2009年08月31日(月)
米政策金利、エコノミストの70%が適切と判断・NABE
[金融・経済]
全米ビジネス経済協会(NABE)が31日に発表した最新の経済及び政策に関する調査によると、会員エコノミストの70%が現行の政策金利を適切とみている。3月の前回調査での63%から上昇し、また、一年前の56%と比べても高い。ただ、政策金利を低すぎると見る向きも3月時点での23%から25%にじわりとアップ。
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8月シカゴPMIは50.0に上昇、昨年9月以来の高水準
[経済指標]
シカゴ購買部協会が発表した8月の企業景況感総合指数は50.0となった。前月の43.4から3ヶ月連続上昇し、昨年9月以来の高水準を更新。市場予想も上回った。
活動別でも指数はほぼ軒並み一段の改善である。新規受注が48.0から52.5、生産は43.3から52.9にそれぞれ上がり、いずれも拡大・縮小の分岐点である50を超えた。受注残は45.8となり、これも前月の32.1から大きくアップして50に近付いた。雇用は前月の35.3に対して38.7。在庫は前月に1949年以来の低水準となる25.4に落ちたのが8月には27.5とやや高い。支払価格が35.0から50.0に上昇。
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2009/10年度タイ砂糖生産、政府見通し届かない懸念台頭
[砂糖]
2009/10年度タイ砂糖生産について、政府が見通す7200万トンに届かないとの懸念が地元関係者の間で台頭していると報じられた。タイ砂糖きび砂糖公社(TCSC)は今月半ばに7200万トンになるとの見通しを発表し、これは前年度の6700万トンから増加の見方。しかし、地元商社の幹部は7000万トン、製糖所大手が6800万トンとそれぞれ見越す。いずれも前年比プラス見通しだが、当局予想より少ない。作付が横ばいであり、今から作付を増やすのは手遅れとした。また、中部や北部、北東部では雨不足の情報があるとの指摘もあり、降水量がカギであるとコメントしている。
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2009年コロンビアコーヒー生産見通し一段と引き下げ
[コーヒー]
コロンビアコーヒー局(Fedecafe)は、2009年(暦年)のコーヒー生産見通しを一段と引き下げた。28日に発表した最新予測は1030万袋。7月に昨年末時点で見越していた最高1210万袋から1050万-1150万袋に改定し、このたびさらに下方修正。前年の 1148万000袋を下回るのが必至の見方になった。天候不順、大雨が開花と収穫それぞれに事前予想以上の影響を及ぼしているため、新たな見通し改定となったと説明する。
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2009年08月28日(金)
インド、降雨で砂糖きびイールド改善見通し・農相
[砂糖]
インドのパワール農相は28日、ここ数日間の降雨で砂糖きびのイールドが改善するとの見方を示した。マハラシュトラやカルナタカ、ウッタル・プラデシュ州と主要生産地から雨の報告があったといい、生産に寄与するとコメント。このほか、政府が砂糖輸入で補助を設ける計画はないともコメント。
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8月ミシガン大消費者指数は65.7に上方修正、予想上回る
[経済指標]
8月のロイター/ミシガン大消費者指数は65.7で確定となった。速報の63.2から上方修正で、7月の66.0より僅かに低いのにとどまる。市場予想も上回った。現状指数は64.9から66.6に改定。前月の70.5と比べるとダウンだ。一方、6ヵ月後を占う期待指数は65.0で、これは速報値62.1 から引き上げとなって7月の63.2を超えた。
インフレ予測は1年後が速報地据え置きとなり、前月の2.9を下回る2.8である。5年後も2.8。速報の2.9より引き下げで、前月の3.0と比べて低い。
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7月個人消費支出は前月比0.25%増加、予想やや上回る
[経済指標]
米商務省によると、7月の個人所得は前月比0.03%増だった。6月に3ヶ月ぶりのマイナス転落となったのから立ち直った格好である。ただ、市場予想はより高い伸びだった。商務省は景気対策の影響が依然としてあることを指摘。5-6月に景気てこ入れ絡みで社会保障などの政府補助が大きくぶれたことを除けば、7月の個人所得は前月から0.1%増え、可処分所得が0.1%以下の減少だったとしている。
なお、商務省は年初からの所得データ修正を行い、この結果、前月比も微妙に改定となった。しかし、増減のトレンド自体は変わらない。
給与が0.14%増加に転じた。年金等は0.12%アップ。前月分が速報で0.02%減だったのから0.02%増に改定で、7月には伸びペースが速まった。家賃収入が3%を超えるプラス。一方、資産収入は10ヶ月連続減少。しかも、0.97%と前月の0.15%(修正値)を大きく上回る落ち込みだ。利子は 0.26%減で、4ヶ月ぶりのマイナス転落。配当収入は2.61%、26ヶ月連続して前月を下回った。社会保障などの政府補助は0.16%ダウン。2ヶ月連続減少となるが、前月よりペースは鈍い。
可処分所得は0.04%減少した。2ヶ月連続減少。商務省によると、景気てこ入れ絡みのインパクトを除けばマイナス幅がやや広がるが、それでも前月に1.09%(修正値)落ちたのからはスローダウンだ。
個人消費支出は前月から0.25%増加となった。3ヶ月連続プラスだが、前月より低い伸びで市場予想も下回る。耐久財が1.33%と1月以来の大幅増加。しかし、非耐久財が0.29%減少し、3ヶ月ぶりの前月割れである。サービスは0.26%アップ。前月より伸びが加速した。
貯蓄率は4.21%となった。6月の4.47%(修正値)からダウンで、4ヶ月ぶりの低水準になる。
物価指標となる個人消費支出物価指数(PCE Index)は前月比0.04%上昇、エネルギーと食品を除いた PCEコアは0.10%上がった。いずれも前月を下回る伸び。前年比較では、全体指数が0.85%低下となった。コアは1.38%高い。コアは8ヶ月連続して当局の許容レンジ上限2%を下回っており、また7月はこの間で最も低い伸びである。
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