2009年08月03日(月)
インド、国営商社による白糖免税輸入期限を11月末までに延長
[砂糖]
インド政府は3日、国営商社に対して認可している白糖の免税輸入期限を今年8月1日から同11月30日に改定したことを発表した。民間業者による白糖買い付けの期限と同じ。
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7月ISM製造業指数は48.9に上昇、予想上回る
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)によると、7月の製造業景況感指数は48.9となった。前月の44.8から上昇。指数は昨年2月から好不調の分岐点となる50を下回っているものの、今年に入ってからは前月比プラスを続けている。この結果、6月は昨年8月以来の高水準で、市場予想も上回った。18ある業種で7月にビジネス拡大を報告したのは非金属鉱物製品や紙製品といったメーカ−、印刷関連など6つという。
活動別で前月を上回った指数が多い。新規受注が前月の49.2から55.3と、2007年7月以来、ちょうど2年ぶりの高水準だ。輸出用受注は50.5、受注残が50.0といずれもほぼ1年ぶりに縮小が止まったことを示す水準となった。生産は前月より5.4ポイント高い57.9。昨年1月以来の高水準である。雇用は前月の 40.7から45.6にアップとなり、これは昨年8月以来の高水準。在庫は32.5だった。前月に30.8と1982年7月以来の低水準を記録してから若干上昇である。価格指数は前月の50.0から55.0に上昇した。昨年8月以来の高水準。
ISMは受注や生産の指数改善、雇用と在庫は50を下回ったままでも縮小ペースの鈍化を示したことなどを取り上げた。景気回復は目前と判断するのは依然として難しいまでも、トレンドが続くなら7-9月期の拡大をみる可能性があるとコメントしている。
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石油価格は年末までに80ドルを回復、イランOPEC理事
[エネルギー]
イランのハティビOPEC理事は3日、イランプレスTVのWEBサイトに掲載されたインタビューで、世界経済回復への期待から石油価格は年末までに1バレル80ドル台を回復するとの見方を示した。市場では楽観的な見方が広がっており、景気回復期待と共に相場を押し上げるという。
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2009年07月31日(金)
インド政府、粗糖の免税輸入期限を来年3月末に延長
[砂糖]
インドのパワール農相は31日に国会で、連邦政府が粗糖の免税輸入期限を当初予定していた今年7月31日から来年3月31日に延長を決めたと発表した。国内の供給を増やし、価格を安定化させるのが目的という。このほか、国営商社に対して認可している白糖の免税輸入期限を今年8月1日から同11月30日に改定した。また。民間業者による白糖買い付けも国営と同じ11月末までの期限で承認することを決定。
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4-6月期GDPは前期比1.02%の減少、予想以下の落ち込みにとどまる
[経済指標]
米商務省が発表した4-6月期の実質国内総生産(GDP)は前期比1.02%減となった。4四半期連続のマイナス成長は1947年の調査開始から初めて。ただ、4-6月期はこの一年間で最も小幅減少となり、市場の予想以下でもある。なお、商務省は年次ベースでデータ集計を始めた1929年まで遡る統計の全面的な修正を行った。直近のGDPになる1-3月期の減少率は従来5.49%減だったのが6.43%など、各四半期の前期比が改定となっている。
経済の3分の2を占める個人消費が1.24%減少した。1-3月期に0.61%増と3四半期ぶりにプラス転換していたのが、再び前期割れである。耐久財が 7.05%、非耐久財2.55%それぞれダウン。消費の内訳でも1-3月期に増加だったのから減少に転じたもの、あるいは衣料品や家具など前期以上の落ち込みもある。しかし、食品は4.56%と前期を上回る伸びだった。サービス消費は0.09%増加に転じた。
企業の設備投資が8.95%落ちた。4四半期続けての前期割れ。しかし、1-3月期に39.18%落ち込んだことから、投資の削減ペースは大きく鈍化した格好になる。建造物への投資が8.85%、機器・ソフトウエア8.97%といずれも前期より小幅マイナスだ。
在庫投資では前期より減少幅が縮小した。引き続きマイナス要素であるが、0.83ポイントのGDP削減と前期の2.36ポイントより著しく小さくなった。非農業でマイナス寄与度が前期に2.41ポイントだったのに対して0.89ポイント。
住宅投資は前期比29.26%減った。14四半期連続ダウン。前期の38.24%よりマイナス幅は小さいが、その前の昨年10-12月期の23.19%は上回る。
貿易赤字が3393億ドルとなった。前期の3865億ドルから縮小し、1999年1-3月期以来の小幅赤字である。輸出が6.95%減少。前期に3割近く落ちてから著しくスローダウン。輸入のマイナス幅は前期の半分以下になる15.06%だった。
政府支出が5.64%増加した。前期に2005年10-12月期以来のマイナス転落したのから、4-6月期には2003年4-6月期以来、ちょうど6年ぶりの大幅増加に改善。連邦政府で10.90%、地方政府では2.45%揃ってプラス転換である。
物価上昇率については、個人消費支出物価指数(PCE)が1.32%上昇した。昨年7-9月期以来のプラス転換。エネルギーと食品を除いたコア指数は 1.97%上がり、これは3四半期ぶりの高い伸びである。前年同期との比較で、全体指数が 0.20%低下となった。コア指数は1.61%上昇。
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インドコーヒー輸出、生産不振で年初から減少
[コーヒー]
インドコーヒー輸出協会幹部は31日、今年1月から7月までのコーヒー輸出が11万7976トンになったと発表した。前年同期を21%下回る。同期間のアラビカ輸出が38%減少して2万2728トン、ロブスタは12%ダウンで6万6157トンだった。出荷が落ちた背景にあるのは生産不振としている。
また、インド国内でのアラビカ価格が国際価格より15-20%、ロブスタは4%それぞれ高いのも影響したという。ロシアやベルギー、イタリア、ドイツといった主要国への輸出が減ったとコメント。収穫はアラビカが11月、ロブスタは2月であり、11月までに輸出回復の見込みはないとも述べた。同氏は2009年のコーヒー輸出を約19万トンと予想。これは前年の21万2817トンより約11%少ない見方だ。
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クウェートで国内最大の製油所が稼働停止
[エネルギー]
ロイター通信が30日にクウェート国営石油関係者の話として伝えたところによると、同国最大のアル−アフマディ製油所が冷却装置のトラブルによって稼働を停止した模様。一部の稼働は既に再開しているものの、日量46万バレルの処理能力を全て回復するには最大72時間を要するという。
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