2009年07月08日(水)
金価格、2009年内に過去最高更新の見通し・GFMS
[メタル]
ゴールドフィールズ・ミネラルサービス(GFMS)は8日、金価格が年内に過去最高を更新する見通しを発表した。インフレ圧力が強まるまでに900ドルあたりでもみ合うのをみることも予想しながら、堅調な投資需要により100ドルを超えて昨年3月に記録した高値を超えるとの見方だ。
GFMSは2009年の供給増加を見越している。中央銀行の販売縮小に加え、鉱山での生産が小幅増加することや合金の再利用が記録的な規模になることを理由にしている。一方、世界経済のスローダウンに伴い価格変動が激しくなり、宝飾需要は減少と予想。しかし、各国の金融緩和政策や財政政策を背景に長期的なインフレ台頭のシナリオで投資需要が支えられるとした。
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2009年07月07日(火)
南ア産金大手と労働者組合の労使交渉再開
[メタル]
南アフリカの産金大手と労働者組合の間で労使交渉が7日に再開した。仲裁役を務める鉱山会議所広報によると、アングロゴールドとゴールド・フィールズは最低レベルの労働者に9%、その他の労働者に8%の賃金引き上げを提案。ハーモニー・ゴールド・マイニングは金価格に連動させた賞与など他社とは別の提案を出しているという。組合は15%の賃金引き上げなどを要請しており、このため産金会社が当初提案した7%の賃金引き上げは拒否。また仲裁を通じての交渉で合意に至らなければ15万人の組合メンバーがストライキを実施すると警告している。
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WGC、インドの金輸入増税による需要への影響に懸念
[メタル]
ワールドゴールドカウンシル(WGC)は7日、インドの金輸入増税案による同国需要への影響に懸念を表明した。WGCのインド担当者によると、インドの金市場は価格に極めて敏感。増税が値上がりにつながり、さらには消費者需要に響くのが必至との見方である。同氏はまた、インドで金価格が最近、過去最高となり、また世界的な景気後退で需要が著しく後退したことを指摘した。
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