2007年12月20日(木)
メキシコの10月金生産は前年比で2.8%増加、統計局
[メタル]
メキシコ統計局(Inegi)が20日に明らかにしたデータによると、同国の鉱山における10月の金生産は3,040kgと前年比で2.8%増加した。銀生産は同35.1%増の19万4,727kg、銅生産は 33.9%減の1万9,638トンだった。鉱山生産全体では前年から4.4%減少した。
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ラ・ニーニャの影響で08年1-3月期は平年以上の気温続く、NOAA
[天候]
米海洋大気局(NOAA)は20日に発表した長期予報で、08年初めの3ヶ月間は西海岸の一部で気温が下がる以外、南部を中心に広い範囲で平年以上の気温が続くとの見通しを示した。1月にはここまで穏やかなラ・ニーニャ現象が続いていることの影響が顕著となり、気温が上昇するという。降水量は西海岸の北側や中西部の東側で平年以上となる一方、南部、南東部では雨が少なくなると予想している。
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12月フィラデルフィア連銀指数はマイナス5.7、03年4月以来の低さ
[経済指標]
フィラデルフィア連邦準備銀行が発表した12月の企業景況感指数はマイナス5.7となった。指数はゼロを境にマイナス圏は縮小を意味し、また数が大きい分、ビジネスの落ち込み度が大きいことを示す。12月はちょうど一年ぶりにゼロを下回り、しかも水準的には2003年4月まで遡る低さである。雇用の増減を示す指数が0.5となった。3月から続くプラス圏だが、12月はこの間で最低。しかもゼロに接近して、ほとんど変化なしだったことを示唆する。半面、新規受注は10.7、出荷が18.4とそれぞれ3ヶ月ぶりの高水準だった。物価については、支払い価格が35.0と前月の37.7よりややダウン。受取り段階でも前月の18.6を下回る16.7だった。
向こう6ヶ月の見通しを表す指数は7.7だった。11月に30ポイント近く落ち込み、12月には一段と低下。昨年12月以来の低水準となった。将来の新規受注を占う指数が9.2と2001年1月以来で1ケタ台となった。受注算はマイナス11.1で、前月以上に縮小が進む見方を示すレベルだ。出荷見通し指数は6.0。2001年2月からゼロより高く推移してきたが、これまでで最も低い。一方、雇用、設備投資の見通し指数がそれぞれ前月から上昇。しかも、設備投資は21.8と4ヶ月ぶりの高水準だった。物価に関しては引き続き上昇圧力がやや弱まるのを見込んでいる模様。支払い価格の見通し指数が41.3、受取り指数は26.0とそれぞれ前月より低い。
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EU、穀物輸入関税一時撤廃
[穀物・大豆]
欧州連合(EU)は20日、ほとんどの穀物輸入における関税を来年6月30日まで撤廃することに決めたと発表した。圏内の2年連続不作に伴う需給のひっ迫、記録的な価格上昇が理由。EU農業委員会は先月に関税撤廃を提案、加盟国が承認した。ただし、オート麦とそば粉、アワは対象外。
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インド製糖所協会、07/08年度砂糖生産見通し引き下げ
[砂糖]
インド製糖所協会は20日、2007/08年度の国内砂糖生産見通しを下方修正したことを発表した。最新予測は3000万-3100万トンで、従来の3200万-3300万トンから引き下げ。協会幹部は、圧搾開始が遅れたことや悪天候、イールド低下を改定理由に挙げた。しかし、前年度の2840万を上回る見方は維持している。
輸出見通しは前年比47.1%増の2500万トンとしている。政府が見込む3000万トンと比べると低め。国内消費は一年前から100万トン増えて約2000万トンと予想。今年度の期初在庫が1100万-1500万トンといわれるが、期末在庫は1600万トンに膨らむのを見越している。
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中国人民銀行、今年6度目の利上げを発表
[金融・経済]
中国人民銀行は20日、預金と貸出の基準金利引き上げを発表した。利上げは9月14日以来約3ヶ月ぶり、今年に入って6回目となる。預金金利はこれまでより0.27ポイント上昇し年4.14%、貸出金利は0.18ポイント引き上げられ年7.47% となる。前回の引き上げ幅は預金金利、貸出金利とも0.27ポイントだった。インフレ見通しを安定させることが引き上げの理由で、21日から実施される。
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2007年12月19日(水)
ブラジルコーヒー、前年度からの持ち越しは当初推定以上・CECAFE
[コーヒー]
ブラジルコーヒー生豆輸出協会(CECAFE)のブラガ会長は米通信社ダウ・ジョーンズとのインタビューで、7月から12月のコーヒー輸出が意外に多かったのも前年度から持ち越したコーヒー在庫が当初推定を上回っているためと述べた。農務省データによる2006/07年度の生産は約4200万袋。一方、出荷は今年1-6月の1300万袋に対して7月以降の年後半は1500万袋とみられる。ブラガ会長は国内消費の1700万トンを考慮して、前年度の生産を4500万-4600万袋とみるのが妥当という。
同氏は、前年度の在庫はほぼ取り崩し、すでに2007/08年度分を出荷していると述べた。政府の今年度生産推定が3310万袋で、生産減少から来年前半の輸出は約1100万袋に縮小の見通しを示した。しかし、2008/09年度の生産が4500万-4800袋になるとの予測に基づき来年後半には1550万袋に増えると予想する。
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2007年のメキシココーン生産、最高で7.7%増加見通し
[穀物・大豆]
メキシコ農相は19日の記者会見で、2007年の国内コーン生産が2360万-2370万袋になるとの見通しを明かした。昨年の2200万トンから最高7.7%増を見越している格好で、このためイエローコーンの輸入を前年の1000万トンから約100万トン減らすと述べた。また、生産性の改善により、2012年までには2800万-2900万トンに生産が伸びることを見込んでいるともいう。
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新融資制度での入札、4.65%で落札・FRB
[金融・経済]
米連邦準備理事会(FRB)は19日、金融市場の安定化を目的に新しく導入した融資制度で17日に実施した初回入札結果を発表し、公定歩合より0.1ポイント低い4.65%で落札となったことを明かした。93行が参加し、応札額は615億5300万ドル、倍率は3.08だったという。このたびの資金供給額は200億ドル、期間が28日間。
FRBはまた、20日に2回目の入札を実施するとも発表した。最低応札金利を4.15%と19日の入札時での4.17%から引き下げた。供給規模は同じく200億ドルだが、期間を35日間に長めに設定した。結果は21日という。
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石油在庫統計:原油は700万バレルを超える大幅取り崩し
[エネルギー]
米エネルギー省情報局(EIA)が発表した12月14日現在の原油在庫は前週から758.6万バレルと予想を大きく上回る取り崩しとなった。輸入の減少を受け南部メキシコ湾岸、中西部、西海岸で在庫が減少した。ガソリンの在庫は前週比298.0万バレルの積み増し、暖房油やディーゼル燃料となる留出油の在庫はこのところの寒波の影響を受け205.1万バレルの取り崩しとなった。製油所稼働率は87.84%と前週から0.92ポイント低下した。
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インド、さらなる小麦買い付け未定・農相
[穀物・大豆]
インド、さらなる小麦買い付け未定・農相
[穀物・大豆]
インドのパワール農相は19日、 小麦を物色しなおすかどうか未定と述べた。インドは3月までに100万トンの小麦輸入を狙っている物の、これまでに買い付けたのは49万2500トン。直近の買い付けでは提示も3件だったとしている。一方、国内の小麦作付は10日ほど前まで目標を下回っていたのが今は予定通り進んでいるという。また、現時点では天気にも恵まれており、収穫見通しも明るいとコメント。インドは今年度に7489万トンを生産し、4月に始まる来年度には7500万トン生産が見込まれている。
農相はこのほか、大豆油やヤシ油など食用油の輸入免税を引き下げる予定はないとも述べた。インドは7月に国内の価格の上昇を抑えるため食用油の輸入で減税を行った。
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