2009年07月20日(月)
2009/10年度ブラジル大豆生産、過去最高の可能性・地元関係者
[穀物・大豆]
2009/10年度のブラジル大豆生産が過去最高となる可能性が強いとの見方が地元関係者の間で広がっている。ほかの穀物に比べて採算性が高いのが背景にある模様。米通信社ダウ・ジョーンズがまとめた作付予想が前年比3-5%増加。新しく農地を開拓するのではなく、ほかの作物から乗り換えるとみられている。また、生産は天気に恵まれて6000万トンを超える見通し。
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1-6月ブラジル砂糖輸出、金額ベースで過去最高・Unica
[砂糖]
ブラジルのサンパウロ砂糖きび生産者協会(Unica)は20日、同国の砂糖輸出が金額ベースで2009年前半に過去最高を記録したことを発表した。政府データに基づいて1月から6月に欠けて31億ドルドルとなり、これは前同期を53%上回るともいう。世界需給逼迫、また一部主要国での生産を巡る不透明感がブラジル産需要増加につながったと分析する。
Unicaによると,出荷量は前年同期から36.8%増加して1040万トンだった。ロシア向けが全体の16%を占める170万トンとなり、出荷先で最大。インドが2番目の150万トンともしている。アラブ首長国連邦(UAE)とナイジェリアにそれぞれ50万トン輸出下という。
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アルゼンチン小麦とコーン作付落ち込み見通し、大豆過去最高に
[穀物・大豆]
アルゼンチンのロザリオ穀物取引所は17日に発表したレポートで、2009/10年度小麦とコーンの生産が例年を大きく下回る見通しであることを示した。小麦作付は100年以上ぶりの低水準となる275万ヘクタールと推定し、生産を740万トンと予想。これは前年度の 870万トンから落ちて、また過去5年平均1476万トンの半分以下をみている格好になる。国内の需要推定600万トンを差し引き140万トンが輸出用になる見通しという。
コーンの作付は230万ヘクタールを超えることはないだろうという。やはり前年から大幅ダウンとなる見通し。 2008/09年度の不振への失望、また大豆とのコスト比較で作付意欲が後退するためとコメント。生産は1600万トンで、国内向けと輸出向けでほぼ二分する見通しを示唆した。
大豆生産に関すると、2008/09年度に不調に終わった後でに農家は依然として前向きといい、この結果、作付 1850万ヘクタールと見通した。前年度に1660万ヘクタールで記録した過去最高を更新する見方だ。生産5000万トン、輸出1100万トンを見込んでいる。3800万トンは大豆ミールや大豆油に加工して出荷となるという。
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6月景気先行指数は前月比0.7%上昇、予想上回る
[経済指標]
米カンファレンスボードが発表した6月の景気先行指数は前月から0.7%上昇し、100.9となった。3ヶ月連続の前月比プラスで、市場予想も上回った。なお、5月の伸び率は速報での1.0%から1.3%に上方改定。
景気先行指数は過去に発表された10の景気に先行するとされる経済指標から算出される。6月の指数改善に寄与したのは長短金利差、住宅建築許可件数、株価、失業保険新規申請件数、製造業週平均労働時間、小売業者業績、一般消費財新規受注の7つ。マネーサプライ(M2)、非防衛資本財新規受注、消費者期待指数の3つがマイナス要素だった。
景気一致指数は0.2%下がり、景気遅行指数が0.7%ダウンとなった。
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2009年07月17日(金)
ブラジルアラビカコーヒー収穫、15日時点で46%終了・サフラス
[コーヒー]
ブラジル農業顧問サフラスは17日、2009/10年度のアラビカコーヒー収穫が15日時点で46%終わったと発表した。一週間前を4ポイント上回り、前年同期の42%と比べても高い。ロブスタもあわせて収穫は15日までに61%終了。前週を5ポイント上回り、前年同期と比べると7ポイントアップという。
サフラスはアラビカの収穫ペースを通常並と評価し、また全般に7月は晴天見通しであるため品質、収穫いずれにも寄与する見方を示した。収穫は最終的に4240万袋になると見通す。先月中旬時点で見越していたよりもやや低めだ。
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4-6月期インド宝飾品輸出、前年比4.3%減少
[メタル]
インド宝飾品宝石輸出振興評議会は17日、4-6月期の同国金宝飾品輸出が前年同期を4.3%下回り、16億5000万ドルになったと発表した。3月に終わった2008/09年度に前年比24%増の69億ドルとなったのから、新しい年度を迎えて輸出ダウンの格好だ。
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2008/09年度フィリピン粗糖生産14%減、09/10年度には回復見通し
[砂糖]
フィリピン砂糖管理局(SRA)は17日、8月に終わる2008/09年度の国内粗糖生産が前年比14%減の209万トンになったと発表した。悪天候や肥料コストの高騰を理由に挙げている。ただ、2009/10年度には生産回復の見通しであることも表明。生育に適した気象パターンとなっており、またコスト増加も一服といい、220万トンに増えるのを見込む。
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6月新規住宅着工58.2万戸、昨年11月以来高水準
[経済指標]
米商務省によると、6月の新規住宅着工件数は年率換算で前月比3.56%増の58万2000戸だった。2ヶ月連続増加で、昨年11月以来の高水準を更新。市場予想も上回った。また、4月の着工件数が速報の53万2000戸から56万2000戸に引き上げ。4月分は47万9000戸で従来推定の45万 4000戸を上回る水準に改定となった。
市場別にはまちまちだ。増加したのが中西部33.33%と北東部28.57%。中西部では10万 8000戸と昨年11月以来で10万台に回復し、水準的には同10月以来で高い。北東部の8万1000戸は昨年9月以来の高水準である。反面、西部で 14.79%、3ヶ月ぶりのマイナス転落となった。南部の着工件数は1.45%減少。前年比較だと全体で46.01%のマイナスとなった。全ての市場で前年を下回り、北東部の67.47%が市場別で最もきつい落ち込みだ。
住宅タイプ別にみると、一戸建てが前月比14.36%増加し、47万戸と昨年10月以来の高水準となった。5世帯以上の集合住宅は29.37%減。前年比だと一戸建て28.24%、集合住宅74.81%それぞれ減少した。
先行指標となる建築許可件数は前月比8.69%増加した。住宅着工と同じく建築許可も2ヶ月連続して前月より増え、この結果、56万3000戸と昨年12月以来の高水準になった。市場の予想以上でもある。
4 市場揃って前月よりアップで、南部の伸び率が13.91%と最高だ。30万3000戸と今年初めて30万台に乗せ、昨年11月以来の高水準になった。北東部は5.36%増え、5万9000戸と4ヶ月ぶりの水準に膨らんだ。中西部は3.41%伸びて9万1000戸。昨年11月以来で9万を超えた。西部が 1.85%増。緩やかな伸びであるが、これで11万戸、今年2番目の高水準になる。ただ、前年比較になると各市場減少し、全体で52.04%落ちた。
住宅タイプ別の建築許可は、一戸建てが5.91%、3ヶ月連続して増えた。集合住宅に関すると、2-4世帯が3割強の増加となり、5世帯以上は15.96% のプラス転換。前年比は、一戸建てと集合住宅いずれもダウンとなり、5世帯以上が79.55%と特にきつい落ち込みである。
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