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2009年11月13日(金)

2009/10年度砂糖需給、720万トンの供給不足見通し・ISO
 [砂糖]

国際砂糖機関(ISO)は13日、2009/10年度の世界砂糖需給で720万トンの供給不足になる見通しを示した。9月に見越していた840万トンのギャップから改定になる。また、前年度の1130万トンも下回る供給不足の見方だ。

ISO は2009/10年度世界砂糖生産見通しを90万トン引き上げて1億5990万トンとした。前年比4.5%増加をみている格好で、増加理由にはインドの生産回復を再び取り上げている。ただ、需給ギャップの見通し修正でも供給不足に変わらず、砂糖価格の上昇支援になるとの見方も示した。

ISO は2009/10年度の在庫を5347万トンと予想しており、これは前年度の6072万トンを下回る。2009/10年度消費見通しは1億6710万トン。前年比1.7%増の見方だが、過去10年の平均伸び率2.7%に比べると緩やかなペースを見込んでいることになり、これは景気減速や価格高騰が要因と説明した。

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11月ミシガン大消費者指数速報値は66.1に低下、予想下回る
 [経済指標]

11月のロイター/ミシガン大消費者指数速報値は66.1となった。前月の70.6から低下し、市場予想も下回る。6ヵ月後を占う期待指数が68.6から63.7に下がった。現状指数は69.6。やはり前月の73.7より低い。

インフレ予測は1年後の上昇率で前月の2.9%に対して11月速報値は2.8%となった。5年後は2.9%から3.1%に上がった。

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10月輸入物価指数は前月比0.74%上昇、前年比では5.71%下落
 [経済指標]

米労働省が発表した10月の輸入物価指数は前月比0.74%上昇した。3ヶ月連続アップで、また前月の伸び率0.17%(修正値)も上回る。燃料及び潤滑油が1.80%増え、石油および石油製品が0.91%アップである。非燃料の輸入物価指数は0.45%、非石油が074%それぞれ上昇。いずれも3ヶ月連続プラスである。

工業製品は1.75%上昇した。燃料を除いて1.58%、石油を除いて2.67%それぞれ上がった。石油を除く非耐久財だけなら4.62%高い。耐久財は1.30%アップで、6ヶ月連続アップ。自動車および部品が0.64%上昇し、これも6ヶ月続けて上がった。食品・飼料・飲料が0.14%上昇と前月から伸び悩み。資本財と一般消費財はいずれも9月の前月比横ばいからプラス転換で、資本財伸び率が0.22%、消費財 0.29%だった。

10月の輸入物価指数は前年比較で5.71%低下した。12ヶ月連続して前年比マイナスだが、下げペースは著しく鈍ってこの12ヶ月間で最も小幅の下げである。燃料を除くと前年比較で2.93%ダウン。今年に入ってから続けて前年割れであるが、やはり前月より下げ渋って、3月以来の小幅マイナスとなった。

10月の輸出物価指数は前月から0.25%上昇した。農業製品が0.96%下がった一方、非農業製品は前月比0.35%アップ。

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9月貿易収支は364.7億ドルの赤字、予想上回る赤字拡大
 [経済指標]

米商務省が発表した9月の貿易収支は364億7200万ドルの赤字となった前月から18.23%拡大し、市場予想を上回る。なお、8月の赤字は速報の 307億1000万ドルから308億4900万ドルに改定。貿易赤字は年初からあわせて2745億8200万ドルで、前年同期から50.21%縮小した。

9 月の輸入が5.83%増加し、この結果1684億2900万ドルと昨年12月以来の高水準である。モノの輸入が7.07%アップ。全てのカテゴリーで前月比プラスとなり、このうち最も高い伸びは工業品で14.57%だ。背景にあるのが原油。季節調整前で前月から12.25%増加し、195億1164万 5000ドルとなった。単位価格は7ヶ月続けて上がり68.17ドル。買い付け規模は一ヶ月前を10.19%上回り、日量954万1000 バレルとなった。原油は季節調整後でも工業品で最も増加幅が大きく、このほか燃料油、液化石油ガス、金属や化学品なども前月から増えた。

自動車関連も11.53%増とこれも2けたのプラスである。資本財は2.63%増加した。工業用機械、民間航空機、コンピューターがプラス幅で上位3位となる。消費財は1.91%のプラス。薬品や美術骨董、玩具・スポーツ用品が特に伸びの目立つ消費財だった。食品・資料・飲料は0.51%増。サービス輸入は 0.58%増加した。

輸出は一ヶ月前から2.85%増加した。5ヶ月連続プラスで、しかも9月はこの間で最も高い伸び。しかし、輸入の増加幅を下回り、この結果赤字拡大である。モノの輸出が4.02%増え、これも5月からの増加基調を続けた。カテゴリー別には食品・資料・飲料が4.99% のマイナス転落となった以外は揃って増加。工業品が5.48%と最も高い伸びで、資本財の5.35%増が続く。工業品なら石油製品、鉄、銅、資本財なら民間機、工業用機械、測定器などが特に増加幅の大きい製品である。消費財は宝飾品や宝石などを中心に3.73%伸びた。自動車関連が2.96%増加。サービス輸出は0.41%増だった。

物価上昇を考慮した実質値(リアルマネー)ではモノの赤字が前月比10.18%増の417億1400万ドルだった。非石油が16.19%、石油関連は5.61%それぞれアップである。

国別で赤字最大の対中国が221億100万ドルとなった。前月の202億3200万ドルから拡大に転じた。反面、日本とのギャップは43億3800万ドルから41億3000万ドに縮小。しかも、メキシコが45億6000万ドルと、前月の39億5000万ドルを上回り、日本と順位を入れ替わって国別で2番目に規模の大きい赤字になる。石油輸出国機構(OPEC)に対する赤字は78億7200万ドルで、前月の63億6900万ドルより拡大した。

Posted by 直     

2009年11月12日(木)

10月米住宅差し押さえ件数、3ヶ月連続の前月比マイナス
 [金融・経済]

米不動産情報のリアルティトラックによると、10月の米住宅差し押さえ件数は前月から3.30%減少し、33万2292 件となった。3ヶ月連続マイナス。ただ、前月の4.14%減からややペース鈍化である。前年同月との比較では18.86%増えた。前年比伸び率は9月の 29.20%から縮んだ。

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インド政府、砂糖の免税輸入期間延長決める
 [砂糖]

インド政府は白糖の免税輸入期間を4ヶ月間延ばすことに決めた。11月30日に期限が切れる予定だったが、延長によって来年3月31日までとなる。また、粗糖の免税輸入期限もこれまで設けていた来年3月31日から来年12月31日に改定。

インドの砂糖生産は2008/09年度に前年度の2630万トンから約1500万トンに落ち込み、2009/10年度にも1600万トン前後にとどまる見通しである。輸入期限の延期で国内需給の逼迫緩和を図る。ボンベイ砂糖業者協会の幹部は輸入規模の増加もあり得るとの見方を示した。

Posted by 直     

ストラテジーグレイン、EU小麦生産推定据え置き
 [穀物・大豆]

ストラテジーグレインは12日に発表したレポートで、2009/10年度の欧州連合(EU)軟質小麦生産推定を前年比7.9%減の1億2900万トンで据え置いた。イールドも5.7トン推定を維持。

コーン生産推定は80万トン引き下げ、5610万トンに改定した。前年比較で10.2%減の見方だ。イールドは前回報告での6.7トンから6.6トンに下方修正。前年度の7.1トンよりダウンとなる。ストラテジーグレインは穀物全体で10万トン下方修正し、前年比7.0%減の2億9020万トンを見越す。

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失業保険申請件数は前週から1.2万件減少、予想下回る
 [経済指標]

米労働省が発表した11月7日までの週の失業保険新規申請件数は50万2,000件となった。速報の51万2,000件から51万4,000件に改定となった前週から1万2,000件の減少、市場予想も下回った。

雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は7日時点で51万9,750件だった。前週の52万4,250件から10週続けての減少、今年度最低を更新した。

失業保険の継続受給件数は10月31日時点で563万1,000件と前週から13万9,000件、8週連続で減少。3月14日までの週以来の低水準となった。継続需給のデータは新規申請件数より一週間遅れとなる。

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IEA、2010年の世界石油需要見通しを14万バレル上方修正
 [エネルギー]

国際エネルギー機関(IEA)は12日に発表した月報で、2010年の世界石油需要を日量8,619万バレルと推定、前月から14万バレル上方修正した。2009年の需要は日量8,484万バレルと21万バレル引き上げた。北米の需要見通しが引き上げられたほか、アジアや中東諸国の需要も引き続き強いという。また、09年10-12月期の需要は、2008年半ば以降初めて前年同期比で増加に転じるとの見方も示した。

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