2009年07月21日(火)
FRB議長、ゼロ金利政策当面維持の意向・下院定例証言
[要人発言]
米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は21日に下院金融サービス委員会で年2回の証言を行い、事実上のゼロ金利政策を当面維持する意向を示した。出口戦略について話し合うこと自体に異議はないとしながらも、景気不振、またインフレ圧力が抑えられている現状では景気回復に商店を当てるべきだとコメント。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)の超低金利政策の長期維持を必要とする景気見通しを繰り返した。ただし、議長の証言では国債購入の規模を増やす可能性などに触れることもなかった。
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インド、向こう2-3ヶ月間に国内の砂糖供給不足深刻化見通し
[砂糖]
インドのパワール農相は21日に国会で向こう2-3ヶ月に国内の砂糖供給不足が深刻化する見通しを示した。ヒンズー教のお祭りシーズンに菓子など砂糖消費が増えるためという。国内の生産ダウンで地元の価格が1月に1キログラム20ルピーだったのが27ルピーに上がっていることも指摘した。
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フィリピン、年内飼料用小麦の買い付けは既に打ち止めの可能性
[穀物・大豆]
フィリピンの製粉業者は米通信社ダウ・ジョーンズに21日に対し、年内の同国による飼料用小麦買い付けは既に打ち止めとなる可能性を示した。需要減少、別に飼料用となるコーンの地元価格下落を理由に挙げている。同氏によると、これまでのところ110万トンの小麦が輸入済み。コーンとあわせて飼料向けの供給は十分という。
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2009年07月20日(月)
2009/10年度ブラジル大豆生産、過去最高の可能性・地元関係者
[穀物・大豆]
2009/10年度のブラジル大豆生産が過去最高となる可能性が強いとの見方が地元関係者の間で広がっている。ほかの穀物に比べて採算性が高いのが背景にある模様。米通信社ダウ・ジョーンズがまとめた作付予想が前年比3-5%増加。新しく農地を開拓するのではなく、ほかの作物から乗り換えるとみられている。また、生産は天気に恵まれて6000万トンを超える見通し。
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1-6月ブラジル砂糖輸出、金額ベースで過去最高・Unica
[砂糖]
ブラジルのサンパウロ砂糖きび生産者協会(Unica)は20日、同国の砂糖輸出が金額ベースで2009年前半に過去最高を記録したことを発表した。政府データに基づいて1月から6月に欠けて31億ドルドルとなり、これは前同期を53%上回るともいう。世界需給逼迫、また一部主要国での生産を巡る不透明感がブラジル産需要増加につながったと分析する。
Unicaによると,出荷量は前年同期から36.8%増加して1040万トンだった。ロシア向けが全体の16%を占める170万トンとなり、出荷先で最大。インドが2番目の150万トンともしている。アラブ首長国連邦(UAE)とナイジェリアにそれぞれ50万トン輸出下という。
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アルゼンチン小麦とコーン作付落ち込み見通し、大豆過去最高に
[穀物・大豆]
アルゼンチンのロザリオ穀物取引所は17日に発表したレポートで、2009/10年度小麦とコーンの生産が例年を大きく下回る見通しであることを示した。小麦作付は100年以上ぶりの低水準となる275万ヘクタールと推定し、生産を740万トンと予想。これは前年度の 870万トンから落ちて、また過去5年平均1476万トンの半分以下をみている格好になる。国内の需要推定600万トンを差し引き140万トンが輸出用になる見通しという。
コーンの作付は230万ヘクタールを超えることはないだろうという。やはり前年から大幅ダウンとなる見通し。 2008/09年度の不振への失望、また大豆とのコスト比較で作付意欲が後退するためとコメント。生産は1600万トンで、国内向けと輸出向けでほぼ二分する見通しを示唆した。
大豆生産に関すると、2008/09年度に不調に終わった後でに農家は依然として前向きといい、この結果、作付 1850万ヘクタールと見通した。前年度に1660万ヘクタールで記録した過去最高を更新する見方だ。生産5000万トン、輸出1100万トンを見込んでいる。3800万トンは大豆ミールや大豆油に加工して出荷となるという。
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6月景気先行指数は前月比0.7%上昇、予想上回る
[経済指標]
米カンファレンスボードが発表した6月の景気先行指数は前月から0.7%上昇し、100.9となった。3ヶ月連続の前月比プラスで、市場予想も上回った。なお、5月の伸び率は速報での1.0%から1.3%に上方改定。
景気先行指数は過去に発表された10の景気に先行するとされる経済指標から算出される。6月の指数改善に寄与したのは長短金利差、住宅建築許可件数、株価、失業保険新規申請件数、製造業週平均労働時間、小売業者業績、一般消費財新規受注の7つ。マネーサプライ(M2)、非防衛資本財新規受注、消費者期待指数の3つがマイナス要素だった。
景気一致指数は0.2%下がり、景気遅行指数が0.7%ダウンとなった。
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