2008年05月06日(火)
カンザス州で冬小麦クロップツアー開始、作柄平均並み
[穀物・大豆]
米カンザス州で6日、2008年硬質赤色冬小麦のクロップツアーが始まった。まず北部中央のスタート地点であるマンハッタン郡を含める6郡で調査が行われ、平均イールドは52ブッシェルと伝わっている。同州農業局高官は、現時点で作柄は平均並みだが、最終的に収穫が例年をやや上回る可能性もあるという。
生育ペースは全般に一週間ほど遅れているが、オタワ郡の農家では気温が上がり降雨に見舞われなければ7- 10日後には出穂する見通しと述べたようだ。病害は極めて限られており、雑草被害の問題もない模様。土壌水分は東から中央にかけて妥当な水準だったのが、西に向かう過程で下がっていったと指摘しており、目先の降雨が望まれるという。
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ブラジル農業コンサル、07/08年度大豆生産見通し0.5%引き上げ
[穀物・大豆]
ブラジルの農業コンサルタントセレレスは6日遅くに2007/08年度の国内大豆生産見通しを引き上げたことを明かした。最新予測は6020万トン。従来の5990万トンから0.5%の上方修正で、農務省商品供給公社(CONAB)の見通す5998万8700トンを上回る。また、ブラジル油種加工業協会(ABIOVE)の予測6130万トンにも近付いた。
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2008年05月05日(月)
環境保護団体、EUにGMO種芋およびコーン申請拒否するよう訴え
[穀物・大豆]
環境保護団体グリーピースとフレンズ・オブ・アース・ヨーロッパは5日に欧州連合(EU)に対し、バイオ業界が申請している遺伝子組み換え(GM)の芋およびコーン製品の生産認可を拒否するように訴えていると発表した。GM種の生産は農業および自然を脅かすといい、両団体は同時にバイオ技術規制の強化も求めていることを明かした。産業側のロビー活動は積極的で、ドイツの化学大手BASFに至っては、EUが認可の是非を検討するのに時間をかけ過ぎていることを非難して法的措置もあり得ると示唆している。
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アルゼンチン・ロザリオ取引所、07/08年度大豆収穫見通し引き上げ
[穀物・大豆]
アルゼンチンのロザリオ穀物取引所は5日、国内の2007/08年度大豆収穫見通しを従来の4700万トンから4715 万トンに上方修正したと発表した。ラニーニャ現象に伴う気温低下の影響で後期に作付けされた大豆のイールドは落ちているが、早期に作付けされた分が好調という。全体でイールドは前年比0.8%低下を見越している。同取引所の生産見通しは農業局や米農務省が予想している4700万トンよりやや高めだが、ブエノスアイレス取引所の4800万トンは下回る。
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