2009年08月17日(月)
8月住宅市場指数(HMI)は前月から1ポイント上昇
[経済指標]
全米住宅建設業協会(NAHB)が発表した8月の住宅市場指数(HMI)は18だった。前月から1ポイント上昇し、昨年6月以来の高水準だ。一年前は16で、2ヶ月連続して前月比プラスになる。
一戸建て住宅販売の現状を示す指数が16となった。7月分が速報値17から16に改定されたため、8月は横ばい。一年前とも同じだ。見通し指数は前月から4 ポイント、前年同月より6ポイントそれぞれ上昇し30だった。これは昨年4月以来の高水準。見込み客の活況度を表す指数は16だ。7月の指数は速報で14 だったのから13に改定。この結果、4月から4ヶ月続けて13で推移してから8月に昨年6月以来の水準に改善である。なお、前年8月も13だった。
NAHB は政府の購入奨励プログラムによる効果が見通し指数の上昇につながったとの見方を示した。ただ、政府対策が今年11月30日で終了となることを挙げ、その後の不透明感も指摘。政府が改めて住宅市場に焦点をあてないと、改善が一時的に終わる可能性があると警告する。NAHBは議会に住宅購入補助の期限延長、対象者の拡大などを要請するという。
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世界の砂糖価格高騰で輸入国の需要後退・世界最大製糖所幹部
[砂糖]
世界最大の製糖所アルハリージの幹部は17日に米通信社ダウ・ジョーンズに対し、世界の砂糖価格高騰でインドやパキスタンをはじめとする輸入国の需要が後退しているとの見方を示した。同社は現在、生産能力の70%で稼働。しかし、白糖需要のスローダウンで貯蔵施設にも限界があるため、ここ数ヵ月間に創業来初めてとなる一時的な作業停止を行っているという。先物市場では投機的な動きしか見られず、一方で現物市場は極めて低調ともコメントした。
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8月のニューヨーク連銀指数12.08、07年11月以来の高水準
[経済指標]
ニューヨーク連邦準備銀行が発表した8月の製造業景況感指数は12.08となり、前月のマイナス0.55から上昇した。昨年4月以来でゼロを超え、また2007年11月まで遡る高水準である。市場予想も大きく上回った。
活動別には、新規受注が13.43で、やはり2007年11月以降みることのなかった水準に上がった。出荷が14.11で、これは昨年1月以来の高水準。一方、雇用は昨年7月からゼロを下回ったままだが、マイナス7.45と前月のマイナス20.83より高い。雇用の縮小ペースが著しく鈍化していることを示す。受注残や在庫、納期もマイナス圏ではあるが、やはり前月よりアップ。
生産コストを示す支払い指数が13.83だった。2ヶ月連続してプラス圏で推移し、また昨年11月以来の高水準を更新だ。一方、販売価格を表す受取り指数はマイナス12.77で、前月のマイナス8.33から落ちて3ヶ月ぶりの低水準となった。
6ヶ月先の期待指数は48.22だった。前月の33.99から2007年7月以来の高水準に改善した。新規受注が45.98、出荷40.51、受注残8.35 とそれぞれ前月よりアップ。雇用が前月の6.54に対して8月は10.22である。設備投資については18.09と昨年6月以来、テクノロジーだけで昨年 9月以来の14.89に上がった。
物価見通しに関すると、支払いが31.91だった。前月の26.04を上回り、昨年10月以来の高水準。受取りは5.32で、2月から6ヶ月観続いたマイナス圏での推移が止まった。
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200年中国秋作物一部に干ばつ被害の懸念・農務部
[穀物・大豆]
中国農務部は2009年秋作物の一部に干ばつ被害の懸念が強まっていることを示した。週末に発表した声明では、干ばつは北部と北東部の主要生産地である5つの省で7月終わりから急速に広がっていることを指摘。政府が対策に努めていることも強調した。秋作物は全体の7割を占め、このうち干ばつに見舞われている生産地が3割を占めるという。
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2009年08月14日(金)
8月ロイター/ミシガン大消費者指数は63.2に低下、予想下回る
[経済指標]
8月のロイター/ミシガン大消費者指数速報値は63.2となった。前月の66.0から2ヶ月連続低下で、市場予想も下回る。現状指数は70.5から64.9、6ヵ月後を占う期待指数は63.2から62.1にそれぞれ下がった。
インフレ予測は1年後が2.8と前月の2.9を下回った。5年後は3.0から2.9にダウン。
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7月消費者物価指数は前月から横ばい、市場予想通り
[経済指標]
米労働省が発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前月比横ばいだった。変動の激しいエネルギーと食品を除いたコア指数が0.09%上昇。いずれも市場が予想していた通りである。
エネルギーが0.35%下がった。3ヶ月ぶりのマイナス転落。ガソリンも5-6月続けて上昇したのが7月に0.80%ダウンである。住居用エネルギーは 12ヶ月連続低下で、ガス・電力が0.28%のマイナス。食品・飲料は前月を0.21%下回った。前月に5ヶ月ぶりの上昇だったのが再び下げに転じた。ほぼ全ての食品が前月割れ。中でも肉・魚・卵と砂糖・甘味料が揃って1%以上落ちたのが目立つ。
コア部分ではホテル宿泊料金が2.23%落ち込んだ。パソコンは3%強ダウン。一方、公共交通でほぼ2%上がった。民間交通ではより小幅の値上がりだったが、このうち航空運賃に限れば2.11% アップで、11ヶ月ぶりの上昇に転換。新車価格は0.48%高で、これは前月よりやや伸び悩んだ。たばこが2%以上のプラスとなった。アパレルは 0.57%、2ヶ月連続アップ。ただ、前月の伸び率0.70%より低い。
7月のCPI は前年同月と比べると1.89%下落した。1950年1月以来の大きな前年比マイナスを記録している。コアの前年比伸び率は1.56%で、2004年3月以来の低水準。
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フィリピン農業セクター、2009年前半の生産が伸び悩み
[穀物・大豆]
フィリピン農務省は14日、国内の農業セクターで2009年前半に生産が伸び悩んだことを発表した。政府によると、農産物は前年同期比1.53%増加。2008年1-6月期の伸び率4.72%を下回る。1-3月期に前年同期より2..27%増えてから、4-6月期に 0.87%増にペースが鈍化。一年前の4-6月期伸び率はだ5.50%だった。個別の生産をみると、年初から6ヶ月観のコーン生産が前年同期から 2.59%減少。
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OPECは増産を検討する必要はない、イランOPEC理事
[エネルギー]
イランのハティビOPEC理事は14日、原油在庫は依然として非常に高い水準にあり、OPECは9月の定例総会で生産量の引き上げを検討する必要はないとの考えを示した。準国営の通信社が伝えた。1バレル70ドルの石油価格は消費国にとって問題を引き起こすもではないとした上で、もし価格が70ドルを大きく超えてくればOPECに対する増産圧力が高まり、それが相場を押し下げることになるだろうとも述べた。
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