2007年03月05日(月)
OPEC10の2月生産量は前月から42.5万バレル減少
[エネルギー]
ダウジョーンズ社の調査によると、2月のOPEC産油量はイラクとアンゴラを除く10ヶ国で日量2,644.5万バレルと前月から42.5万バレル減少した。ナイジェリアの生産が17万バレル、サウジが15万バレル減少したのが目立った。昨年10月の12月の2度の総会で決定した合計170万バレルの減産目標は、60%以上達成していることになる。
イラクの生産は190万バレルと10万バレル増加、アンゴラは153万バレルと3万バレル増加した。OPEC全体の生産量は2,987.5万バレルと前月から29.5万バレル減少。
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ブラジルパラナ州の大豆生産は前年比30%増、州農業局
[穀物・大豆]
ブラジル第二の大豆生産州であるパラナ州の農業局長官が5日に明らかにしたデータによると、州内の06/07年度大豆生産は前年比30%増の1,200万トンに達するという。作付面積は前年比1%増の390万ヘクタールながら、生育期を通じて天候に恵まれたことが高収穫につながった。
また国内価格の上昇を受け、大豆農家がコーンのウィンタークロップの作付を積極的に進めているという。サマークロップの生産が前年比13%増の860万トンだったのに対し、ウィンタークロップの生産は前年比33%増の470万トンに達すると見られている。
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輸出検証高:コーンは前週比46.9%増、小麦と大豆は減少
[穀物・大豆]
USDAが発表した3月1日までの週の輸出検証高は、コーンが5,163万ブッシェルと前絵夕から46.9%増加した一方、小麦と大豆は20%以上減少した。
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3月1日 | 前週比 | |
小麦 | 18385 | ↓21.0% |
コーン | 51630 | ↑ 46.9% |
大豆 | 24829 | ↓27.4% |
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ブラジルパラナ州の大豆は驚くべき高イールド、クロップツアー
[穀物・大豆]
ブラジル国内で大豆のクロップツアーを実施しているアグロコンサルトの報告によると、国内第二の生産を誇るパラナ州では驚くべき高イールドが期待できるという。ダウジョーンズ社が伝えている。前年のイールドが1ヘクタール2,400kgだったのに対し、多くの農家で3,240kgから4,200kgまで上昇している。パラナ州では多くの農家が遺伝子組み換え大豆を使用しており、イールド上昇に寄与している。
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世界砂糖生産は前年比6.4%増の1億6,180万トン、F.O.リヒト
[砂糖]
ドイツの糖商大手F.O.リヒト社が5日に明らかにした最新の推定によると、06/07年度の世界砂糖生産(10月-9月)は1億6,180万トンと前年から6.4%増加する。前月の推定から100万トン以上の上方修正となった。期末在庫は1,200万トンと前年の540万トンから大幅に増加、在庫率も43.9%から48.8%に上昇するという。また生産は年度前半に需要を上回ると予想。その後は供給不足に転じるとしているものの、3月までの在庫の積み増しで十分にまかなえるという。
需要は年2%のペースで伸びるとし、中長期的な市場の変動要因になると指摘。しかしながら、07/08年度も価格が上昇するとは予想していないとした。07/08年度の生産については、過剰に積み上がった在庫を調整するため、590万トン程度は前年から減少するという。
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ISMサービスは54.5と前月から大幅に悪化
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)が5日に発表した2月の非製造業景況感指数は54.3と前月の59.0から大幅に悪化、市場予想の57.5も大きく下回った。
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現在の価格維持なら追加減産の必要なし、カタール石油相
[エネルギー]
カタールのアティーヤ石油相は5日、ドーハで開かれている中東ガスサミットの海上でインタビューに答え、OPECバスケット価格が現在の水準に止まるのなら、15日に開かれる定例総会で追加減産を決定する必要はないとの考えを示した。
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2007年03月04日(日)
4-6月期に向け需給は引き締まる、ナイジェリア石油相
[エネルギー]
ナイジェリアのダウコル石油相は4日、訪問中の北京でインタビューに答え、今月15日に開かれるOPEC総会で追加減産を行う必要のないとの考えを述べた。現在OPEC加盟国は過去2回の総会で決定した合計で日量170万バレルの減産のうち、75%を達成していると指摘。減産が遵守されていることで需給が引き締まる可能性が出てきており、OPECが急いで追加減産を行う必要は感じられないという。ナイジェリアは約30万バレル生産量を減らしており、1-3月期の生産量は平均で日量202.5万バレルになるとの見通しを示した。
今年度の非OPEC諸国による生産は当初予想に届かない可能性があり、需給逼迫の度合いを深めることになると指摘。イラクの生産は最悪でも日量180万バレルはあったが、今後情勢が安定しなければこの水準に達しない事もあり得るという。他にはイランの核開発を巡る緊張が高まっていることも生産に影響するとし、これらの状況を考慮すれば、4-6月期に向けて需給は引き締まることになると予想した。
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