2008年12月15日(月)
2009年のインド小麦生産、過去最高更新の可能性・著名農学者
[穀物・大豆]
世界的に有名なインドの農学者スワミナサン氏は15日の米通信社ダウ・ジョーンズとのインタビューで、2009年のインド小麦生産が過去最高となる8000万トンに増える可能性を示した。価格上昇で作付が増えているのを理由に挙げている。また、このまま天気に恵まれ、イールドが上がれば記録塗り変えは必死との見方だ。このほか、政府の介入価格が肥料の消費増加など管理の面でもイールドアップに寄与するかもしれないという。
同氏は、在庫を抱えたトレーダーの輸出解禁要請には反対姿勢にあることを明かした。過去に在庫取り崩しを狙って輸出を進めた他ために国内供給が落ちた経験があり、繰り返すことはないとコメント。輸出よりも国内の低所得層に向けた供給引き上げに焦点を当てるべきだといい、また輸出を承認してもトレーダーに有益なだけで、農家には無益とも述べた。
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2008年12月12日(金)
インフォーマ、2009年の米大豆作付見通し引き上げ
[穀物・大豆]
米有力アナリストのインフォーマ・エコノミクスが2009年の米大豆作付について8146万エーカーと見通していると伝えられている。11月時点で見越していた7720万エーカーから引き上げたことになる。米農務省(USDA)が推定している2008年の7588万エーカーから7.4%増加の見方だ。
報道によると、インフォーマはコーン作付を8229万エーカーになると見通している。大豆とは対照的に 11月時点での予測8680万エーカーから下方修正し、USDAの2008年推定8589万エーカーより減反をみている格好だ。過去3ヶ月間の価格変動に基づいての改定といい、コーンが大豆以上に値下がりしたことを指摘している。また、融資が限られていることや作物間での乗り換えなども反映しているという。
一方、冬小麦は4408万エーカーの見方である。USDAで推定する2008年の4618万エーカーから減反をみている。
Posted by 直
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