2007年03月07日(水)
消費者信用残高は前月比64.4億ドル増
[経済指標]
連邦準備制度理事会(FRB)が発表した1月の消費者信用残高は前月から64.4億ドル増加した。自動車ローンなど非回転信用残高が56.3億ドル伸びる一方、クレジットカードなどの回転信用残高は8.2億ドルの伸びに止まった。
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07年1月 | 前月比 | |
消費者信用残高 | 2411.37 | ↑ 6.44 |
>回転信用残高(Revolving) | 879.37 | ↑ 0.82 |
>非回転信用残高(Nonrevolving) | 1532.00 | ↑ 5.63 |
市場予想 | ↑ 7.00 | |
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穏やかな経済成長が続く、ベージュブック
[金融・経済]
連邦準備制度理事会(FRB)は7日、地区連銀経済報告(ベージュブック)を発表した。
地区連銀の多くは前回の報告以降、穏やかな経済成長が続いているとしたが、いくつかは減速の兆候があると指摘している。ニューヨークでは成長が維持されているものの、減速の兆候がいくつか見られ始めたと報告。セントルイスでも以前より成長のペースが鈍ったとしている。ボストン、ダラスも同様の報告をする一方、フィラデルフィアではやや状況が良くなったとした。
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追加利上げが必要になることもある、シカゴ連銀総裁
[要人発言]
シカゴ連銀のモスコウ総裁は7日、シカゴで講演を行い、インフレが加速するリスクは依然として気減速のリスクよりも大きく、追加利上げが必要になることもあるとの見方を示した。
このところの金融市場の混乱については、市場の大幅な変動が目先の景気見通しを不透明にさせる懸念を表明。また直近の経済指標は強弱入り混じる内容としながらも、全体的にはやや弱気の内容となっているとした。年初には成長の減速を指摘する声も多かったが、最近は持ち直しの兆候が見られるとの見方に変わりつつあるという。景気見通しを変える必要はなく、今後も潜在成長率に近いペースで成長を続けると分析、最終的にインフレ圧力となる可能性があるとした。
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石油在庫統計:原油、ガソリンとも予想外の大幅取り崩し
[エネルギー]
米エネルギー省が発表した石油在庫統計によると、3月2日現在の原油在庫は484.8万バレル、ガソリン在庫は375.0万バレルそれぞれ前週から大きく減少、予想以上に強気の結果となった。
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3月2日現在 | EIA発表 | 前週比 |
原油在庫 | 324156 | ↓ 4848 |
ガソリン在庫 | 216425 | ↓ 3750 |
留出油在庫 | 123172 | ↓ 1331 |
製油所稼働率 | 85.83% | ↓ 0.15 |
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ブラジルの大豆収穫、6日時点で25%が完了
[穀物・大豆]
農業ビジネスコンサルタントのアグルーラルによると、ブラジルの大豆収穫は6日現在で25%が完了、2週前は17%だったのから収穫が進んだ。生産1位のマットグロッソ州では49%、2位のパラナ州では27%まで収穫が進んだが、南部に位置する3位のリオグランデ・ド・スル州では1%に止まっている。
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南アフリカの06年金生産、1922年以来の低水準に
[メタル]
南アフリカの鉱業会議所のエコノミストは7日、ブルームバーグのインタビューに答え、同国の06年度金生産は275トン(885万オンス)と前年比で7.5%減少、1922年以来84年ぶりの低水準に落ち込むとの見通しを示した。金生産は前年比で増加したのは過去37年間で1度だけと指摘、07年度も引き続き減少するとした。
現在多くの金が地中深くから採掘されており、鉱山の中には地下2マイル(約3.2km)に及ぶところもあるという。鉱脈が深くなるにつれ採掘コストも上昇、採算が取れなくなってきているとした。06年度の採掘コストは1オンス420ドルと前年から12%も上昇している。
同国の金生産は1970年には1,000トンに達したが、その後減少傾向が続いている。07年度は240トンに落ち込むと見られており、その後も新たな鉱脈を発見しない限り2010年まで減少し続けるという。
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インドの小麦生産は当初予想上回る7,350万トンに、農業相
[穀物・大豆]
インドのパワール農業相は7日、07年度の小麦生産は7,350万トンに達する可能性があるとの見通しを示した。これまでの推定から100万トンの上方修正、また06年度の6,948万トンからは5.8%増加する。これまでの天候は生育に非常に適したものだった。この先の15日間が特に重要だが、同様の天候が続くようなら生産が先の推定を上回ることになるという。
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市場はバランスが取れ安定している、OPEC事務総長
[エネルギー]
OPECのエル・バドリ事務総長は7日、ダウジョーンズ社のインタビューに答え、最近の価格下落はボラティリティーの範囲内のもので、市場は需給のバランスが取れた状態で安定しており、何も悪いところはないとの見方を示した。15日の定例総会の見通しについては明言を避け、OPECの目的は市場のバランスを取ることとだけ答えた。
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ADP雇用レポートは前月比5.7万人増
[経済指標]
雇用サービス大手のADPが発表した2月の民間雇用数は1億1,511万1,000人と前月から5万7,000人増加した。
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07年2月 | 前月比 | 07年1月 | |
非農業民間雇用数 | 115111 | ↑ 57 | ↑ 693 |
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住宅ローン申請件数は3ヶ月ぶりの高水準
[経済指標]
米モーゲージ・バンカーズ協会(MBA)が発表した3月2日までの週の住宅ローン申請件数は671.6と前週から7.27%上昇、3ヶ月ぶりの高水準を記録した。
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3月2日 | 前週比 | 前年比 | |
総合指数 | 671.6 | ↑ 7.27% | ↑ 16.68% |
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石油需要は春にかけて減少、インドネシア石油相
[エネルギー]
インドネシアのプルノモ・エネルギー鉱物相は7日、石油需要は春にかけて減少するとの見通しを示し、OPECに対し石油価格安定を呼びかけた。我々は価格変動ではなく、安定を求めていると強調したものの、15日に開かれる定例総会で減産を求めるのかについては明らかにしなかった。
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2007年03月06日(火)
07/08年度の世界砂糖生産は1億6,200万トン、ABARE
[砂糖]
豪農業資源経済局(ABARE)は6日に発表した四半期レポートで、07/08年度(10月-9月)の世界砂糖生産を前年比1.4%増の1億6,200万トンと推定した。主要国の内訳はブラジルが3,500万トンと前年比で5%増加、インドが5%増の2,600万トン、中国が3%増の1,200万トン、タイが2%増の700万トン。国内生産は510万トンと前年の465万トンから9.7%増加する。
多年生の砂糖きびは毎年作付をする必要がなく、農家はよほどの条件が揃わない限り他の作物に転作しない。そのため、今後数年価格が伸び悩むと見られているにもかかわらず、生産は増加傾向にあるとした。
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EIA、07年度原油価格見通しを大幅引き上げ
[エネルギー]
米エネルギー省は6日に発表した3月の短期アウトルックで、2007年度のWTI原油価格見通しを1バレル62.23ドルと前月から2.77ドル大幅に引き上げた。07年度世界需要は日量8,661万バレルと前月から29万バレル、供給は8,585万バレルと6万バレル引き上げた。
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2008年 | 修正 | 2007年 | 修正 | 2006年 | ||
世界需要合計 | 88.10 | ↑ 0.22 | 86.61 | ↑ 0.29 | 85.15 | |
世界供給合計 | 88.43 | ↑ 0.53 | 85.85 | ↑ 0.06 | 84.57 | |
価格見通し | 2008年 | 修正 | 2007年 | 修正 | 2006年 | |
WTI原油 | $63.75 | ↑ 1.17 | $62.23 | ↑ 2.77 | $66.02 | |
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リセッションの確率は3分の1、グリーンスパン前FRB議長
[要人発言]
グリーンスパン前FRB議長は5日、ブルームバーグとのインタビューに答え、今年中にリセッションに陥る可能性は3分の1との見通しを示した。現在の経済成長に、10年間続くような勢いはないという。
景気回復は6年目に入っているが、結果として不均衡が急速に膨らんだ。10年の経済成長というのは世界的な現象の一つとなってきたが、歴史的に見ると通常のビジネスサイクルはそれよりも短く、今がそれにあたると分析した。
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住宅販売ペンディング指数は3ヶ月ぶりに前月から低下
[経済指標]
全米不動産協会が発表した1月の住宅販売ペンディング(契約進行中)指数は108.7と前月から4.06%、3ヶ月ぶりに低下した。
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07年1月 | 前月比 | 前年比 | |
ペンディング指数 | 108.7 | ↓4.06% | ↓8.89% |
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製造業受注は前月比5.63%減、予想以上に弱気
[経済指標]
米国勢調査局が発表した1月の製造業受注は前月比で5.63%減少、市場予想の4.0%減を上回る弱気の結果となった。耐久財受注は先週発表された速報値の7.75%減から8.65%に下方修正されている。
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07年1月 | 前月比 | 06年12月 | 市場予想 | ||
製造業新規受注 | 383143 | ↓5.63% | ↑ 2.59% | ↓4.0% | |
>運輸除く | 327116 | ↓2.89% | ↑ 2.30% | ||
>防衛除く | 373447 | ↓5.46% | ↑ 3.23% | ||
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CONABブラジル大豆生産推定は5,671万トン
[穀物・大豆]
ブラジル食糧供給公社(CONAB)が6日に明らかにした3月の生産推定によると、同国の06/07年度大豆生産は5,670万6,800トンと前月から39.05万トン上方修正された。前年からは6.16%増加する。イールドが前月の1ヘクタール2,736kgから2,755kgに引き上げられた。先日行われたアグロコンサルトのクロップツアーでは3,000kgの高イールドが報告されており、この数字は更に引き上げられる可能性がある。
また、コーンの06/07年度生産は4,875万1,900トンと前月から82.83万トンの引き上げ。サマークロップが17.13万トン、ウィンタークロップが68.70万トンそれぞれ引き上げられた。
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労働生産性は1.56%上昇と速報から大幅下方修正
[経済指標]
米労働省が発表した10-12月期労働生産性改定値は前期比年率で1.56%の上昇と速報値の3.00%上昇から大幅に下方修正された。市場予想は1.7%の上昇だった。
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06年4Q | 前期比 | 速報値 | 06年3Q | 市場予想 | |
労働生産性 | ↑ 1.56% | ↑ 3.00% | ↓0.46% | ↑ 1.7% | |
単位労働コスト | ↑ 6.57% | ↑ 1.70% | ↑ 3.45% | ||
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07/08年度豪小麦生産は2,498万トン、ABARE
[穀物・大豆]
豪農業資源経済局(ABARE)は6日に発表した四半期レポートで、07/08年度の国内小麦生産が2,498万トンになるとの見通しを明らかにした。深刻な干ばつ被害で981.9万トンまで落ち込んだ06/07年度から、生産は約2.5倍に増える。イールドは1ヘクタール1.92トンと前年の0.88トンから上昇、輸出も1,566.3万トンと前年の1,268.0万トンから大きく増える。
一方、世界生産は6億2,500万トンと前年から6.1%増加、消費は6億2,100万トンと2.3%増加、期末在庫は1億2,100万トンと前年の1億1,600万トンから500万トン積み増しされる。
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ナイジェリアの石油施設で18.7万バレルの生産が停止
[エネルギー]
ロイヤルダッチシェルの広報担当者は5日、ナイジェリアのニジェールデルタ東部の主要パイプラインで油漏れが発生、国内のジョイントベンチャーによる石油供給施設で日量18.7万バレルの生産が停止していることを明らかにした。原因については政府との共同調査チームが現在解明中という。生産再開は補修状況次第とし、この件で出荷不履行宣言が出されるかについては明らかにしなかった。
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