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2008年05月15日(木)

5月住宅市場指数は前月から1ポイント低下
 [経済指標]

全米住宅建設業協会(NAHB)が発表した5月の住宅市場指数(HMI)は19となった。2月から4月まで20で推移していたのが、4ヶ月ぶりに過去2番目の低水準に下がった。指数は50を境に数が小さくなるだけ情勢に悲観的な業者が多いことを意味するが、5月には言って改めて市場環境に悲観的な空気が強待ったことを示す。前年同期の30と比べても低い。

一戸建て住宅販売の現状を示す指数が前月の18から17に低下し、1985年の調査開始以来最低となった。前年同月の31の半分近い。半年後の見通しを示す指数が27。4月の調査で3ヶ月ぶりにプラス転換して30となったのが、再び下がった格好である。一年前は41で、やはり低い。見込み客の活況度を表す指数が17。前月まで3ヶ月連続して19だったのから下がった。前年同月は22だった。

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アルゼンチン政府、15日間の穀物輸出登録受付停止を決定
 [穀物・大豆]

アルゼンチン政府が穀物輸出登録の受付業務を農業局から農牧取引管理局(ONCCA)に移し、これに伴い登録受付を15日間停止することを決めたと地元のコーン業者組合が15日に明かした。移行に絡む手続きなどで2週間かかるためと政府が輸出業者に通知したという。

Posted by 直     

ストラテジーグレイン、08/09年度のEU穀物生産見通し引き上げ
 [穀物・大豆]

ストラテジーグレインは15日に発表した月次市場報告で、2008/09年度の欧州連合(EU)穀物生産見通しを10万トン引き上げて2億8910万トンとした。一方、2007/08年度を60万トン引き上げて2億5580万トンに改定したため、2008/09年度は前年比13.0%と前月より僅かに小幅の伸びをみている。

作物別では、コーン見通しを前月報告での5730万トンから5760万トンに上方修正した。前年と比べて20.5%増加の見方である。デュラム小麦も前回より多めにみている。穀物生産で最も規模の大きい軟質小麦は前年度を14.8%上回る1億2830万トンと予想。前回報告より20万トン削減し、また、今後の天候次第で1億1100万トンまで引き下げもありえると述べている。反面、天気に恵まれれば1億4400万トンまで上方修正の可能性もあることを示唆した。

ストラテジーグレインはこのほか、2007/08年度のコーン輸入見通しを100万トン引き下げて1170万トンとした。さらに、2008/09年度分も同様に100万トン下方修正し、430万トンに落ち込む見方。国内供給の増加で輸入需要が落ちていることを指摘している。

Posted by 直     

北東部は6月以降平年以上の気温が続く、NWS
 [天候]

ナショナルウェザーサービスが15日に発表した長期予報によると、米国では6月から8月にかけて北東部と西海岸南部で平年以上に気温が続く見込み。一方、中西部から南東部にかけてはしばらく平年以下の気温が続くが、その後気温が上昇するとの見方を示した。降水量は北東部と南東部で平年よりも覆え、一方西海岸北部では雨の少ない気候が続くと見られる。

Posted by 直     

OPEC、08年度世界石油需要を小幅下方修正
 [エネルギー]

石油輸出国機構(OPEC)は15日に発表した月報で、08年度の世界石油需要を日量8,695万バレルと推定、前月から2万バレル下方修正した。北米の需要が9万バレル引き下げられるなどOECD諸国で11万バレルの引き下げとなった一方、中国をはじめとしたアジア地域、南米などの見通しが引き上げられた。07年度の需要は8,579万バレルと3万バレル引き上げた。前年からの需要の伸びは、08年度が116万バレル(1.35%)、07年度が118万バレル(1.39%)となる。

非OPEC諸国の08年度生産見通しは日量5,018万バレルと11万バレルの下方修正。07年度は日量 4,943万バレルと1万バレル下方修正された。OPECの4月生産は日量3,170.2万バレルと前月から39.2万バレル減少。パイプラインへの攻撃やエクソンモービル子会社のストで生産が停止したナイジェリアが25.1万バレル減少したのが響いた。

OPECへの石油需要(Call on OPEC)は08年が日量3,184万バレルと前月から9万バレルの引き上げ。07年も3,196万バレルと4万バレル引き上げられた。08年1-3月期は日量3,229万バレル、需給バランスは29万バレルの供給不足となった。4-6月期はOPECに対し3,124万バレルの需要が見込まれる。

Posted by 直     

2008年05月14日(水)

アルゼンチン、農家ストで穀物出荷不履行の宣言出始める
 [穀物・大豆]

アルゼンチン商社関係者は14日に米通信社ダウ・ジョーンズとのインタビューで、農家ストの影響で穀物の出荷不履行 (フォースマジュール)を宣言する業者が出始めてきたことを明かした。このほか、輸出港に貯蔵している穀物も来週中に底をつくとの地元アナリストによる見方も報じられている。ロザリオ穀物取引所によると、13日に港に運ばれた穀物はトラック2台分。前年同期は5000台を超えていたという。

Posted by 直     

仏穀物局、07/08年度軟質小麦生産推定据え置き
 [穀物・大豆]

仏穀物局(ONIGC)は14日、2007/08年度の国内軟質小麦生産推定を前年比7.5%減の3078万5000トンで据え置いたことを発表した。輸出については、欧州連合(EU)圏内向けを727万トンから710万トンに引き下げ、これは前年比較で15.5%減の見方。イタリアやベルギーの需要が事前予想を下回っているという。圏外向けでも20万トン下方修正して460万トンとみている。最新予測で前年比は 15.8%減少。ドル安により、エジプト向けの輸出シェアが米国に奪われていると説明した。このほか、信用問題でアルジェリアへの出荷が落ちたことも指摘。

小麦の期末在庫を323万3600トンと予想している。前月報告時で見越していた258万3000トンから大幅の上方修正。輸出の引き下げに加え、飼料向けの消費はコーンへの乗り換えによって減少しており、このため在庫積み増しが進む見方としている。最新予測は前年度の253万 2000トンを大きく上回る。

コーン生産推定は前年比15.9%増の1432万6000トンとした。4月の報告で下方修正した分を引き上げて3月時点の推定に戻した。輸出見通しはEU向けを5000トン引き上げ、前年比20.4%減の442万トンに修正した。圏外向けの出荷も従来に比べて 1万トン多い16万トンに改定。前年度から58.4%増加をみている。期末在庫見通しは297万1000トンとした。前年度の191万5000トンを上回るとの見方は維持したが、前回報告での325万4000トンから下方修正。

ONIGCはまた、2008/09年度の国内コーンを初めて取り上げ、作付が前年比4.2%増の155万ヘクタールになると見通した。ただ、作業期間中の降水量次第で下方修正もあり得ることを記している。 2008/09年度の穀物全体で作付は前年比3.6%増の920万ヘクタールとみる。

Posted by 直     

4月消費者物価指数は前月比0.21%上昇、予想下回る
 [経済指標]

米労働省が発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.21%上昇した。エネルギーと食品を除いたコア指数は0.10%。いずれも前月よりやや伸びペースはスローダウンし、市場予想も下回った。

エネルギー価格が0.01%のマイナスだった。3月には4ヶ月ぶりの高い伸びだったのから落ち着いた格好である。このうち、ガソリンが1.99%下がって、マイナス転落。反面、ガス・電力は2.46%と前月以上の上昇となった。食品は 0.92%上昇し、1990年1月以来の高い伸びといわれる。内訳をみても全て前月より高く、中でも食用油が5%を超える値上がりとなり、青果価格は約 2%アップ。穀物や乳製品なども大幅高だった。

コア部分では、ホテル宿泊料金が1.98%下がり、これは前月を上回る落ち込みとなる。新車価格が0.19%、航空運賃は0.51%それぞれ下落した。一方、アパレルが0.46%の上昇に転じた。医療や教育も値上がり。

CPIは前年同月に比べて3.88%上がり、コア指数が2.26%上昇した。いずれの指数も前月時点での前年比伸び率を下回る。

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ロシア粗糖輸入、減税で増加見通し
 [砂糖]

ロシア砂糖生産者団体は14日、6月の粗糖輸入増加見通しを明かした。輸入関税の引き下げが理由。政府が導入した季節輸入関税の適用期間は5月末まで。昨年12月1日から1トン220ドルで設定されているのが、6月には国際価格をベースにする従来の算出方法に戻る。同団体は、ニューヨーク市場における2-4月の平均価格が1トン277.66ドルだったのに基づいて6月の関税が同140ドルになると試算。輸入は年初から4月 9日までに39万2000トンだったのが、6月だけで50万トンに達するとの見方をしている。

Posted by 直     

ナイジェリア南部油田地帯で外国人2名誘拐される
 [エネルギー]

ナイジェリア軍の広報担当者が14日に明らかにしたところによると、同国南部油田地帯の中心ポートハーコート近郊で米シェブロンの物資輸送船が武装グループの攻撃に遭い、ポルトガルとウクライナ国籍の職員2名が誘拐された。犯人は職員の解放に監視身代金を要求しているという。

Posted by 直     

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