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2009年11月16日(月)

10月小売売上は前月比1.37%増加、予想上回る伸び
 [経済指標]

米商務省によると、10月の小売売上高は前月比1.37%増加した。前月の2.29%減からプラス転換で、市場予想も上回る伸びとなった。なお、前月のマイナス幅は速報の1.49%から改定。

カテゴリー別にみると、前月比プラスが減少したものよりやや多い。中でも自動車及び部品が7.35%増と目立つ。フードサービスが1.20%、無店舗販売 1.01%とそれぞれ1%を超える伸び。総合小売店は0.77%アップだが、百貨店に限ると0.29%増とプラス幅は縮む。衣料品、健康関連、食品・飲料も前月比プラス。ガソリンスタンドはほぼ横ばいだった。一方、建設資材・造園が2.42%落ち込み、スポーツ・趣味・音楽が1.19%のマイナス。家具、電気機器も前月より減った。

小売売上高は自動車関連を除くと0.23%増え、こちらは予想を下回る伸びだった。ガソリンを除いて1.51%増加。自動車とガソリンを除くと0.25%のプラスとなる。

Posted by 直     

2009年11月13日(金)

11月ミシガン大消費者指数速報値は66.1に低下、予想下回る
 [経済指標]

11月のロイター/ミシガン大消費者指数速報値は66.1となった。前月の70.6から低下し、市場予想も下回る。6ヵ月後を占う期待指数が68.6から63.7に下がった。現状指数は69.6。やはり前月の73.7より低い。

インフレ予測は1年後の上昇率で前月の2.9%に対して11月速報値は2.8%となった。5年後は2.9%から3.1%に上がった。

Posted by 直     

10月輸入物価指数は前月比0.74%上昇、前年比では5.71%下落
 [経済指標]

米労働省が発表した10月の輸入物価指数は前月比0.74%上昇した。3ヶ月連続アップで、また前月の伸び率0.17%(修正値)も上回る。燃料及び潤滑油が1.80%増え、石油および石油製品が0.91%アップである。非燃料の輸入物価指数は0.45%、非石油が074%それぞれ上昇。いずれも3ヶ月連続プラスである。

工業製品は1.75%上昇した。燃料を除いて1.58%、石油を除いて2.67%それぞれ上がった。石油を除く非耐久財だけなら4.62%高い。耐久財は1.30%アップで、6ヶ月連続アップ。自動車および部品が0.64%上昇し、これも6ヶ月続けて上がった。食品・飼料・飲料が0.14%上昇と前月から伸び悩み。資本財と一般消費財はいずれも9月の前月比横ばいからプラス転換で、資本財伸び率が0.22%、消費財 0.29%だった。

10月の輸入物価指数は前年比較で5.71%低下した。12ヶ月連続して前年比マイナスだが、下げペースは著しく鈍ってこの12ヶ月間で最も小幅の下げである。燃料を除くと前年比較で2.93%ダウン。今年に入ってから続けて前年割れであるが、やはり前月より下げ渋って、3月以来の小幅マイナスとなった。

10月の輸出物価指数は前月から0.25%上昇した。農業製品が0.96%下がった一方、非農業製品は前月比0.35%アップ。

Posted by 直     

9月貿易収支は364.7億ドルの赤字、予想上回る赤字拡大
 [経済指標]

米商務省が発表した9月の貿易収支は364億7200万ドルの赤字となった前月から18.23%拡大し、市場予想を上回る。なお、8月の赤字は速報の 307億1000万ドルから308億4900万ドルに改定。貿易赤字は年初からあわせて2745億8200万ドルで、前年同期から50.21%縮小した。

9 月の輸入が5.83%増加し、この結果1684億2900万ドルと昨年12月以来の高水準である。モノの輸入が7.07%アップ。全てのカテゴリーで前月比プラスとなり、このうち最も高い伸びは工業品で14.57%だ。背景にあるのが原油。季節調整前で前月から12.25%増加し、195億1164万 5000ドルとなった。単位価格は7ヶ月続けて上がり68.17ドル。買い付け規模は一ヶ月前を10.19%上回り、日量954万1000 バレルとなった。原油は季節調整後でも工業品で最も増加幅が大きく、このほか燃料油、液化石油ガス、金属や化学品なども前月から増えた。

自動車関連も11.53%増とこれも2けたのプラスである。資本財は2.63%増加した。工業用機械、民間航空機、コンピューターがプラス幅で上位3位となる。消費財は1.91%のプラス。薬品や美術骨董、玩具・スポーツ用品が特に伸びの目立つ消費財だった。食品・資料・飲料は0.51%増。サービス輸入は 0.58%増加した。

輸出は一ヶ月前から2.85%増加した。5ヶ月連続プラスで、しかも9月はこの間で最も高い伸び。しかし、輸入の増加幅を下回り、この結果赤字拡大である。モノの輸出が4.02%増え、これも5月からの増加基調を続けた。カテゴリー別には食品・資料・飲料が4.99% のマイナス転落となった以外は揃って増加。工業品が5.48%と最も高い伸びで、資本財の5.35%増が続く。工業品なら石油製品、鉄、銅、資本財なら民間機、工業用機械、測定器などが特に増加幅の大きい製品である。消費財は宝飾品や宝石などを中心に3.73%伸びた。自動車関連が2.96%増加。サービス輸出は0.41%増だった。

物価上昇を考慮した実質値(リアルマネー)ではモノの赤字が前月比10.18%増の417億1400万ドルだった。非石油が16.19%、石油関連は5.61%それぞれアップである。

国別で赤字最大の対中国が221億100万ドルとなった。前月の202億3200万ドルから拡大に転じた。反面、日本とのギャップは43億3800万ドルから41億3000万ドに縮小。しかも、メキシコが45億6000万ドルと、前月の39億5000万ドルを上回り、日本と順位を入れ替わって国別で2番目に規模の大きい赤字になる。石油輸出国機構(OPEC)に対する赤字は78億7200万ドルで、前月の63億6900万ドルより拡大した。

Posted by 直     

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