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2009年07月13日(月)

6月の財政収支、943.18億ドルの赤字に転落
 [経済指標]

米財務省によると、6月の財政収支は943億1800万ドルの赤字だった。前年同月に335億4700万ドルの黒字だったのから赤字転落。ただし、議会予算局や市場が見越していたよりは小幅赤字である。歳出が一年前から36.81%増加し、反面、歳入は17.14%落ち込んだ。

2009 会計年度の財政収支は10月の年初からあわせて1兆862億6300万ドルの赤字となった。財政赤字が1兆ドルを超えたのは初めて。前年同期は2858億4900万ドルだった。

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インド、小麦輸出計画取り止め
 [穀物・大豆]

インド政府は13日、国営3社を通じての小麦輸出計画を取り止めたことを明かした。詳細は不明。

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カナダ農務省、2009/10年度小麦生産見通し下方修正
 [穀物・大豆]

カナダ農務省(AAFC)は7月10日付の 2009/10年度(8-7月)穀物・油種需給見通しで、全小麦の生産を38万8000トン引き下げた。最新予測は前年比22.8%減の2210万トン。 3月に下方修正、4月には上方修正してから新たな改定であり、最新予測は1月に初回予測を発表してから最も規模が小さい。

コーンは32万5000トン引き下げ、3.9%減の1017万5000トンと見通す。大豆は340万トンから355万トンに一段と引き上げた。前年からは6.4%増の見方。カノーラは15万トン上方修正し、前年を18.5%下回る1030万トンとみている。

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Posted by 直     

ナイジェリア、武装勢力が初めて首都の石油施設を攻撃
 [エネルギー]

ナイジェリア当局は13日、武装政略ニジェールデルタ解放運動(MEND)が発表した首都ラゴスの港にある石油施設を 12日に爆破したとの声明に間違いはないとの認識を示した。MENDが首都の石油施設を攻撃したのは初めて。警察当局や軍隊、州知事それぞれの広報が攻撃を確認済みとコメント。詳細については調査中ともいう。

Posted by 直     

2009年07月10日(金)

インドの砂糖生産、予想下回る改善なら世界需給に響く可能性
 [砂糖]

国際砂糖機関(ISO)は10日、2009/10年度の世界砂糖需給で300万-400万トンの供給不足になり得るとみていることを発表した。インドの生産が当初予想ほど改善しないかもしれないためという。インドの具体的な予測は触れていないが、目先のモンスーンによる降雨次第で、価格上昇にも寄与する可能性を指摘。ブラジルの輸出増加観測でも堅調な価格を見込む。

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2010年の世界石油需要は前年比で1.7%増加、IEA
 [エネルギー]

国際エネルギー機関(IEA)は10日に発表した月報で、2010年度の世界石油需要推定を発表、日量8,520万バレルと前年比で140万バレル、1.7%増加するとした。2010年度の推定発表は今回が初めて、需要の伸びは主に非OECD諸国によるものという。また 2009年度の見通しは前月からほぼ据え置き、前年比で250万バレル、2.9%減少するとした。非OECD諸国の見通しを前月から引き上げる一方、 OECD諸国の見通しは前月から引き下げている。

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ロイター/ミシガン大消費者指数、7月速報値は予想下回る64.6
 [経済指標]

7月のロイター/ミシガン大消費者指数速報値は64.6となった。前月の70.8から2月以来の低下で、また4ヶ月ぶりの低水準。市場予想も下回った。現状指数は前月の73.2を下回る70.4。6ヵ月後を占う期待指数は前月の69.2から2ヶ月連続ダウンとなり、60.9とこれも3月以来の低水準となった。

インフレ予測は1年後が3.0で、前月の3.1から下がった。一方、5年後が3.0から2月以来となる3.1に上昇。

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5月の貿易収支259.6億ドルの赤字、予想下回る
 [経済指標]

米商務省が発表した5月の貿易収支は259億6200万ドルの赤字となった。1999年11月以来の小幅赤字で、市場予想も大きく下回る。前月比 9.82%減で、3ヶ月ぶりに赤字が縮んだ。なお、4月の赤字は速報の291億6300ドルから287億9000万ドルに改定。貿易赤字は年初からあわせて1459億4400万ドルで、前年同期から52.20%縮小した。

5月の輸出が1.56%、3ヶ月ぶりの増加で、1233億1000万ドルとなった。モノだけで2.56%アップ。カテゴリー別には、自動車関連を除いて揃って前月を上回った。中でも伸びが目立つのは工業品で、エネルギー関連や化学品、プラスチック、銅などを中心に9.77%のプラス。工業品輸出は昨年11月以来の高水準も更新した。食品・飼料・飲料は3.34%、5ヶ月連続増加。消費財が1.92%、資本財は0.43%それぞれ3ヶ月ぶりの増加となった。自動車関連は7.56%と1月以来の大きな落ち込みだった。サービス輸出が0.36%減少。なお、4月が上方修正に伴い速報での0.53%減から0.12%増に改定となった。

輸入が0.62% 減少した。前月に1.48%(改定値)落ちたのからペースは鈍化だが、これで10ヶ月連続ダウンだ。この結果、輸入は1492億7200万ドルと2004 年9月以来で1500億ドルを割り込み、同7月以来の低水準となった。モノの輸入が0.45%減の1193億8200万ドル。2004年4月以来の低水準を更新した。自動車関連が2.26%と3ヶ月ぶりの大幅減で、またカテゴリー別で最もきつい落ち込み。

次いで工業品の1.95%減だ。原油輸入が季節調整前で前月から1.64%、3ヶ月ぶりのマイナス転落である。単位価格が9.89%上昇して51.21ドルと昨年11月以来の高水準も、買い付け規模が1割以上減って、日量844万8000バレルとなった。原油は季節調整後でも輸入ダウンであり、このほか核燃料材料、液化石油ガスなどが減少。しかし、燃料油や一部石油製品などエネルギー関連でも増加したものもあった。一般消費財は0.23%減り、反面、資本財が0.94%増と昨年8月以来のプラス転換となった。食品・飼料・飲料が0.80%アップ。サービス輸入は1.27%減で、昨年9月から前月割れが続いている。

物価上昇を考慮した実質値(リアルマネー)ではモノの赤字が前月比9.68%減の361億8200ドルだった。石油関連が21.98%落ち、非石油は2.41%のマイナス。

国別で赤字最大の対中国が174億8400万ドルとなった。前月の167億5400万ドルから拡大。しかし、2位メキシコ、3位日本とのギャップはそれぞれ縮小し、4-8位も前月よりダウン。一方、石油輸出国機構(OPEC)に対する赤字は35億5100万ドルから40億6700万ドルに膨らんだ。OPEC 加盟の国別でも貿易不均衡が進んでいる。

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