2008年05月07日(水)
インド、インフレ対策で大豆油などの取引停止
[穀物・大豆]
インドの先物市場委員会は7日の立会い終了をもって大豆油をはじめ4つの商品取引を停止した。食品価格高騰に伴うインフレ抑制がもくてきで、最低4ヶ月は取引を禁じるという。
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石油在庫統計:原油は565万バレルの大幅積み増し、予想上回る
[エネルギー]
米エネルギー省情報局(EIA)が発表した在庫統計によると、5月2日現在の米国内民間原油在庫は前週から565.4万バレルの大幅積み増しとなった。原油輸入が引き続き好調なペースを保っている他、製油所稼働率が低下し消費量が減少したことが在庫を押し上げた。ガソリン在庫は79.4万バレル増と、前週から減少するとしていた市場予想に反し小幅の積み増し。暖房油やディーゼル燃料となる留出油の在庫は10.7万バレルと小幅ながら減少した。製油所稼働率は84.99%と前週から0.41ポイント低下した。
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3月住宅販売ペンディング指数は前月から0.95%低下
[経済指標]
全米不動産協会(NAR)が発表した3月の住宅販売ペンディング指数は前月比0.95%低下した。2月が速報段階で1.86%のマイナスだったのから 2.78%ダウンに改定。3月も再び下がりはしたが、ペースは大きくスローダウンしたことになる。市場別にみると、中西部で10.40%と最もきつい落ち込みだった。西部の指数は1.41%のマイナス。南部で0.12%と小幅ながらも6ヶ月連続下がった。北東部だけが12.53%上昇で、指数は昨年7月以来の高水準となった。
3月は全体で前年比20.12%低下し、市場別でも軒並み前年割れ。
ペンディング指数は最終的な売買契約にはまだ至っていない、現在契約中の中古住宅販売の件数を指数化したもので、住宅販売の先行指標となる。通常1、2ヵ月後には契約が成立、中古住宅販売の数字に反映される。
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1-3月期労働生産性は前期比2.18%上昇、予想上回る
[経済指標]
米労働省が発表した1-3月期の労働生産性速報値は年率換算で前期比2.18%上昇した。昨年10-12月期の伸び率(従来推定の1.86%から 1.78%に改定)よりも高く、市場予想も上回った。単位労働コストは2四半期連続上昇だが、2.16%とペースはスローダウンした。生産伸び率が 0.39%アップ。労働時間は1.75%下がった。
製造業の生産性が4.05%上昇となった。このうち、非耐久財で6.95%上がり、2005年1-3月期以来、ちょうど3年ぶりの高い伸び。反面、耐久財の生産性伸び率は2.34%で、これは2006年10-12月期以来の低水準である。
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IMF、保有金403.3トンの売却計画を承認
[メタル]
国際通貨基金(IMF)の理事会は6日、5日に開いた理事会で保有金403.3トンの売却計画を承認したことを明らかにした。これは先月7日に示されたIMFの財政再建計画に含まれるもので、今後数年間以内に4億ドルの財政赤字を解消するとしている。
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2008年05月06日(火)
カンザス州で冬小麦クロップツアー開始、作柄平均並み
[穀物・大豆]
米カンザス州で6日、2008年硬質赤色冬小麦のクロップツアーが始まった。まず北部中央のスタート地点であるマンハッタン郡を含める6郡で調査が行われ、平均イールドは52ブッシェルと伝わっている。同州農業局高官は、現時点で作柄は平均並みだが、最終的に収穫が例年をやや上回る可能性もあるという。
生育ペースは全般に一週間ほど遅れているが、オタワ郡の農家では気温が上がり降雨に見舞われなければ7- 10日後には出穂する見通しと述べたようだ。病害は極めて限られており、雑草被害の問題もない模様。土壌水分は東から中央にかけて妥当な水準だったのが、西に向かう過程で下がっていったと指摘しており、目先の降雨が望まれるという。
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EIAアウトルック、世界原油需要見通しを小幅上方修正
[エネルギー]
米エネルギー省情報局は6日に発表した短期アウトルックで、08年度の世界石油需要を日量8,661万バレルと推定、前月より3万バレルと小幅ながら引き上げた。景気後退懸念が強まっている米国の需要見通しが10万バレル引き下げられる一方、中国が5万バレル引き上げられるなど途上国の上方修正がそれを上回った。09年度は日量8,795万バレルと6万バレルの上方修正。前年からの需要の伸びは08年度が121万バレル(1.42%)、09年度が134万バレル(1.55%)となる。
一方、世界供給は08年度が8万バレルの下方修正、09年度はOPECの生産見通し引き上げに伴い37万バレル上方修正された。OPECの4月産油量は日量3,178万バレルと前月から53万バレル減少。パイプライン攻撃やストの影響でナイジェリアの生産が 25万バレル減少したほか、イラクが20万バレル、サウジの生産が10万バレル減少したのが目立った。生産余力はサウジに日量190万バレルあるだけという。
価格見通しは08年のWTI原油平均価格が1バレル109.53ドルと前月から8.92ドルの引き上げ、09年度は103.17ドルに軟化するとしている。レギュラーガソリンの小売価格は08年度が1ガロン3.52ドルと0.16ドルの引き上げ、09年度は3.44ドルとした。
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ブラジル農業コンサル、07/08年度大豆生産見通し0.5%引き上げ
[穀物・大豆]
ブラジルの農業コンサルタントセレレスは6日遅くに2007/08年度の国内大豆生産見通しを引き上げたことを明かした。最新予測は6020万トン。従来の5990万トンから0.5%の上方修正で、農務省商品供給公社(CONAB)の見通す5998万8700トンを上回る。また、ブラジル油種加工業協会(ABIOVE)の予測6130万トンにも近付いた。
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アングロゴールドの1-3月期金生産は前期比で12.6%減少
[メタル]
南アフリカの産金大手アングロゴールド・アシャンティが発表した四半期レポートによると、同社の1-3月期金生産は 119万6,000オンスと前期比で12.6%、前年同期比で9.8%それぞれ減少した。南アフリカの鉱山の電力不足や年末年始の休みで生産が落ち込んだのが主な要因だが、2月に示したガイダンスからは9%増加している。
産金コストはキャッシュコストが1オンス当たり430ドルと前期比で6.4%、前年同期比で29.5%上昇。また3月末時点でのヘッジポジションは924万6,058オンス(287.6トン)と昨年12月末時点の1,039万オンスから減少した。
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OPECからの脱退の可能性を検討中、インドネシア大統領
[エネルギー]
インドネシアのユドヨノ大統領は6日、同国はもはや石油の純輸出国ではなく、石油輸出国機構(OPEC)にとどまるべきか、それとも一時的に脱退すべきかどうかを検討中であることを明らかにした。インドネシアはアジアで唯一のOPEC加盟国だが、施設の老朽化などによる生産の伸び悩みと需要増によって2000年代の前半から石油の純輸入国になっているとされ、OPEC脱退問題も何度となく浮上していた。
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