2007年03月06日(火)
07/08年度の世界砂糖生産は1億6,200万トン、ABARE
[砂糖]
豪農業資源経済局(ABARE)は6日に発表した四半期レポートで、07/08年度(10月-9月)の世界砂糖生産を前年比1.4%増の1億6,200万トンと推定した。主要国の内訳はブラジルが3,500万トンと前年比で5%増加、インドが5%増の2,600万トン、中国が3%増の1,200万トン、タイが2%増の700万トン。国内生産は510万トンと前年の465万トンから9.7%増加する。
多年生の砂糖きびは毎年作付をする必要がなく、農家はよほどの条件が揃わない限り他の作物に転作しない。そのため、今後数年価格が伸び悩むと見られているにもかかわらず、生産は増加傾向にあるとした。
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EIA、07年度原油価格見通しを大幅引き上げ
[エネルギー]
米エネルギー省は6日に発表した3月の短期アウトルックで、2007年度のWTI原油価格見通しを1バレル62.23ドルと前月から2.77ドル大幅に引き上げた。07年度世界需要は日量8,661万バレルと前月から29万バレル、供給は8,585万バレルと6万バレル引き上げた。
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2008年 | 修正 | 2007年 | 修正 | 2006年 | ||
世界需要合計 | 88.10 | ↑ 0.22 | 86.61 | ↑ 0.29 | 85.15 | |
世界供給合計 | 88.43 | ↑ 0.53 | 85.85 | ↑ 0.06 | 84.57 | |
価格見通し | 2008年 | 修正 | 2007年 | 修正 | 2006年 | |
WTI原油 | $63.75 | ↑ 1.17 | $62.23 | ↑ 2.77 | $66.02 | |
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リセッションの確率は3分の1、グリーンスパン前FRB議長
[要人発言]
グリーンスパン前FRB議長は5日、ブルームバーグとのインタビューに答え、今年中にリセッションに陥る可能性は3分の1との見通しを示した。現在の経済成長に、10年間続くような勢いはないという。
景気回復は6年目に入っているが、結果として不均衡が急速に膨らんだ。10年の経済成長というのは世界的な現象の一つとなってきたが、歴史的に見ると通常のビジネスサイクルはそれよりも短く、今がそれにあたると分析した。
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住宅販売ペンディング指数は3ヶ月ぶりに前月から低下
[経済指標]
全米不動産協会が発表した1月の住宅販売ペンディング(契約進行中)指数は108.7と前月から4.06%、3ヶ月ぶりに低下した。
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07年1月 | 前月比 | 前年比 | |
ペンディング指数 | 108.7 | ↓4.06% | ↓8.89% |
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製造業受注は前月比5.63%減、予想以上に弱気
[経済指標]
米国勢調査局が発表した1月の製造業受注は前月比で5.63%減少、市場予想の4.0%減を上回る弱気の結果となった。耐久財受注は先週発表された速報値の7.75%減から8.65%に下方修正されている。
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07年1月 | 前月比 | 06年12月 | 市場予想 | ||
製造業新規受注 | 383143 | ↓5.63% | ↑ 2.59% | ↓4.0% | |
>運輸除く | 327116 | ↓2.89% | ↑ 2.30% | ||
>防衛除く | 373447 | ↓5.46% | ↑ 3.23% | ||
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CONABブラジル大豆生産推定は5,671万トン
[穀物・大豆]
ブラジル食糧供給公社(CONAB)が6日に明らかにした3月の生産推定によると、同国の06/07年度大豆生産は5,670万6,800トンと前月から39.05万トン上方修正された。前年からは6.16%増加する。イールドが前月の1ヘクタール2,736kgから2,755kgに引き上げられた。先日行われたアグロコンサルトのクロップツアーでは3,000kgの高イールドが報告されており、この数字は更に引き上げられる可能性がある。
また、コーンの06/07年度生産は4,875万1,900トンと前月から82.83万トンの引き上げ。サマークロップが17.13万トン、ウィンタークロップが68.70万トンそれぞれ引き上げられた。
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労働生産性は1.56%上昇と速報から大幅下方修正
[経済指標]
米労働省が発表した10-12月期労働生産性改定値は前期比年率で1.56%の上昇と速報値の3.00%上昇から大幅に下方修正された。市場予想は1.7%の上昇だった。
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06年4Q | 前期比 | 速報値 | 06年3Q | 市場予想 | |
労働生産性 | ↑ 1.56% | ↑ 3.00% | ↓0.46% | ↑ 1.7% | |
単位労働コスト | ↑ 6.57% | ↑ 1.70% | ↑ 3.45% | ||
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07/08年度豪小麦生産は2,498万トン、ABARE
[穀物・大豆]
豪農業資源経済局(ABARE)は6日に発表した四半期レポートで、07/08年度の国内小麦生産が2,498万トンになるとの見通しを明らかにした。深刻な干ばつ被害で981.9万トンまで落ち込んだ06/07年度から、生産は約2.5倍に増える。イールドは1ヘクタール1.92トンと前年の0.88トンから上昇、輸出も1,566.3万トンと前年の1,268.0万トンから大きく増える。
一方、世界生産は6億2,500万トンと前年から6.1%増加、消費は6億2,100万トンと2.3%増加、期末在庫は1億2,100万トンと前年の1億1,600万トンから500万トン積み増しされる。
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ナイジェリアの石油施設で18.7万バレルの生産が停止
[エネルギー]
ロイヤルダッチシェルの広報担当者は5日、ナイジェリアのニジェールデルタ東部の主要パイプラインで油漏れが発生、国内のジョイントベンチャーによる石油供給施設で日量18.7万バレルの生産が停止していることを明らかにした。原因については政府との共同調査チームが現在解明中という。生産再開は補修状況次第とし、この件で出荷不履行宣言が出されるかについては明らかにしなかった。
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2007年03月05日(月)
OPEC10の2月生産量は前月から42.5万バレル減少
[エネルギー]
ダウジョーンズ社の調査によると、2月のOPEC産油量はイラクとアンゴラを除く10ヶ国で日量2,644.5万バレルと前月から42.5万バレル減少した。ナイジェリアの生産が17万バレル、サウジが15万バレル減少したのが目立った。昨年10月の12月の2度の総会で決定した合計170万バレルの減産目標は、60%以上達成していることになる。
イラクの生産は190万バレルと10万バレル増加、アンゴラは153万バレルと3万バレル増加した。OPEC全体の生産量は2,987.5万バレルと前月から29.5万バレル減少。
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ブラジルパラナ州の大豆生産は前年比30%増、州農業局
[穀物・大豆]
ブラジル第二の大豆生産州であるパラナ州の農業局長官が5日に明らかにしたデータによると、州内の06/07年度大豆生産は前年比30%増の1,200万トンに達するという。作付面積は前年比1%増の390万ヘクタールながら、生育期を通じて天候に恵まれたことが高収穫につながった。
また国内価格の上昇を受け、大豆農家がコーンのウィンタークロップの作付を積極的に進めているという。サマークロップの生産が前年比13%増の860万トンだったのに対し、ウィンタークロップの生産は前年比33%増の470万トンに達すると見られている。
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輸出検証高:コーンは前週比46.9%増、小麦と大豆は減少
[穀物・大豆]
USDAが発表した3月1日までの週の輸出検証高は、コーンが5,163万ブッシェルと前絵夕から46.9%増加した一方、小麦と大豆は20%以上減少した。
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3月1日 | 前週比 | |
小麦 | 18385 | ↓21.0% |
コーン | 51630 | ↑ 46.9% |
大豆 | 24829 | ↓27.4% |
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ブラジルパラナ州の大豆は驚くべき高イールド、クロップツアー
[穀物・大豆]
ブラジル国内で大豆のクロップツアーを実施しているアグロコンサルトの報告によると、国内第二の生産を誇るパラナ州では驚くべき高イールドが期待できるという。ダウジョーンズ社が伝えている。前年のイールドが1ヘクタール2,400kgだったのに対し、多くの農家で3,240kgから4,200kgまで上昇している。パラナ州では多くの農家が遺伝子組み換え大豆を使用しており、イールド上昇に寄与している。
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世界砂糖生産は前年比6.4%増の1億6,180万トン、F.O.リヒト
[砂糖]
ドイツの糖商大手F.O.リヒト社が5日に明らかにした最新の推定によると、06/07年度の世界砂糖生産(10月-9月)は1億6,180万トンと前年から6.4%増加する。前月の推定から100万トン以上の上方修正となった。期末在庫は1,200万トンと前年の540万トンから大幅に増加、在庫率も43.9%から48.8%に上昇するという。また生産は年度前半に需要を上回ると予想。その後は供給不足に転じるとしているものの、3月までの在庫の積み増しで十分にまかなえるという。
需要は年2%のペースで伸びるとし、中長期的な市場の変動要因になると指摘。しかしながら、07/08年度も価格が上昇するとは予想していないとした。07/08年度の生産については、過剰に積み上がった在庫を調整するため、590万トン程度は前年から減少するという。
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ISMサービスは54.5と前月から大幅に悪化
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)が5日に発表した2月の非製造業景況感指数は54.3と前月の59.0から大幅に悪化、市場予想の57.5も大きく下回った。
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現在の価格維持なら追加減産の必要なし、カタール石油相
[エネルギー]
カタールのアティーヤ石油相は5日、ドーハで開かれている中東ガスサミットの海上でインタビューに答え、OPECバスケット価格が現在の水準に止まるのなら、15日に開かれる定例総会で追加減産を決定する必要はないとの考えを示した。
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