2009年11月13日(金)
2009/10年度砂糖需給、720万トンの供給不足見通し・ISO
[砂糖]
国際砂糖機関(ISO)は13日、2009/10年度の世界砂糖需給で720万トンの供給不足になる見通しを示した。9月に見越していた840万トンのギャップから改定になる。また、前年度の1130万トンも下回る供給不足の見方だ。
ISO は2009/10年度世界砂糖生産見通しを90万トン引き上げて1億5990万トンとした。前年比4.5%増加をみている格好で、増加理由にはインドの生産回復を再び取り上げている。ただ、需給ギャップの見通し修正でも供給不足に変わらず、砂糖価格の上昇支援になるとの見方も示した。
ISO は2009/10年度の在庫を5347万トンと予想しており、これは前年度の6072万トンを下回る。2009/10年度消費見通しは1億6710万トン。前年比1.7%増の見方だが、過去10年の平均伸び率2.7%に比べると緩やかなペースを見込んでいることになり、これは景気減速や価格高騰が要因と説明した。
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2009年11月12日(木)
インド政府、砂糖の免税輸入期間延長決める
[砂糖]
インド政府は白糖の免税輸入期間を4ヶ月間延ばすことに決めた。11月30日に期限が切れる予定だったが、延長によって来年3月31日までとなる。また、粗糖の免税輸入期限もこれまで設けていた来年3月31日から来年12月31日に改定。
インドの砂糖生産は2008/09年度に前年度の2630万トンから約1500万トンに落ち込み、2009/10年度にも1600万トン前後にとどまる見通しである。輸入期限の延期で国内需給の逼迫緩和を図る。ボンベイ砂糖業者協会の幹部は輸入規模の増加もあり得るとの見方を示した。
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