2008年05月15日(木)
アルゼンチン政府、15日間の穀物輸出登録受付停止を決定
[穀物・大豆]
アルゼンチン政府が穀物輸出登録の受付業務を農業局から農牧取引管理局(ONCCA)に移し、これに伴い登録受付を15日間停止することを決めたと地元のコーン業者組合が15日に明かした。移行に絡む手続きなどで2週間かかるためと政府が輸出業者に通知したという。
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ストラテジーグレイン、08/09年度のEU穀物生産見通し引き上げ
[穀物・大豆]
ストラテジーグレインは15日に発表した月次市場報告で、2008/09年度の欧州連合(EU)穀物生産見通しを10万トン引き上げて2億8910万トンとした。一方、2007/08年度を60万トン引き上げて2億5580万トンに改定したため、2008/09年度は前年比13.0%と前月より僅かに小幅の伸びをみている。
作物別では、コーン見通しを前月報告での5730万トンから5760万トンに上方修正した。前年と比べて20.5%増加の見方である。デュラム小麦も前回より多めにみている。穀物生産で最も規模の大きい軟質小麦は前年度を14.8%上回る1億2830万トンと予想。前回報告より20万トン削減し、また、今後の天候次第で1億1100万トンまで引き下げもありえると述べている。反面、天気に恵まれれば1億4400万トンまで上方修正の可能性もあることを示唆した。
ストラテジーグレインはこのほか、2007/08年度のコーン輸入見通しを100万トン引き下げて1170万トンとした。さらに、2008/09年度分も同様に100万トン下方修正し、430万トンに落ち込む見方。国内供給の増加で輸入需要が落ちていることを指摘している。
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2008年05月14日(水)
アルゼンチン、農家ストで穀物出荷不履行の宣言出始める
[穀物・大豆]
アルゼンチン商社関係者は14日に米通信社ダウ・ジョーンズとのインタビューで、農家ストの影響で穀物の出荷不履行 (フォースマジュール)を宣言する業者が出始めてきたことを明かした。このほか、輸出港に貯蔵している穀物も来週中に底をつくとの地元アナリストによる見方も報じられている。ロザリオ穀物取引所によると、13日に港に運ばれた穀物はトラック2台分。前年同期は5000台を超えていたという。
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仏穀物局、07/08年度軟質小麦生産推定据え置き
[穀物・大豆]
仏穀物局(ONIGC)は14日、2007/08年度の国内軟質小麦生産推定を前年比7.5%減の3078万5000トンで据え置いたことを発表した。輸出については、欧州連合(EU)圏内向けを727万トンから710万トンに引き下げ、これは前年比較で15.5%減の見方。イタリアやベルギーの需要が事前予想を下回っているという。圏外向けでも20万トン下方修正して460万トンとみている。最新予測で前年比は 15.8%減少。ドル安により、エジプト向けの輸出シェアが米国に奪われていると説明した。このほか、信用問題でアルジェリアへの出荷が落ちたことも指摘。
小麦の期末在庫を323万3600トンと予想している。前月報告時で見越していた258万3000トンから大幅の上方修正。輸出の引き下げに加え、飼料向けの消費はコーンへの乗り換えによって減少しており、このため在庫積み増しが進む見方としている。最新予測は前年度の253万 2000トンを大きく上回る。
コーン生産推定は前年比15.9%増の1432万6000トンとした。4月の報告で下方修正した分を引き上げて3月時点の推定に戻した。輸出見通しはEU向けを5000トン引き上げ、前年比20.4%減の442万トンに修正した。圏外向けの出荷も従来に比べて 1万トン多い16万トンに改定。前年度から58.4%増加をみている。期末在庫見通しは297万1000トンとした。前年度の191万5000トンを上回るとの見方は維持したが、前回報告での325万4000トンから下方修正。
ONIGCはまた、2008/09年度の国内コーンを初めて取り上げ、作付が前年比4.2%増の155万ヘクタールになると見通した。ただ、作業期間中の降水量次第で下方修正もあり得ることを記している。 2008/09年度の穀物全体で作付は前年比3.6%増の920万ヘクタールとみる。
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