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2008年12月09日(火)

全米不動産協会、住宅販売見通し一段と引き下げ
 [金融・経済]

全米不動産協会(NAR)は9日に発表した月次住宅市場見通しで、向こう3年間の住宅販売見通しを一段と引き下げた。協会チーフエコノミストは、2009年前半のマイナス成長を予想。後半には住宅市場の底入れを反映して景気が立ち直るとの見解を示す。それでも、販売回復に関して前回報告より鈍いペースをみている格好である。

中古について、2008年に前年比12.3%減の495万8000件と推定している。前月報告で501万9000戸みていたのからシフト。2009年には519万戸と500万の大台回復の見方だが、前月に見通していた531万9000 戸より少ない。2010年の販売見通しは561万9000戸から555万1000戸に改定した。

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Posted by 直     

EIA、08/09年度冬季暖房需要見通しを引き上げ
 [エネルギー]

米エネルギー省情報局(EIA)は9日に発表した冬季暖房燃料アウトルックで、08/09年度の米国における一世帯あたりの暖房用天然ガス消費が前年比で 1.6%増加するとの見通しを示した。10月に1.3%増としていたのから小幅引き上げた。うち北東部では6.4%増加するものの、中西部では0.8%減少する。価格見通しは全米平均で前年から1.6%の下落と、10月時点で16.5%上昇としていたのから大きく引き下げた。北東部で 0.7%、中西部で2.7%それぞれ増加する。暖房油の消費は全米平均で前年から5.1%増加とこちらも10月の4.8%増から引き上げ。地域別では北東部で5.7%増える一方、中西部では 1.0%減少する見通しだ。価格は全米で前年から23.6%、北東部で23.6%、中西部で23.6%それぞれ下落する。

Posted by 直     

EIA、09年世界石油需要見通しを63万バレル引き下げ
 [エネルギー]

米エネルギー省情報局(EIA)は9日に発表した短期アウトルックで、09年度の世界需要を日量8,530万バレルと推定、前月から63万バレル下方修正した。OECD諸国では欧州の見通しを15万バレル引き下げたのが目立ったほか、新興国の見通しも合計で34万バレル引き下げており、景気減速に伴う需要の減少が米国からOECD諸国、そして新興国に広がっていることが見て取れる。08年度の需要も日量8,575万バレルと14万バレル下方修正。この結果、08年度の需要は前年比で5万バレル(0.06%)の減少、09年度は45万バレル(0.52%)の減少と、今回初めて世界全体の需要が08、09年度共に前年割れになるとの見通しを示した格好となる。

世界石油供給は09年度が日量8,514万バレルと前月から58万バレルの引き下げ、08年度は8,552バレルと10万バレルの引き下げとなった。09年度の引き下げはOPECの減産見通しによるもの。非OPEC諸国の生産量は米メキシコ湾岸や中央アジア諸国の生産回復が遅れたことで31万バレル減少すると見られるが、09年度には41万バレル増加する見通し。メキシコや北海油田、ロシアの生産減が予想されるものの、アゼルバイジャンやブラジル、米国の生産増がそれを上回るという。

OPECの11月生産は日量 3,148万バレルと前月から73万バレル減少。サウジが45万バレル、イラン、UAE、クウェートが10万バレルずつ、ナイジェリアが9万バレルと、先のOPEC総会で11月1日から150万バレルの減産が決定されたことを受け各加盟国が生産量を減らした。一方、生産枠から外れているイラクが7万バレル、インドネシアが1万バレルの生産増となったほか、アンゴラの生産も11万バレル増えた。イラクとインドネシアを除く11ヶ国の生産量は日量2,823 万バレルと前月から81万バレル減少。日量2,730万バレルと推定される現在の生産枠を90万バレル強上回っている。OPECの生産余力は日量254万バレルまで増加した。

WTI原油の価格見通しは08年平均が1バレル100.40ドルと前月から1.05ドル引き下げ、09年は 51.17ドルと12.33ドルの下方修正となった。レギュラーガソリンの平均価格は08年が1ガロン3.27ドル、09年が2.03ドルとそれぞれ2セント、34セント引き下げられた。

Posted by 直     

10月住宅販売ペンディング指数は前月から0.67%低下
 [経済指標]

全米不動産協会(NAR)が発表した10月の住宅販売ペンディング指数は前月比0.67%低下した。2ヶ月連続ダウンで、指数は88.9と5月以来の低水準になった。しかし、市場予想を下回る前月比マイナスにとどまっている。また、9月の前月比も速報で4.60%低下だったのが4.28%に改定。

市場別にみると、上昇、低下で二分した。下がったのは西部8.71%と中西部4.32%。一方、南部で7.75%上がった。北東部は0.59%上昇。ペンディング指数は前年比較すると1.00%低下した。北東部で14.12%落ち、中西部、南部もダウン。西部だけが一年前を17.31%上回った。

Posted by 直     

豪ABARE、08/09年度小麦生産推定を上方修正
 [穀物・大豆]

豪資源経済局(ABARE)は9日、四半期ごとに発表するクロップレポートで2008/09年度小麦生産推定を上方修正した。ABAREが11月に発表した9月のレポート改定値で1990万7000トンをみていたのから1996万9000トンに引き上げ。前年比53.15%増の見方である。しかし、9月の 2246万トンには届かず。イールドは1.47トンで据え置き、9月時点での推定1.66トンより低い。

ABAREは春にニュー・サウス・ウェールズ州やビクトリア州、サウス・オーストラリア州で乾燥に見舞われ、年央時点での推定を大きく下回っているという。ABAREは11月の改定値時点で3回続けて下方修正していた。

Posted by 直     

2008年12月08日(月)

ブラジルの09/10年度コーヒー生産は3,820-4,120万袋、サフラス
 [コーヒー]

ブラジルの農業コンサルタントサフラスが8日に明らかにしたレポートで、同国の09/10年度コーヒー生産が3,820万から4,120万になるとの見通しを示した。08/09年度推定の5,020万袋から大きく減少する。このうちアラビカ種は2,750万から2,970万袋になるという。09/10年度が生産サイクルの裏作に当たるため、主要品目のアラビカ種の生産が大きく落ち込むことが減少の主な要因。

ブラジルのコーヒー農家は通常 3段階に分けて殺虫剤と肥料の散布を行うが、今回はコストの上昇や信用の収縮によって段階を一つ抜かしたり、量を減らしたりしているという。しかしながら、今後もコストの低下が続くようなら、来年担って使用量を増やす農家が出てくることもあり得るという。また、開花期前半における生産地の天候は概ね良好ながら、サントス州やミナスジェライス州では例年並の降雨がみられていないところもあるとした。

Posted by 松     

アゼルバイジャンからの石油輸出、1月に大きく減少
 [エネルギー]

アゼルバンジャンとトルコの輸出港シェイハンを結ぶBTCパイプライン関係者が8日に明らかにしたところによると、パイプラインを経由したアゼルバイジャンの石油輸出は1月に日量56.8万バレルと前月から21.3万バレル減少するという。減少はパイプラインや油田の運営上の問題ではなく、主にシェイハン港からの出荷予定量が減少しているためだという。

Posted by 松     

ロシアの1-10月粗糖輸入は前年同期比で25.2%減少、連邦関税局
 [砂糖]

ロシア連邦関税局が8日に明らかにしたデータによると、同国の年初から10月までの粗糖輸入量は202.2万トンと前年同期比で25.2%減少した。額面では7億9,510万ドルと前年の8億6,250万ドルから7.8%減少している。精製糖の輸入は5万3,600トンと前年同期から48.7%減少、額面では2,410万ドルと前年の4,870万ドルから減少した。

Posted by 松     

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