2009年11月03日(火)
2009年世界コーヒー消費、少なくとも1.5%増見通し・ICO幹部
[コーヒー]
国際コーヒー協会(ICO)のマネジングディレクター、オゾリオ氏は3日に米通信社ダウ・ジョーンズに対し、2009年の世界コーヒー消費が前年から少なくとも1.5%増加し、約1億3200万袋となる見通しを示した。ICOが2009年消費予測を明かしたのは初めてである。景気減速による消費への影響サインはみられないという。
ICOによると、2000年から2008年までに消費の伸び率は年平均 2.4%で、オゾリオ氏は2009年には1.5-2%増の予想レンジとした。このため、今後見通しを引き上げる可能性もあるとコメント。同氏はこのほか、アラビカコーヒー価格が目先、高止まりすると予想。2009/10年度の収穫が始まったばかりの生産国で供給が縮小しているためという。
Posted by 直
世界経景気回復は依然として非常に不透明、OPEC調査部
[エネルギー]
OPECのクァバザード調査部代表は3日、ベネズエラで開かれた重質油会議で、世界景気回復の兆候についてはもっと懐疑的に見られてしかるべきで、石油需要の見通しにもそれが反映されるべきとの見方を示した。投資家は通常より過剰となっている信用市場が世界経済の成長を後押しすると考えているが、世界の景気回復見通しは非常に不透明な状況にあると警告した。石油市場については、中長期的な視点で分析されるべきだとも述べた。
Posted by 直
9月製造業受注は前月比0.94%増、予想やや上回る
[経済指標]
米商務省によると、9月の製造業受注は前月比0.94%増加した。前月の減少以上に増え、また市場予想を上回る伸び。この結果、9月の受注は3560億8800万ドルと昨年12月以来の高水準となった。なお、8月の減少幅は速報の0.80%から0.83%に改定。
カテゴリー別には、機械が7.86%と最も高い伸びだった。建設用が5割近い増加となり、油田掘削機や発電機などが2割を超えるプラス。工業用、写真関連などの減少も相殺である。運輸機器は2.04%アップ。軍用航空機が13.98%、自動車及び部品0.59%それぞれ増加した。もっとも、同じ輸送関連でも民間航空機が0.26%減り、船・ボートは1割以上ダウンだ。
一次金属、金属製品は揃って前月比プラスだった。しかし、電気製品が1.72%落ちた。ハイテクセクターでも、非防衛の通信機器や測定器の減少を反映して0.37%ダウン。家具は前月を1.74%下回った。
耐久財が1.37%増加し、速報での伸び率0.98%から上方改定となった。非耐久財は0.57%、2ヶ月連続増。9月の製造業受注は運輸を除くと 0.80%増加し、防衛を除いて0.68%のプラスだ。企業の設備投資の目安となる非防衛資本財受注が前月比2.32%増。航空機を除いて1.83%アップとなった。
Posted by 直
中国、2010年穀物生産能力の目標は5億トン
[穀物・大豆]
中国政府は3日、2010年に5億トンの穀物生産能力を目標とすると発表した。また、2015年に5億3000万トン、2020年にはさらに5億5000万トン以上に引き上げる計画という。増産に向けて公的資金などを用いる見通しも示した。
Posted by 直
インド準備銀行、IMFかから金200トンを購入
[メタル]
インド準備銀行(RBI)は3日、国際通貨基金(IMF)から金200トンを購入したことを明らかにした。これは先に IMFが決定した保有金の売却計画に沿ったもので、予定している403.3トンの約半分を購入したことになる。RBIはこれを外貨準備政策の一環としており、追加購入の可能性もあると見られている。実際の購入は10月19日から30日の二週間に行われ、平均価格は1トロイオンス1,045ドルと、IMFが売却承認時に想定していた850ドルを大きく上回った。
Posted by 直
2009年11月02日(月)
2009/10年度アルゼンチン大豆作付、急速に進む・農業局
[穀物・大豆]
アルゼンチン農業局は10月30日付け作柄報告で、2009/10年度大豆作付がブエノスアイレス、コルドバ、エントレリオス、サンタフェといった主要生産地で急速に進んでいると伝えた。ただ、前シーズンの干ばつ後で種子の品質は低いために、生産への影響懸念があることをも指摘。また、北部州のチャコやサンルイスでは依然として乾燥しており、作業が遅れがちという。
2009/10年度小麦作柄はまだら模様との見解である。生産地帯中央では順調に生育しているが、乾燥や降霜の影響も認識。2009/10年度コーン生育もまずまずとし、しかし、小麦同様に下や気温低下の被害があると伝えている。
Posted by 直
10月ISM製造業指数は55.7に上昇、予想上回る
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)によると、10月の製造業景況感指数は55.7となった。前月の52.6から上昇し、2006年4月以来の高水準を更新。市場予想も上回った。18 ある業種のうち10月にビジネス拡大を報告したのは石油関連、アパレル、家具など13で、前月と同じ。
ISMは指数改善に寄与したのが雇用と生産だったとしている。雇用が15ヶ月ぶりに増加・減少の分岐点である50を超えた。しかも、53.1と景況感指数のように 2006年4月以来の高水準だ。ISMは解雇者の再雇用や一時雇用新の増加が背景にあると分析する。生産は55.7から63.3に上がり、これは2004 年7月の63.8に次ぐ。新規受注の増加によるとISMはみる。
ただ、10月の新規受注は58.5と4ヶ月連続で増加を意味する50を超えが、前月の60.8より低い。受注残は53.5で、前月比横ばい。輸出は前月より0.5ポイント高い55.5だった。在庫は前月の42.5から46.9 に上昇した。ISMは在庫が安定していることからも、製造業は持続的な回復モードにあるとの見解を示した。
価格指数は65.0だった。前月の63.5から上がり、8月の水準に戻った。
Posted by 直
石油施設への攻撃再開は時間の問題、ナイジェリア武装勢力
[エネルギー]
ナイジェリアの有力武装勢力ニジェールデルタ解放運動は2日、同国南部油田地帯における石油施設などへの攻撃再開は時間の問題との警告を発した。生産量が回復するとの期待は、すぐに打ち消されるという。MENDは一週間前、和平への話し合いを見守るために施設への攻撃を無期限で停止するとの休戦宣言を出していたが、1日にはリーダーのオカー氏が、政府が和平協定の一部を履行していないとの理由で攻撃再開を示唆していた。
Posted by 直
2009/10年度中国砂糖生産、減反と天候要因で減少見通し
[砂糖]
中国の広東砂糖協会幹部は週末の業界会議において、2009/10年度(10-9月)の国内砂糖生産が減反と天候要因から減少する見通しであることを示した。同氏によると、作付は広西チワン族自治区を除いてほとんどの生産地で減少し、全体で8%ダウンと推定される。また、農務部高官は砂糖ビートだけなら50%以上落ちる見通しと述べた。前年度の不作による影響を指摘し、また肥料などの設備投資削減、全国的な干ばつ模索付け落ち込みに起因しているという。
地元関係者によると、国内2位雲南省の砂糖きび生産が前年度から18万5000トン減って205万トンと予想されている。3位の広東省砂糖きび生産見通しは6万トン減の100万トン。一方、最大の広西では前年並みの763万トンとみられているようだ。
Posted by 直
【 過去の記事へ 】