ブラジルの農業顧問アグロコンサルトのエコノミストによると、現在行われているブラジル国内のクロップツアーでは、予想以上に高いイールドが報告されているという。通常ならイールドは1ヘクタール2,500kg前後のところ、最大生産州のマットグロッソやパラナでは3,000kgを楽に超えると見られており、一部では3,900kgに達しているところもある模様。アグロコンサルトの現在の生産推定は5,670万トンだが、最終的にはこれを大幅に上回る可能性があるという。

セントルイス連銀のプール総裁は2日、チリのサンチアゴで開かれた会議での講演後にインタビューに答え、最近の株価急落は大きな問題ではなく、市場の反応も落ち着いているとの見方を示した。講演はオイルショックとその景気への影響についてのもので、景気見通しに触れることはなかった。

今回の急落で従来の景気見通しを変えることはなく、米経済がリセッションに陥るともないと発言。また、グリーンスパンFRB議長がリセッションを予想する発言をしたことが株価急落につながったという見方についてはこれを否定した。また、個人的な見解として、FEDがこのことで何か行動を起こす必要はないともしている。その一方で、下落局面はまだ終了していないかもしれないとの指摘、市場は新たな下落がないのか、様子を見ている状態だとした。また、これは予想ではないと強調した上で、今後数ヶ月の間は景気が弱含むのに伴い、FEDの行動を期待して金利が低下するとの見方を示した。

為替については、一時的な円キャリートレードの解消が現在の急激な円高をもたらしているが、キャリートレードそのものが根本的に瓦解してしまう兆候は見られないと述べた。

プール総裁は今年度のFOMC投票メンバー

2日に発表されたミシガン大消費者指数は91.3と速報値の93.3から2.0ポイント引き下げられた。市場予想も下回った。

詳細はこちら

ロシアの砂糖生産者協会は2日、同国の粗輸入関税が4月も1トン140ドルに据え置かれることを明らかにした。関税は過去3ヶ月間のNYBOT粗糖価格を基に算出されるとされているが、05年10月から変更されていない。政府内では3月にも関税を1トン270ドルに引き上げる案が出ていたが、最終的な調整が付いていないようだ。

米農務省（USDA)は3月1日、2日の両日にわたって開かれたアウトルックフォーラムで、07/08年度の需給見通しを発表、コーン作付を前年比11.1%増の8,700万エーカー、大豆を6.6%減の7,050万エーカーと推定した。

詳細はこちら

タンカーサービスのオイルムーブメント社によると、3月17日までの4週間におけるOPECの石油輸出量は、日量2,421万バレルと前4週に比べ21万バレル増加する。アジア向けの輸出が好調で、製油所の稼動が輸入のペースを大きく上回る状況が続いているという。また、OPECの減産は日量80万バレル程度に止まっているとの見方も示した。

米供給管理協会（ISM)が発表した2月の製造業景況感指数は52.3と前月の49.3から大きく改善、市場予想も上回った。

詳細はこちら

米国勢調査局が発表した1月の建設支出は前月比で0.76%と
市場予想を上回る減少となった。

詳細はこちら

米商務省が1日に発表した1月の個人所得は前月比で0.97%増加、
個人消費支出は同0.55%増加と共に市場予想を上回った。
また、物価動向を見る指標となる個人消費価格指数（PCE)はコア部分が前年比で2.3%上昇、前月よりややインフレ傾向が強まった。

詳細はこちら

米労働省が1日に発表した2月24日までの週の失業保険新規申請件数は、33.8万件と前週より7,000件増加、市場予想も上回った。

詳細はこちら