算で日量10.5万バレルの石油、天然ガス生産を停止した。マーフィーオイルも原油換算で日量4.9万バレルの生産を停止、BP、ロイヤルダッチシェルも生産に影響が出た模様だ。もっとも、アイーダは既に勢力を弱めており、全体としての生産への影響は限定的なものになると見られている。
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2009年11月05日(木)
12月に増産すれば市場は再び供給過剰に、イランOPEC理事
[エネルギー]
イランのハティビOPEC理事は5日、ダウジョーンズのインタビューに答え、もしOPECが12月の総会で増産を決定すれば、市場は再び供給過剰に陥る価格に影響するとの懸念を示した。現在市場は需給のバランスが取れており、供給サイドのいかなる変更もバランスを崩すことになるという。また、来年1-3月期と4-6月期のOPECに対する石油需要は、今年10-12月期よりも減少するとの見通しを示し、需要が増える見込みがないのに、生産を増やす理由はないと、価格が上昇した場合に増産の可能性もあるとする、一部加盟国から出ている意見を牽制した。
Posted by 直
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