2007年12月13日(木)
ロシア中銀金及び外貨準備高、9週ぶりに前週から減少
[メタル]
ロシア中銀が13日に発表した週次データによると、同国の金及び外貨準備高は12月7日時点で4,621億ドルと前週から23億ドル、9週ぶりに減少した。年初からでは1,582億ドル増加している。
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住宅市場減速、過剰建設も一因・NAHB幹部
[金融・経済]
全米住宅建設業協会(NAHB)の幹部は米メディアCNNマネーとのインタビューで、住宅市場の減速要因の一つは過剰な建設と語った。業者の中には市場内外からの警告を無視して建て続けた向きがあるとコメント。また、投機的な住宅購入件数を過小評価し、対応に遅れたともいう。
同氏は2008年の住宅販売が一段と減少する見方を示しているが、需要は底堅いとも強調する。このため、在庫調整が一巡すれば2009年には販売が上向くと予想した。価格についてもさらなる下落があり得ると述べた。ただし、どんなに値引きが進んだだとしても新築物件を5-6割のディスカウントでみつけることはないだろうともいう。このほか、住宅市場回復のカギは議会で懸案となっている関連規制や税制改定という。
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ストラテジーグレイン、2008/09年度EU穀物生産14%増見通す
[穀物・大豆]
ストラテジーグレインは13日、2008/09年度の欧州連合(EU)穀物生産初回見通しを発表した。穀物全体のイールド予測が5.0トンで、前年度の4.6トンを上回る見方。軟質小麦が5.1トンから5.7トン、コーンは6.0トンから6.8トンに上がると予想している。生産予測は軟質小麦が前年比15%増の1億2930万トン、コーン26%増の5920万トン。穀物全体で14%増の2億9060万トンとみている。小麦生産についてフランスとドイツ、英国で最も大きく増えると見込んでいる。コーンに関すると、ルーマニア、ハンガリー、イタリアでの改善を見通す。
全体の作付面積は前年度を4%上回る5860万ヘクタールになるとの見方を示した。今秋に完了したものと春の作付意向、過去のトレンドなどから算出したという。このうちコーンを11%増反と予想。軟質小麦も4%増えるとの見方だ。
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インドネシアコーヒー輸出協会、自国生産見通し引き上げ
[コーヒー]
インドネシアのコーヒー輸出協会(AEKI)幹部は13日、2007/08年度の国内コーヒー生産について従来よりも高めの見通しを示した。これまでは前年割れの30万トン前後としていたのから35万トンを超えるとの見方にシフトし、前年度の35万トン並みもしくは増加もあり得るとみている格好である。生育に適した降雨に恵まれ、また新しい樹からの収穫が見込まれていることを理由に挙げている。台風など自然災害に見舞われない限り順調な生育を続けるはずだという。
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ブラジルエタノール輸出、11月は前年割れ
[エネルギー]
ブラジルの海運大手ウィリアムズは13日、ブラジルが11月に輸出したエタノールは約4億2000万リットルだったと発表した。2006年11月には5億リットルを超えていたのから減少した。出港した船舶は30隻、このうち19隻は欧州向けだったという。
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11月生産者物価指数は前月比3.17%上昇、予想を大きく上回る
[経済指標]
米労働省が発表した11月の生産者物価指数は前月比3.17%上昇した。前月の0.06%から上昇ペースは激しく加速し、1973年8月以来の高い伸びとなった。主因はエネルギー価格。14.12%と過去最高の伸びである。ガソリンが34.85%上がってやはり記録更新。暖房油も31.46%と大きく上がった。食品は横ばい。
エネルギーと食品を除いたコア指数は10月の横ばいから11月には0.37%上昇した。全体指数同様に予想以上の伸びである。乗用車が0.63%上がり、小型トラックは2%強と1年ぶりの上昇ペースだった。コンピューター価格は下落したが、それでも資本財は0.33%アップ。
前年比は全体で7.67%上昇した。1981年11月以来の高い伸びとなる。コア指数の前年比伸び率は1.94%で、10月時点での2.79%より低い。
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2007年12月12日(水)
仏穀物局、07/08年度軟質小麦生産見通し小幅引き下げ
[穀物・大豆]
仏穀物局(ONIGC)は2007/08年度の国内軟質小麦生産推定を小幅引き上げた。最新報告では前年比7.1%減の3091万4000トン。11月時点で見ていた3086万2000トンを上回るが、10月時点での推定3163万7000トンには届かない。輸出推定については欧州連合(EU)圏内向けを10.3%減の750万トン、圏外向けを11.2%減の485万トンでそれぞれ据え置いた。期末在庫は前年度の252万5000トンから200万8000トンに縮小と予想しており、これは従来の206万2000トンより下方修正である。
コーン生産推定は1416万トンから1428万6000トンに一段と引き上げた。前年比較で15.6%増加の見方。輸出はEU向けを12.1%減の488万5000トンと、前回報告時の推定523万5000トンを下回る予想に改定した。圏外向けでは前月時点で見越していた前年の約半分である5万トンの見通しを維持した。期末在庫が前年度の192万6000トンから296万トンに増えるとみており、これは前回予測276万8000トンから引き上げである。
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10月の米金輸入は前月比で26.7%減少
[メタル]
米商務省が12日に発表した貿易収支によると、10月の米国金輸入は7,766.3kgと前月比で26.7%減少した。前年比では25.2%の減少となる。
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ブラジル中部・南部砂糖きび収穫、前年比14%増
[砂糖]
ブラジルの砂糖きび生産者協会(Unica)は12日、国内中部・南部の2007/08年度砂糖きび収穫が4億2500万トンになったと発表した。前年度に比べて14.0%、5230万トン多いという。このうち、砂糖生産が一年前より1.6%増の2620万トン、エタノールは23.1%増の197億リットルの見通しである。
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FRB、流動性高めるため欧州及びカナダ当局と協調行動へ
[金融・経済]
米連邦準備理事会(FRB)は12日、カナダ銀行、イングランド銀行、欧州中央銀行、スイス国立銀行とともに金融市場における流動性を高める協調行動計画を打ち出したことを発表した。計画ではFRBによる資金供給、中銀間での外貨スワップなどが行われる。17日から実施という。
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テキサス州ヒューストンの輸送水路、濃霧のため再び閉鎖
[エネルギー]
ヒューストンパイロットアソシエーションの担当者によると、テキサス州ヒューストンの輸送水路は濃霧のため、12日未明に再び船舶の航行が禁止された模様。水路は製油所5ヶ所と石油化学工場に石油を供給しており、閉鎖が長引くと石油製品供給に影響を与えると懸念されている。前日には霧が薄れた時間帯に一時的に再開されたが、沖合いには少なくとも50隻以上の船舶が待機を余儀なくされているとみられる。
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11月輸入物価指数は前月比2.67%上昇、90年10月以来の高い伸び
[経済指標]
11月の米輸入物価指数は前月比2.67%上昇した。1990年10月以来の高い伸びである。石油および石油製品の価格が9.84%上がり、こちらは昨年4月以来の大幅プラス。さらに非石油製品伸び率は0.74%とちょうど一年ぶりの高水準だった。石油を除いた工業品が2.66%上がり、資本財は10月の横ばいから0.22%上昇。自動車を除いた消費財も前月を上回る伸びだった。自動車及び部品は前月並みの値上がり。輸入物価指数は全体で前年比11.42%上がり、これは調査開始から最高の伸び率を記録した。
輸出物価指数は前月から0.85%上昇した。農業製品が1.35%、非農業製品は0.79%それぞれ上がった。
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