2007年03月05日(月)
ブラジルパラナ州の大豆は驚くべき高イールド、クロップツアー
[穀物・大豆]
ブラジル国内で大豆のクロップツアーを実施しているアグロコンサルトの報告によると、国内第二の生産を誇るパラナ州では驚くべき高イールドが期待できるという。ダウジョーンズ社が伝えている。前年のイールドが1ヘクタール2,400kgだったのに対し、多くの農家で3,240kgから4,200kgまで上昇している。パラナ州では多くの農家が遺伝子組み換え大豆を使用しており、イールド上昇に寄与している。
一方、第4の生産州であるゴイアス州では、アジアさび病の感染拡大が懸念されている。特に州南部から南西部にかけては被害がひどく、イールドへの影響も避けられないという。作付の早い地域では1ヘクタール3,000kgに近いイールドが期待できるものの、遅い地域では2,400kgに達すれば良い方だとの指摘もある。
ゴイアス州では種子の採取を目的とした冬季の栽培が認められているが、主要生産州では湿度が上昇しさび病拡大につながるため栽培が禁止されている。来期にはこれに対する規制が検討される可能性が高いという。
Posted by 松