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2009年08月18日(火)

インド製糖所、長期的に生産能力引き上げの計画
 [砂糖]

インド製糖所協会幹部は18日、国内の製糖所が長期的に生産能力を引き上げる計画であることを明かした。国内需要の増加を満たすのが目的という。国内の砂糖きび増反を促進する一方、向こう2日間に政府との話し合いも設けラ得るとコメント。ただ、詳細に言及することは避けた。

インドでは9月に終わる2008/09年度の砂糖生産が前年比43.7%減の1480万トンと推定され、年間消費2250万トンを大きく下回る。この6ヶ月間にモンスーン絡みで価格は約4割上昇したと伝わっている。

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70ドルの石油価格は景気回復にも投資にも好ましい、スタットオイル
 [エネルギー]

ノルウェーのスタットオイルCEOは18日、ダウジョーンズのインタビューに答え、1バレル70ドルという石油価格は世界経済の回復にも、石油天然ガス業界への投資の面でも好ましい水準との見方を示した。しかし、ここ数ヶ月の上昇は需給バランスの変化よりも世界経済の回復に対する期待による部分が多く、景気回復が期待通りに進まなかった場合は価格下落のリスクが高いという。

Posted by 直     

ブラジル、09/10年度に大豆生産コスト1割減見通し・セレレス
 [穀物・大豆]

ブラジルの農業コンサルタントセレレスは18日、2009/10年度の大豆生産コストが前年から約1割減となる見通しを発表した。同社アナリストは米通信社ダウ・ジョーンズに対し、肥料の値下がりが主因とコメント。前年度は肥料価格の高騰で、投資削減を余儀なくされたのと対照的だという。生産コスト比率で肥料は2008/09年度に49%だったのから2009/10年度に38%にさがるのを見越す。

Posted by 直     

7月生産者物価指数は前月比0.87%下落、予想以上の値下がり
 [経済指標]

米労働省が発表した7月の生産者物価指数(PPI)は前月比0.87%下落した。4ヶ月ぶりに前月を下回り、また市場が予想していた以上の落ち込みである。変動の激しいエネルギーと食品除いたコア指数が前月から0.12%ダウン。6月に、0.53%と2008年10月以来の高い伸びを記録したのから予想外のマイナス転落だ。

エネルギーが前月に比べて2.39%下がり、このうちガソリンが10.19%のマイナスだった。暖房油は 1.88%。いずれも前月に上昇したのから下げに転じた格好になる。ただ、エネルギーでも天然ガスは住居用、工業用揃って2ヶ月連続アップだ。食品は 1.53%落ちた。野菜が1割を超える値下がりとなり、このほか牛肉や卵、油類、鶏肉などもダウン。反面、上昇では魚介類以外に目立ったものはない。

資本財が0.19%下がった。ただ、資本財でも個別にはまちまち。コンピューター、鉄道機材がそれぞれ約1%のマイナスとなり、小型トラック、民間航空機、船もダウン。一方、油田関連機器が2%を超える伸びである。消費財は1.06%低い。ガソリンや暖房油以外で、乗用車が1.73%落ちた。電子機器、家電、アパレルも前月比マイナス。中間財が3ヶ月ぶり、原材料は4ヶ月ぶりにそれぞれ落ちた。一方、コア部分は中間財が2ヶ月連続で伸び、原材料が3ヶ月続けて上昇。

PPIは前年比較すると6.38%下落した。前年割れは8ヶ月連続で、また1947年の調査開始以来最大の落ち込みを記録。一方、コアは2.62%上昇した。昨年3月以来の低い伸びになる。

Posted by 直     

7月住宅着工件数は前月から1.02%減少、予想も下回る
 [経済指標]

米商務省によると、7月の新規住宅着工件数は年率換算で前月比1.02%減の58万1000戸だった。3ヶ月ぶりのマイナス転落。市場予想も下回った。なお、6月の着工件数が速報の58万2000戸から58万7000戸に引き上げ。5月分は55万1000戸で従来推定の53万2000戸を上回る水準に改定となった。

市場別では、中西部を除いて軒並み減少した。北東部で16.25%と最もきつい落ち込み。西部の着工件数が1.59%、南部 1.43%それぞれダウン。中西部は12.87%、2ヶ月連続で増えた。この結果、11万4000戸と昨年10月以来の高水準を更新。前年比較だと全体で 37.73%のマイナスとなった。全ての市場で前年を下回り、北東部の58.64%が市場別で最もきつい落ち込みだ。

住宅タイプ別にみると、一戸建てが前月比1.66%増加し、49万戸となった。5ヶ月続けて前月を上回り、昨年10月以来の水準に膨らんだ。一方、5世帯以上の集合住宅は一ヶ月前から16.67%減り、4月の水準に戻った。前年比だと一戸建て22.47%、集合住宅72.13%それぞれ減少した。

先行指標となる建築許可件数は前月比1.75%減となった。住宅着工と同じく建築許可も3ヶ月ぶりに前月からダウンで、市場の予想より少ない。

南部で9.18%減り、北東部では5.17%のマイナスだった。一方、中西部の許可件数が14.13%増え、10万5000戸と昨年10月以来で10万の節目を超えた。西部は6.96%増。こちらは3ヶ月連続プラスとなって、昨年11月以来の高水準を更新。前年比較になると各市場減少し、全体で39.39% 落ちた。

住宅タイプ別の建築許可は、一戸建てが5.77%、4ヶ月連続して増えた。しかし、集合住宅に関すると、5世帯以上が26.32%落ち、2-4世帯も2割強の減少。前年比は、一戸建てと集合住宅いずれもダウンである。

Posted by 直     

2009年08月17日(月)

8月住宅市場指数(HMI)は前月から1ポイント上昇
 [経済指標]

全米住宅建設業協会(NAHB)が発表した8月の住宅市場指数(HMI)は18だった。前月から1ポイント上昇し、昨年6月以来の高水準だ。一年前は16で、2ヶ月連続して前月比プラスになる。

一戸建て住宅販売の現状を示す指数が16となった。7月分が速報値17から16に改定されたため、8月は横ばい。一年前とも同じだ。見通し指数は前月から4 ポイント、前年同月より6ポイントそれぞれ上昇し30だった。これは昨年4月以来の高水準。見込み客の活況度を表す指数は16だ。7月の指数は速報で14 だったのから13に改定。この結果、4月から4ヶ月続けて13で推移してから8月に昨年6月以来の水準に改善である。なお、前年8月も13だった。

NAHB は政府の購入奨励プログラムによる効果が見通し指数の上昇につながったとの見方を示した。ただ、政府対策が今年11月30日で終了となることを挙げ、その後の不透明感も指摘。政府が改めて住宅市場に焦点をあてないと、改善が一時的に終わる可能性があると警告する。NAHBは議会に住宅購入補助の期限延長、対象者の拡大などを要請するという。

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世界の砂糖価格高騰で輸入国の需要後退・世界最大製糖所幹部
 [砂糖]

世界最大の製糖所アルハリージの幹部は17日に米通信社ダウ・ジョーンズに対し、世界の砂糖価格高騰でインドやパキスタンをはじめとする輸入国の需要が後退しているとの見方を示した。同社は現在、生産能力の70%で稼働。しかし、白糖需要のスローダウンで貯蔵施設にも限界があるため、ここ数ヵ月間に創業来初めてとなる一時的な作業停止を行っているという。先物市場では投機的な動きしか見られず、一方で現物市場は極めて低調ともコメントした。

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8月のニューヨーク連銀指数12.08、07年11月以来の高水準
 [経済指標]

ニューヨーク連邦準備銀行が発表した8月の製造業景況感指数は12.08となり、前月のマイナス0.55から上昇した。昨年4月以来でゼロを超え、また2007年11月まで遡る高水準である。市場予想も大きく上回った。

活動別には、新規受注が13.43で、やはり2007年11月以降みることのなかった水準に上がった。出荷が14.11で、これは昨年1月以来の高水準。一方、雇用は昨年7月からゼロを下回ったままだが、マイナス7.45と前月のマイナス20.83より高い。雇用の縮小ペースが著しく鈍化していることを示す。受注残や在庫、納期もマイナス圏ではあるが、やはり前月よりアップ。

生産コストを示す支払い指数が13.83だった。2ヶ月連続してプラス圏で推移し、また昨年11月以来の高水準を更新だ。一方、販売価格を表す受取り指数はマイナス12.77で、前月のマイナス8.33から落ちて3ヶ月ぶりの低水準となった。

6ヶ月先の期待指数は48.22だった。前月の33.99から2007年7月以来の高水準に改善した。新規受注が45.98、出荷40.51、受注残8.35 とそれぞれ前月よりアップ。雇用が前月の6.54に対して8月は10.22である。設備投資については18.09と昨年6月以来、テクノロジーだけで昨年 9月以来の14.89に上がった。

物価見通しに関すると、支払いが31.91だった。前月の26.04を上回り、昨年10月以来の高水準。受取りは5.32で、2月から6ヶ月観続いたマイナス圏での推移が止まった。

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200年中国秋作物一部に干ばつ被害の懸念・農務部
 [穀物・大豆]

中国農務部は2009年秋作物の一部に干ばつ被害の懸念が強まっていることを示した。週末に発表した声明では、干ばつは北部と北東部の主要生産地である5つの省で7月終わりから急速に広がっていることを指摘。政府が対策に努めていることも強調した。秋作物は全体の7割を占め、このうち干ばつに見舞われている生産地が3割を占めるという。

Posted by 直     

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