2008年05月12日(月)
インド、年内の小麦輸入見送る可能性・農相
[穀物・大豆]
インドのパワール農相は12日、国内の在庫を理由に年内の小麦輸入は行わない可能性を示した。また、農相は州政府からの情報をもとに2008/09年度の小麦生産が2000万トンと前年度の1110万トンを大きく上回る見通しであることも示した。
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2008年05月09日(金)
USDA需給:08/09年小麦生産は大幅増、コーン在庫は1億トン割れ
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)が発表した5月の需給報告によると、今回が初めての推定となる08/09年度の小麦世界需給は生産が6億5,601万トンと前年比で 8.2%増加、これまでの記録だった04/05年度を上回り過去最高となるとした。2年連続で干ばつに見舞われた豪州の生産が2,400万トンとそれ以前の水準に回復すると見られているほか、カナダの生産が24.7%、欧州が17.2%それぞれ前年から増加する。この他、中東では14.0%、カザフスタンでは15.7%減少するものの、ロシアが5.3%増、ウクライナが43.9%増とほぼ全世界的に生産が増えると予想されている。消費は前年から3.48% 増加、期末在庫は1億2,399万トンと12.7%増加する
08/09年度のコーン世界需給は生産が7億7,756万トンと前年から 0.3%減少する。米国の生産は作付の減少を受け7.3%減るものの、米国外の生産がその分をほぼ相殺する。欧州の生産が前年から16.0%増えるほか、アルゼンチンが9.3%中国が3.5%、ブラジルが1.8%それぞれ増加する。一方カナダは14.2%減少するとの見通しだ。消費は前年比で1.6%増加、価格高騰を嫌気して、前年に6.9%増に比べ伸びが急速に鈍る。期末在庫は9,903万トンと前年から9.7%減少、1億トンを割り込み25年来の低水準になると予想される。
大豆の07/08年度世界需給は生産が2億1,972万トンと前月から27万トンの下方修正。期末在庫が4,904万トンとやはり27万トン引き下げられた。大豆の08/09年度世界需給は6月に初回推定が発表される。
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USDA需給報告:小麦、コーン在庫は予想上回る、大豆は強気
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)が発表した5月の需給報告によると、今回が初めての推定となる08/09年度の米国内小麦需給は生産が前年比15.7%増の23億 9,200万ブッシェルとなった。作付面積は6,380万エーカーと3月末の推定の数字をそのまま使用、イールドは1エーカー42.5ブッシェルと前年の 40.5ブッシェルから上昇する。なお、春小麦については3月末の推定より10%作付が増加するのに伴い上方修正されるとの見通しを示している。需要は国内消費が12億7,400万ブッシェルと前年から16.0%増加する一方、輸出は23.8%減って9億7,500万ブッシェルと推定。いずれも2月のアウトルックフォーラムで示した12億1,400万、9億5,000万ブッシェルを上回っている。コーン価格の上昇によって飼料需要が増えるのが背景にあるという。期末在庫は生産の増加をうけ4億8,300万ブッシェルと前年の2億3,900万ブッシェルから倍増、在庫率も21.5%に回復する。在庫は市場予想平均の4億2,400万ブッシェルを上回った。
08/09年度のコーン国内需給は生産が121億2,500万ブッシェルと前年比で 7.3%減少、これは3月末の意向調査で出した8,600万エーカーという作付推定に基づいており、実際の作付はこれよりも増えるとの見方が多い事を考えれば、今後上方修正される可能性は高い。イールドは1エーカー153.9ブッシェルと前年の151.1ブッシェルから上昇する。需要は飼料および残余が価格高騰を嫌気し53億ブッシェルと前年から13.8%減少、一方食用、種子、工業需要はエタノール需要の伸びにより53億6,000万ブッシェルと前年から22.9%増加する。エタノール需要は40億ブッシェルと前年の30億ブッシェルから33.3%増加する。輸出は21億ブッシェルと前年比で16.0% 減少する。米国外の生産増や、欧州の輸入減少見通しが背景にある。総消費量は127億6,000万ブッシェルと前年から1.9%減少、2月のアウトルックフォーラムで示された130億2,000万ブッシェルからも大きく引き下げられる。期末在庫は生産の減少を受け7億6,300万ブッシェルと前年の13億 8,300ブッシェルから大きく減少、在庫率は5.98%まで低下する。在庫は市場予想平均の7億700万ブッシェルを上回った。なお、07/08年度はエタノール需要が1億ブッシェル引き下げられたのに伴い、期末在庫もその分上方修正されている。
08/09年度の国内大豆需給は生産が 31億500万ブッシェルと前年から20.1%増加。これは前年比で作付が17.6%増えるとした3月末の意向調査の数字に基づいており、実際の作付は価格の高いコーンへの転作が進むことで減少する可能性が高いとされている。イールドは1エーカー42.1ブッシェルと前年の41.2ブッシェルから上昇するとした。需要は国内圧搾需要が18億5,000万ブッシェルと前年から僅かに増加、一方輸出は10億5,000万ブッシェルと3.7%減少する。圧搾需要は2月のアウトルックフォーラムでの推定から1,000万バレルの下方修正、一方輸出は2月に9億1,000万ブッシェルとしていたのからは引き上げられた。期末在庫は1億8,500万ブッシェルと前年の1億4,500万ブッシェルから増加、在庫率は4.79%から6.02%に上昇する。07/08年度の期末在庫が輸出見通しの引き上げに伴って1,500万ブッシェル下方修正されたこともあり、08/09年度の期末在庫は市場予想平均の2億7,300万ブッシェルを下回った。
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