2009年07月09日(木)
失業保険新規申請件数56.5万件、1月以来の60万割れ
[経済指標]
米労働省が発表した4日までの週の失業保険新規申請件数は56万5000件だった。1月24日までの週以来で60万件を下回り、また1月10日までの週以来の低水準。市場予想も大きく下回った。前週比5万2000件減で、2週連続ダウンだ。なお、前週分は速報値61万4000件から61万7000件に引き上げとなった。
雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は60万6000件。前週の61万6000件(修正値)を下回り、2月7日までの週以来の水準に落ちた。
失業保険の継続受給件数は6月27日時点で688万3000件だった。前週から15万9000件増と5月2日までの週以来の大幅プラスで、この結果、4週間ぶりに過去最高を更新した。継続需給のデータは新規申請件数より一週間遅れとなる。
Posted by 直
2009年07月06日(月)
6月ISM非製造業指数47.0、昨年9月以来高水準
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)によると、6月の非製造業(サービス)NMI指数は47.0となった。前月の44.0から2ヶ月連続上昇。指数は昨年10月から 50を下回っているが、6月はこの9ヶ月間で最高である。市場予想も上回った。ビジネス指数は7.4ポイント上がって49.8。これも9ヶ月間続けて50 を超えたことはないながらも、この間最も高くなった。6月にビジネスの伸びを報告した業種は6業種で前月と同じ。美術・娯楽セクターはビジネスの改善を報告し、またホテル業者から宿泊率の緩やかな上昇レポートなどがあったようだ。一方、11業種がビジネス不振を伝えたという。
活動別にも前月からの改善が多かった。輸出が前月の47.0から54.5に上昇。50以上となったのが昨年8月以来であり、水準的には昨年3月以来の高さである。新規受注は48.6、受注残46.0でそれぞれ昨年9月以来の高水準。雇用もまた昨年9月以降見ることのなかった水準に改善して43.4となった。在庫は2ポイント下がって45.0。出荷も前月の50ちょうどから46.0に低下した。価格指数は前月の46.9から53.7に上昇。昨年10月以来で50を上回った。
Posted by 直
【 過去の記事へ 】



