2009年07月08日(水)
OPEC事務総長、現行の石油価格を十分と評価
[エネルギー]
石油輸出国機構(OPEC)のエルバドリ事務総長は8日の記者会見で、現行の石油価格を十分と評価した。ただ、設備投資意欲を高める水準ではないことも認識。このほか、2009年に需要が底入れし、2010年から2011年にかけて緩やかな回復となることを見通す。同氏は 2012年に正常化するだろうと述べた。
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印ウッタルプラデシュ州砂糖生産、雨不足で見通し下回る可能性
[砂糖]
インドのウッタルプラデシュ州では雨不足で2009/10年度の砂糖生産が当初見通しに届かない可能性が出ていると報じられた。地元関係者は向こう2-3週間も雨が降らないようなら、現時点で見越す500万トンから400万-4100万トンに引き下げるかもしれないという。ウッタルプラデシュ州は国内の砂糖生産で2番目に規模が大きい。
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2009年ロシア穀物収穫見通し、500万トン引き下げ・副農相
[穀物・大豆]
ロシアのコロレフ副農相は8日、2009年の穀物収穫見通しを従来の9000万トンから8500万トンに引き下げた。前年比21.4%減の見方である。景気悪化、気温低下で春の作付がスローダウンしていることを理由にしている。農務省によると、春の作付は5月30日時点で推定面積の=88%に相当する2750万ヘクタール。これは一年前を200万ヘクタール下回るという。
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金価格、2009年内に過去最高更新の見通し・GFMS
[メタル]
ゴールドフィールズ・ミネラルサービス(GFMS)は8日、金価格が年内に過去最高を更新する見通しを発表した。インフレ圧力が強まるまでに900ドルあたりでもみ合うのをみることも予想しながら、堅調な投資需要により100ドルを超えて昨年3月に記録した高値を超えるとの見方だ。
GFMSは2009年の供給増加を見越している。中央銀行の販売縮小に加え、鉱山での生産が小幅増加することや合金の再利用が記録的な規模になることを理由にしている。一方、世界経済のスローダウンに伴い価格変動が激しくなり、宝飾需要は減少と予想。しかし、各国の金融緩和政策や財政政策を背景に長期的なインフレ台頭のシナリオで投資需要が支えられるとした。
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2009年07月07日(火)
南ア産金大手と労働者組合の労使交渉再開
[メタル]
南アフリカの産金大手と労働者組合の間で労使交渉が7日に再開した。仲裁役を務める鉱山会議所広報によると、アングロゴールドとゴールド・フィールズは最低レベルの労働者に9%、その他の労働者に8%の賃金引き上げを提案。ハーモニー・ゴールド・マイニングは金価格に連動させた賞与など他社とは別の提案を出しているという。組合は15%の賃金引き上げなどを要請しており、このため産金会社が当初提案した7%の賃金引き上げは拒否。また仲裁を通じての交渉で合意に至らなければ15万人の組合メンバーがストライキを実施すると警告している。
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CFTC、エネルギーなど商品の投機取引規制強化を検討
[エネルギー]
米商品先物取引委員会(CFTC)のゲンスラー委員長は7日、エネルギーなど商品の投機的な取引規制を強化する方向で検討していることを明かした。このため、7月と8月に複数の公聴会を開くという。このほか、毎週金曜に発表する建玉報告の改訂を計画しているとも指摘。スワップ取引やヘッジ取引も報告に盛り込むというが、近日中に修正版を発表するとして具体的な日程は記していない。
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ベトナムコーヒー協会、政府に農家補助を要請
[コーヒー]
ベトナムコーヒー協会の会長は7日、コーヒー農家補助を政府に要請していることを明かした。価格下落、また生産見通しの不透明を背景に輸出業者が買い付けに消極的なことによる影響を挙げている。
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フィリピン、飼料用小麦の輸入関税再導入
[穀物・大豆]
フィリピンの通商長官は7日、飼料用小麦の輸入関税を再導入したことを発表した。税率は昨年終わりに一時撤廃する前の 7%。小麦とともに飼料用となるコーンの国内生産増加見通しが背景にあるという。一方、食用小麦の免税輸入期限を6ヶ月延長することも決定。政府は昨年末に国内の価格安定化を目的に飼料用と食用の小麦を関税と食用
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WGC、インドの金輸入増税による需要への影響に懸念
[メタル]
ワールドゴールドカウンシル(WGC)は7日、インドの金輸入増税案による同国需要への影響に懸念を表明した。WGCのインド担当者によると、インドの金市場は価格に極めて敏感。増税が値上がりにつながり、さらには消費者需要に響くのが必至との見方である。同氏はまた、インドで金価格が最近、過去最高となり、また世界的な景気後退で需要が著しく後退したことを指摘した。
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