2009年08月04日(火)
ブラジルの09/10年度大豆生産は前年から11.3%増加、セレレス
[穀物・大豆]
ブラジルの農業コンサルタントセレレスは4日、09/10年度の同国大豆生産を前年比11.3%増の6,470万トンと推定した。同社のアナリストは、コーンとの価格差が大豆に有利となっていることが鍵となり、農家は大豆作付を進めるという。生産一位のマットグロッソ州では前年の1,750万トンから1,880万トンに増加、二位のパラナ州も前年の1,000万トンから1,260万トンに増える見通しだ。また、作付面積は 2,280万ヘクタールと前年から6.4%増加、イールドは1ヘクタール2,829kgと前年の2,709kgから上昇する。
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コロラド州立大、ハリケーン発生予測を6月から引き下げ
[天候]
ハリケーン予測の権威として知られるコロラド州立大のグレイ博士の研究チームは4日、 2009年の大西洋上におけるハリケーン発生に関する最新推定を発表した。発生予想数は名前の付く熱帯性暴風雨が10個、ハリケーンが4個、カテゴリー3 以上の大型ハリケーンが2個。6月の予測でそれぞれ11個、5個、2個だったのからやや引き下げた格好だ。8月中に少なくとも1個の大型ハリケーンがメキシコ湾岸に上陸する可能性は26%と、過去100年の平均30%を下回る。エル・ニーニョ減少の発達により、今年度のハリケーン活動は弱まっており、長期平均の85%にとどまるという。大西洋上でのハリケーンの発生は熱帯性暴風雨も含め、現時点でまだ確認されていない。
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6月住宅販売ペンディング指数は前月比3.61%上昇、予想上回る
[経済指標]
全米不動産協会(NAR)が発表した5月の住宅販売ペンディング指数は前月比3.61%上昇した。5ヶ月連続アップで、しかも前月の0.77%から伸びペースは加速。市場予想も上回った。高い伸びにより指数は94.6となり、これは一年前の88.7を超える。NARのチーフエコノミストは引き続き価格や金利を指数上昇の理由に挙げた。なお、5月の伸び率は速報0.11%から改定。
全ての市場で前月から上昇し、このうち南部の7.13%が最も高い伸びだった。西部で2.87%アップ。中西部と北東部は1%を下回る上昇となった。前年比較すると全体で6.69%上がり、西部以外揃って前年比プラスである。
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6月個人所得は前月比1.3%減、予想以上の落ち込み
[経済指標]
米商務省によると、6月の個人所得は前月比1.32%減少した。3ヶ月ぶりのマイナス転落。しかも2005年1月以来の大幅減で、市場が予想していた以上でもある。5月に政府の景気対策に伴う収入増加となった反動で落ちた。商務省は対策絡みのインパクトを除けば5月は0.1%以下、6月は0.1%それぞれ減少だったとしている。このほか、商務省は年次ベースでデータ集計を始めた1929年から今年3月までの所得統計を全面的に修正したという。
給与が0.41%減少し、前月以上の落ち込みだった。年金等は0.02%と僅かにもマイナス転落。資産所得は0.41%ダウンとなり、これで9ヶ月連続減少だ。利子は0.87%、3ヶ月連続増加だったが、配当で3.38%落ち、これは25ヶ月連続して前月を下回っている。社会保障などの政府補助は前月に8% 増だったのが6%近い減少に転じた。
可処分所得は1.31%減少した。これも3ヶ月ぶりのマイナス転落。また、前月の伸び率が速報で1.63%だったのから1.56%に改定。
個人消費支出は前月から0.41%増加となった。市場予想より高めの伸びである。非耐久財が1.66%増加で、これは2月以来の大幅プラス。しかし、耐久財は0.18%減少に転じた。サービスは0.11%アップ。
貯蓄率は4.64%となった。5月の6.18%(修正値)からダウン。
物価指標となる個人消費支出物価指数(PCE Index)は前月比0.55%上昇、エネルギーと食品を除いた PCEコアは0.16%上がった。いずれも前月を上回る伸び。前年比較では、全体指数が0.38%低下となった。コアは1.51%高い。コアは7ヶ月連続して当局の許容レンジ上限2%を下回っており、また5月はこの間で最も低い伸びである。
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石油価格は70-80ドルの間での推移が望ましい、クウェート石油相
[エネルギー]
クウェートのアルサバー石油相は4日、最近の石油価格上昇は金融市場の回復期待が高まったことによるものとの認識を示した上で、今後も1バレル70-80ドルの間で推移する事が望ましいとの考えを示した。国営通信Kunaが伝えた。80ドル以上の価格水準は生産国にとっては良いが、100ドル以上仁尾上昇すると世界経済への影響が大きく、需要が伸び悩み価格急落を招く恐れが高いとした。
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2009年08月03日(月)
インド、国営商社による白糖免税輸入期限を11月末までに延長
[砂糖]
インド政府は3日、国営商社に対して認可している白糖の免税輸入期限を今年8月1日から同11月30日に改定したことを発表した。民間業者による白糖買い付けの期限と同じ。
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7月ISM製造業指数は48.9に上昇、予想上回る
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)によると、7月の製造業景況感指数は48.9となった。前月の44.8から上昇。指数は昨年2月から好不調の分岐点となる50を下回っているものの、今年に入ってからは前月比プラスを続けている。この結果、6月は昨年8月以来の高水準で、市場予想も上回った。18ある業種で7月にビジネス拡大を報告したのは非金属鉱物製品や紙製品といったメーカ−、印刷関連など6つという。
活動別で前月を上回った指数が多い。新規受注が前月の49.2から55.3と、2007年7月以来、ちょうど2年ぶりの高水準だ。輸出用受注は50.5、受注残が50.0といずれもほぼ1年ぶりに縮小が止まったことを示す水準となった。生産は前月より5.4ポイント高い57.9。昨年1月以来の高水準である。雇用は前月の 40.7から45.6にアップとなり、これは昨年8月以来の高水準。在庫は32.5だった。前月に30.8と1982年7月以来の低水準を記録してから若干上昇である。価格指数は前月の50.0から55.0に上昇した。昨年8月以来の高水準。
ISMは受注や生産の指数改善、雇用と在庫は50を下回ったままでも縮小ペースの鈍化を示したことなどを取り上げた。景気回復は目前と判断するのは依然として難しいまでも、トレンドが続くなら7-9月期の拡大をみる可能性があるとコメントしている。
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石油価格は年末までに80ドルを回復、イランOPEC理事
[エネルギー]
イランのハティビOPEC理事は3日、イランプレスTVのWEBサイトに掲載されたインタビューで、世界経済回復への期待から石油価格は年末までに1バレル80ドル台を回復するとの見方を示した。市場では楽観的な見方が広がっており、景気回復期待と共に相場を押し上げるという。
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