2008年05月28日(水)
ナイジェリアMEND、石油施設などへの攻撃を宣言
[エネルギー]
ナイジェリアの有力武装勢力ニジェール・デルタ解放運動(MEND)は28日、ヤルアデュア大統領の就任一周年に当たり、29日から石油施設や軍のチェックポイントなどに対する大規模な攻撃を行うことを宣言、一般市民に対して攻撃目標に近づかないように警告した。
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アルゼンチン農家スト再開、6月2日まで実施へ
[穀物・大豆]
アルゼンチンの農家は28日にストライキを再開した。6月2日まで穀物や家畜の売買を停止するという。ただ、今回のストで道路閉鎖は行わない模様。
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ミシュキンFRB理事、8月末付けで退任
[金融・経済]
米連邦準備理事会(FRB)は28日、ミシュキン理事が8月31日付けで退任することを発表した。FRB理事に就任する前に勤めていたコロンビア大学での教職に復帰するためとしており、ブッシュ米大統領にも退任届けを提出済みという。ミシュキン理事は8月5日の米連邦公開市場委員会(FOMC)には出席する模様。ミシュキン理事は2006年9月にファーガソン元理事の後任としてFRB理事に就いた。
なお、FRBでは現時点において既に2つの理事席が空席となっており、ミシュキン理事の退任で3つに増える。
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ペルー鉱山労働者、6月に計画のストの是非を投票で決定
[メタル]
ペルー鉱山組合の事務局長は28日、6月16日に計画されているスト実行の是非を問う組合員投票を6月5日と6日に行う意向を明らかにした。労働者側は利益シェアシステムにおける労働者に対する上限の撤廃、リタイアに関する法整備、アウトソーシングの廃止などを要求している。当初は5月12日からストを行う計画だったが、政府に対し交渉に応じる時間的猶予を与えるため、6月に延期していた。ペルーは世界最大の銀生産国で、金、銅、亜鉛なども多く産出する。
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ザルニコフ、07/08年度砂糖市場の供給過剰を見通しを上方修正
[砂糖]
商社ザルニコフは28日、2007/08年度の世界砂糖需給見通しについて従来の968万トン供給過剰から1100万トンの供給過剰に修正した。ブラジルの生産増加でも2007年終わりから2008年初めにかけて輸出需要が落ちたとコメントしている。一方、2008/09 年度については暫定値として160万トンの供給過剰を見通しており、これはインドと欧州連合の生産ダウンが背景にあるという。
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2008年05月27日(火)
5月消費者信頼感指数は57.2、92年10月以来の水準に低下
[経済指標]
米有力シンクタンクのカンファレンス・ボードによると、5月の消費者信頼感指数は57.2となった。1992年10月以来の低水準で、市場予想も下回った。4月の62.8(速報値62.3から改定)より低く、これで5ヶ月連続して前月比ダウンだ。現状指数は前月の81.9(同)から74.4、向こう半年後を占う期待指数が50.0から45.7にそれぞれ下がった。
カンファレンス・ボードの調査担当者は、信頼感指数が約16年ぶりの水準に落ち込んだことについて、ビジネスや雇用の減速に目先の景気不安を理由に挙げた。また、ガソリン高を反映して消費者のインフレ見通しが過去最高を更新したともいい、当面、上昇基調が続くとも見通す。
この調査は全米5,000世帯に対する聞き取り調査の形で行われる。本日発表した結果は20日までに集計したデータに基づいたものである。
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4月住宅販売は前月比3.34%増、予想上回る
[経済指標]
米商務省によると、4月の新築一戸建て住宅販売は年率で前月比3.34%増の52万6000戸となった。3月の販売件数が速報段階での52万6000戸から50万9000戸に改定となったため、4月は6ヶ月ぶりのプラス転換である。市場予想も上回った。
4 市場で最も改善が著しかったのが北東部で、41.67%のプラスだった。西部で8.33%、中西部では5.80%それぞれ増えた。前月を下回ったのは南部だけで、2.36%のマイナス。規模にして28万9000戸と1995年5月以来の低水準だ。前年比較では全市場が減少し、全国あわせて42.01%落ちた。
住宅ストックが前月比2.36%減の45万6000戸となった。12ヶ月連続して前月を下回り、2005年6月以来の低水準。販売が増えたことからもストックは10.6ヶ月分に相当し、3月時点での在庫率11.1ヶ月より下がった。販売価格は中間値で前年比1.48%上昇して24万 6100ドル。前月と比べても9.14%高い。平均値は前月から10.12%、前年比は2.98%それぞれ上がった。
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3月ケースシラー住宅価格指数は前月比2.41%下落
[経済指標]
米調査会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が27日に発表した3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数は10都市総合で前月比 2.41%、20都市総合では2.18%それぞれ下がった。10都市総合はこれで21ヶ月連続の前月比マイナスであり、20都市総合は20ヶ月続けてダウン。ただし、いずれも前月に比べて低下ペースはスローダウンした。20都市のうちシャーロットとダラスが上昇。最も落ち込みがきつかったのがマイアミの 4.51%で、ラスベガスの4.44%が続く。
3月の指数を前年比較すると10都市総合が15.30%下がり、20都市総合は 14.35%下落した。前年比はいずれの指数も過去最大の落ち込みである。再びシャーロット以外の19都市が前年割れ。このうち、10都市が2ケタの指数下落で、6都市は2割を超える下げだった。ラスベガスが25.92%、マイナス24.56%と前年比でもこの2都市の価格下落がとりわけきつい。
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2008/09年度ブラジルの大豆生産コスト増加見通し・セレレス
[穀物・大豆]
ブラジルの農業コンサルタントセレレスは27日、2008/09年度の国内大豆生産コストが40%増加し、農家のマージンは縮小するとみていることを発表した。地域別では生産最大のマット・グロッソ州のコストが最も高い伸びの見通しで、これは南東部にある2つのの主要輸送港まで距離があることやアマゾン経由の輸送依存度が理由という。
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2008/09年度のインド小麦輸入は豊作で大幅減少見通し・FOリヒト
[穀物・大豆]
独調査会社FOリヒトは27日、2008/09年度のインド小麦輸入が記録的な豊作を反映して大きく落ち込む見方を示した。過去2年間に180万トントン、650万トンと買い付けていたが、08/09年度は50万トンを超えることもないと予想している。インドの輸入縮小はロシア、オーストラリア、カナダを中心に主要輸出国に影響を及ぼすのが必至で、国際価格の下げ圧力が強まることも考えられるという。
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