2009年11月11日(水)
OPEC、2010年世界需要見通しを51万バレル引き上げ
[エネルギー]
石油輸出国機構(OPEC)は11日に発表した月報で、2010年度の世界石油需要を日量8,507万バレルと推定、前月から51万バレル上方修正した。北米の見通しを25万バレル引き上げたほか、中国も7万バレルの引き上げとなった。2009年度の需要は日量8,431万バレルと26万バレルの上方修正。前年比は2010年が76万バレル0.9%の増加、2009年が140万バレル、1.6%の減少となる。
非OPEC諸国の生産量は 2010年が日量5,123万バレルと1万バレルの小幅上方修正、2009年は5万バレル引き上げ日量5,086万バレルとした。OPECの10月産油量は日量2,899.3万バレルと前月から3.9万バレル増加。イランが据え置きとなった以外は、各加盟国共に日量1万バレル前後の小幅な増減が見られた。 OPECへの石油需要(Call on OPEC)は2010年が日量2,851万バレルと45万バレルの引き上げ、2009年は2,867万バレルと15万バレルの引き上げとなった。
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2009年11月10日(火)
7-9月期中古住宅価格、一戸建てとアパートともに前年比マイナス
[エネルギー]
全米不動産協会(NAR)は10日、7-9月期に中古一戸建て住宅価格中央値(季節調整前)が前年同期を11.23%下回る17万7900ドルだったと発表した。全ての市場で前年割れとなり、最もきつい落ち込みは西部で16.42%ダウン。北東部では9.42%下がり、また南部7.94%,中西部5.48%とそれぞれ1けたの値下がりとどまった。
NARによると、7-9月期中古アパート・コンドミニアムの価格中央値(同)は全国で一年前より15.44%低い17万8000ドルだった。一戸建てと同じく、全ての市場で下がり、また西部が22.84%と市場別で最大のマイナス。南部で18.71%下がり、中西部は16.45%ダウンである。北東部だけは8.71%と1けたのマイナスだった。
7-9 月期の一戸建てとコンドミニアムをあわせた中古住宅販売は530万戸となった。前四半期比較で11.41%、前年同期と比べて5.85%それぞれ増加である。全ての市場で前期、前年同期いずれも上回る販売。北東部の前期比が16.69%、前年比6.90%それぞれ増加で、他市場に比べて最も大きなプラスら幅となった。
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12月総会で増産が決定されることはない、OPEC調査部長
[エネルギー]
OPECのクアバザード調査部長は10日カタールのドーハでブルームバーグのインタビューに答え、石油製品を中心に在庫が非常に高水準にあることを理由に、12月に開かれるアンゴラ総会で増産が決定されることはないとの見通しを示した。また、今の在庫積み増しは来年初めまで続くとも指摘。消費国の在庫は現在消費の58日から59日分をカバー、来年はじめにかけて更に増加するという。加盟国の減産遵守率は3月に89%あったが、現在は62-63%に低下しているという。来年度のOPECへの石油需要は3年連続で減少、来年初めにかけても増産が行われることはないとした。
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