2007年12月03日(月)
ECB、保有金42トンを売却
[メタル]
欧州中銀(ECB)は3日、11月30日に欧州金協定に基づき保有金42トンの売却を行ったことを明らかにした。
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OPECの選択肢は非常に広い、サウジ石油相
[エネルギー]
サウジのヌアイミ石油相は3日、OPEC総会出席のためUAEのアブダビに到着した際に記者団の質問に答え、OPECが取ることの出来る選択肢は非常に広く、全ては会合を行ってから決定されるとした。米国のサブプラインム問題に伴う景気や需要の伸び悩みについては非常に懸念していると述べたものの、方針決定にはデータを全て分析する必要があると述べた。
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サブプライムローン問題、一段と悪化へ・ボストン連銀総裁
[要人発言]
ボストン連銀のローゼングレン総裁は3日の講演で、サブプライムローンに絡んだ問題が一段と悪化する可能性が強いとの見解を示した。ローン問題は経済情勢によるところが極めて大きく、先行きや他の経済セクターへの影響などは景気や住宅市場の展開次第とコメント。また、損失を抑えるには銀行が貸出方針を修正する一方で、消費者には優遇金利適用がなくなる金利のリセット(切り替え)時期を迎える前に借り換えを行うことを勧告した。
講演後の質疑応答では、銀行の調達金利であるLIBORを変動金利住宅ローンの指標とすることに疑問を投げる発言をした。借り手のLIBOR認識が低いことを理由に挙げており、見直しの必要があると述べた。また、LIBORは通常フェデラルファンド(FF)金利に追随する傾向があるものの、最近は当局が9月から利下げをしているにもかかわらず上昇基調を続けており、金利リセット後の返済がより厳しくなることを示唆した。
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1-9月期ベトナムコーヒー輸出、前年比45%増・農務省
[コーヒー]
ベトナム農務省が3日に発表したレポートによると、1-9月期のコーヒー輸出が前年同期比前年同期比45%増の97万5000トンとなった。金額ベースでは87%増となり、これは世界的な価格上昇が背景にあるという。この結果、同国の輸出収入で初めてコーヒーがコメを上回ったとしている。当局は価格が依然として高いことから輸出もなお拡大する見通しを示している。
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インドネシア、来年の白糖輸入必要なし
[砂糖]
インドネシア国営通信社は3日、国内の砂糖在庫が潤沢なため来年の白糖輸入の必要はないとする農相言を報じた。報道には具体的な在庫データなどは記されていない。
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パイプライン再開は吹雪のため今週前半にずれ込む、エンブリッジ
[エネルギー]
カナダのエンブリッジ社の広報担当は2日、同日に予定されていた爆発事故を起こしたパイプラインの稼動再開は、米中西部を襲った吹雪のため作業が遅れたため、今週前半にずれ込んだことを明らかにした。カナダと米中西部を結ぶライン3と呼ばれるパイプラインは、28日午後遅く点検作業中に爆発、作業員2名が死亡する事故となった。発生当初は隣接するライン1、2、4の3本のパイプラインも閉鎖され、合計で日量150万バレル以上の石油供給が停止したが、現在は事故を起こしたライン3(日量 42万バレル)のみが停止している。
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2007年11月30日(金)
アルゼンチン小麦、降霜で一部にイールドや品質の低下・農業局
[穀物・大豆]
アルゼンチン農業局は今月初めに主要小麦生産地ブエノスアイレス州とラ・プラタ州を襲った降霜の被害について査定中としながらも、ブエノスアイレス州ではイールドや品質の低下が必至な地域があると発表した。ただ、とりあえず影響が小さい地域があることも記している。また、他の生産地では生育が順調とコメント。農業局によると、29日時点で2007/08年度小麦の14%が収穫済みとなった。前年同期には18%だったのに比べて作業が遅れている格好である。
コーン作付は80%終わったと報告している。前年同期より4ポイント高い。ただし、降霜要因からコーンの一部は作付のやり直しが必要となるという。大豆作付進捗率は52%で、前年比8ポイントダウン。シーズン初めの乾燥が作業を遅らせ、さらに霜で一部やり直しになったと伝えている。
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米差し押さえ件数、10月は前月比2.1%増加
[金融・経済]
不動産情報のリアルティトラックが発表した月次レポートによると、10月の差し押さえ件数は前月比2.1%増の22万4451件となった。前年同月との比較では9.4%増。差し押さえは555世帯に付き1件の割合となった。前月は557世帯中1件、一年前は1001世帯中1件だった。
8月に2005年1月の調査開始から最高を記録したのから9月にいったん減少しながら、再び増加である。同社も差し押さえが依然高水準にあることを認識しながら、一方で増加一服のサインがあるとの見方も示唆。債務不履行の通知は9%近く減り、住宅保有者や金融機関、消費者団体などによる抵当流れ回避を狙った対策が奏功してきたのかもしれないという。
10月はネバダ州で154件中1件と差し押さえ率が全国平均の3.6倍、国内最高だった。カリフォルニア州が258件で2番目。続いてフロリダ州の273件である。件数ではカリフォルニア州が5万件を超えて最多。次いで、フロリダ州、ミシガン州だった。
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パイプラインの復旧には後数日を要する、エンブリッジ
[エネルギー]
カナダのエンブリッジ社の広報担当者は30日、28日遅くに爆発事故を起こしたパイプラインの再開にはまだ数日掛かるとの見方を明らかにした。死者2名を出す爆発事故を起こしたライン3と呼ばれるパイプラインからは、これまでに325バレルの原油が流出。既に職員がパイプの交換作業に入っているものの、稼動再開までにはあと2、3日は要するという。
なお、ライン3に隣接し危険防止のため同時に閉鎖されたライン1、2、4の3本のパイプラインは29日午後遅くまでに稼動を再開している。ライン3の輸送能力は日量42万バレル、4本ラインを合計すると日量150万バレル以上に上る。
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中国の穀物需要賄うには5億トン以上の生産維持・農業省次官
[穀物・大豆]
中国農業省の危副次官は30日、国内の穀物需要を賄うには2010年まで生産を5億トン以上で保つ必要があるとの声明を発表した。政府も生産を確保するための農家支援策を続ける意向にあることも示唆。カギは小麦作付の安定化と大豆やコーンの増産という。
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パキスタン、需給だぶつき理由に砂糖輸入で10%増税
[砂糖]
パキスタン政府高官は30日の記者会見で、粗糖及び精糖輸入に10%課税することに決めたと発表した。新たな関税率は25%になるという。一方で、砂糖輸出に課している15%の関税は撤廃したことも明かし、いずれも今年の砂糖きび豊作に伴う措置としている。同氏は今シーズン収穫分からの砂糖生産が430万-450万トン、来年度の供給量は在庫もあわせて525万トンにのぼると見通しており、これは国内需要の350万トンを大きく上回ると述べた。
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