2008年05月27日(火)
5月消費者信頼感指数は57.2、92年10月以来の水準に低下
[経済指標]
米有力シンクタンクのカンファレンス・ボードによると、5月の消費者信頼感指数は57.2となった。1992年10月以来の低水準で、市場予想も下回った。4月の62.8(速報値62.3から改定)より低く、これで5ヶ月連続して前月比ダウンだ。現状指数は前月の81.9(同)から74.4、向こう半年後を占う期待指数が50.0から45.7にそれぞれ下がった。
カンファレンス・ボードの調査担当者は、信頼感指数が約16年ぶりの水準に落ち込んだことについて、ビジネスや雇用の減速に目先の景気不安を理由に挙げた。また、ガソリン高を反映して消費者のインフレ見通しが過去最高を更新したともいい、当面、上昇基調が続くとも見通す。
この調査は全米5,000世帯に対する聞き取り調査の形で行われる。本日発表した結果は20日までに集計したデータに基づいたものである。
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4月住宅販売は前月比3.34%増、予想上回る
[経済指標]
米商務省によると、4月の新築一戸建て住宅販売は年率で前月比3.34%増の52万6000戸となった。3月の販売件数が速報段階での52万6000戸から50万9000戸に改定となったため、4月は6ヶ月ぶりのプラス転換である。市場予想も上回った。
4 市場で最も改善が著しかったのが北東部で、41.67%のプラスだった。西部で8.33%、中西部では5.80%それぞれ増えた。前月を下回ったのは南部だけで、2.36%のマイナス。規模にして28万9000戸と1995年5月以来の低水準だ。前年比較では全市場が減少し、全国あわせて42.01%落ちた。
住宅ストックが前月比2.36%減の45万6000戸となった。12ヶ月連続して前月を下回り、2005年6月以来の低水準。販売が増えたことからもストックは10.6ヶ月分に相当し、3月時点での在庫率11.1ヶ月より下がった。販売価格は中間値で前年比1.48%上昇して24万 6100ドル。前月と比べても9.14%高い。平均値は前月から10.12%、前年比は2.98%それぞれ上がった。
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3月ケースシラー住宅価格指数は前月比2.41%下落
[経済指標]
米調査会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が27日に発表した3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数は10都市総合で前月比 2.41%、20都市総合では2.18%それぞれ下がった。10都市総合はこれで21ヶ月連続の前月比マイナスであり、20都市総合は20ヶ月続けてダウン。ただし、いずれも前月に比べて低下ペースはスローダウンした。20都市のうちシャーロットとダラスが上昇。最も落ち込みがきつかったのがマイアミの 4.51%で、ラスベガスの4.44%が続く。
3月の指数を前年比較すると10都市総合が15.30%下がり、20都市総合は 14.35%下落した。前年比はいずれの指数も過去最大の落ち込みである。再びシャーロット以外の19都市が前年割れ。このうち、10都市が2ケタの指数下落で、6都市は2割を超える下げだった。ラスベガスが25.92%、マイナス24.56%と前年比でもこの2都市の価格下落がとりわけきつい。
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2008/09年度ブラジルの大豆生産コスト増加見通し・セレレス
[穀物・大豆]
ブラジルの農業コンサルタントセレレスは27日、2008/09年度の国内大豆生産コストが40%増加し、農家のマージンは縮小するとみていることを発表した。地域別では生産最大のマット・グロッソ州のコストが最も高い伸びの見通しで、これは南東部にある2つのの主要輸送港まで距離があることやアマゾン経由の輸送依存度が理由という。
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2008/09年度のインド小麦輸入は豊作で大幅減少見通し・FOリヒト
[穀物・大豆]
独調査会社FOリヒトは27日、2008/09年度のインド小麦輸入が記録的な豊作を反映して大きく落ち込む見方を示した。過去2年間に180万トントン、650万トンと買い付けていたが、08/09年度は50万トンを超えることもないと予想している。インドの輸入縮小はロシア、オーストラリア、カナダを中心に主要輸出国に影響を及ぼすのが必至で、国際価格の下げ圧力が強まることも考えられるという。
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2008年05月23日(金)
アルゼンチン大豆輸出関税は最高裁で決定・地元紙報道
[穀物・大豆]
アルゼンチン経済紙は23日、大豆輸出関税の将来は同国の最高裁が決めるとの最高裁判官によるコメントを報じた。裁判官の1人であるハイトン氏は、現時点で輸出関税に絡んで最高裁に訴えているのはサンルイス州のみと述べた模様。
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4月中古住宅販売は前月比1.01%減、在庫は大幅増
[経済指標]
全米不動産協会が一戸建てとコンドミニアムあわせて算出した中古住宅販売は4月に年率換算で前月比1.01%減の489 万戸となった。2ヶ月連続の減少で、1月に記録した過去最低に戻った。ただ、市場予想は上回っている。市場別でみると、中西部で5.98%落ち込み、北東部の販売は4.40%ダウン。一方、西部は2ヶ月連続して増加した。6.38%増え、昨年8月以来で100万戸に回復。南部が前月比横ばいだった。前年比較では全体で17.54%減となり、このうち中西部と南部は全国平均以上のペースで落ちた。なお、3月の販売は速報段階での493万戸から494万戸に改定となった。
住宅ストックは前月比10.54%増の455万2000戸だった。昨年7月以来の高水準。販売不振もあってストック/販売比率は11.2ヶ月。前月の10.0ヶ月から上がって過去最高となった。販売価格は中間値で20万2300ドルだった。前月比1.10%上昇したが、前年同月と比べると8.00%下落。前月比較では北東部だけが前月比マイナス、一年前と比べると全ての市場で下落。
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中南米9ヶ国の4月コーヒー輸出、前年比5.9%増・Anacafe
[コーヒー]
グアテマラコーヒー協会(Anacafe)によると、中南米9ヶ国の4月コーヒー輸出は前年同月比5.9%増の284万6125袋となった。2007/08年度(10月-9月)上半期の出荷はあわせて1639万2089袋で、前年同期を6.4%上回る。
Anacafe はコロンビア、メキシコ、ペルー、ドミニカ共和国、コスタリカ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグアの9ヶ国のコーヒー輸出量を集計し、毎月公表している。ブラジル、エクアドルといった南米の主要生産国は含まれていない。これらの国々は主に水洗式アラビカコーヒーを生産。水洗式アラビカ種では中南米の輸出のうち85%- 90%、世界全体でも75%-80%のシェアを占めている。
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アルゼンチン農家組合、政府との話し合いに失望でもスト再開見送り
[穀物・大豆]
アルゼンチンの農家組合代表は22日の記者会見で、政府との話し合いに失望を表明しながらも、ストライキ再開はとりあえず見送る意向も示した。政府高官は組合代表との会談後で来週に税制の一部修正を発表するというが、組合側は交渉の行方に不安をみせている。
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インド政府、砂糖輸出補助停止の可能性・地元紙
[砂糖]
インド紙は23日、連邦政府が砂糖輸出補助制度を停止する可能性があると報じた。同国が今年度すでに300万トンを出荷済みのためという。補助は9月まで有効となっている。
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