2007年12月14日(金)
ブラジルCONAB、07/08年度コーヒー生産推定を上方修正
[コーヒー]
ブラジル農務省商品供給公社(CONAB)は14日、同国の07/08年度コーヒー生産が前年比20.63%減の3374万袋になったと発表した。8月時点での推定3262万5000袋から引き上げた。アラビカが一年前を28.89%下回って2347万7000袋、ロブスタは8.07%増の1026万3000袋とした。いずれも前回推定より多い。CONABは2008/09年度の生産初回見通しを来月8日に発表する。
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インフォーマ、08/09年度米コーン作付見通し下方修正
[穀物・大豆]
米有力調査会社インフォーマ・エコノミクスが2008/09年度の国内コーン作付について8740万エーカーと見通していることが伝わっている。1月時点見越していた8890万エーカーから引き下げた格好であるが、10月時点で見越していたといわれる8580万エーカーは上回る。インフォーマの最新予測は米農務省(USDA)による2007/08年度の作付データと比較して6.6%減少となる。
一方、大豆は7000万エーカーとみている模様だ。USDAの推定する前年度と比べて9.9%増反の見方。前回予測6810万エーカーから引き上げだが、10月時点での7170万エーカーには届かない。インフォーマはまた冬小麦の作付を4870万エーカー、USDAデータの前年度より8.2%増と推定している。なお、前月の同社の予測は全小麦の推定だった。
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11月消費者物価指数は前月比0.80%上昇、予想上回る
[経済指標]
米労働省が発表した11月の消費者物価指数は前月比0.80%上昇した。前月の2倍を超える伸び率で、2005年9月以来の高い伸びとなった。市場予想も上回った。エネルギーが5.74%と3月以来の速い値上がりペース。このうちガソリンが9.30%のプラス。ガス・電力も0.71高い。食品は0.28%上がり、ペースは前月からほぼ変わらず。
エネルギーと食品を除いたコア部分の上昇率は0.27%で、1月以来の高水準だった。全体指数と同じく予想より高い。アパレルが0.75%の値上がりで、これは1999年4月まで遡る高い伸びといわれる。航空運賃は2.57%上昇。新車価格は前月の下落から0.11%上昇に転じた。医療や教育も一段と上がったが、前月の伸びペースと比べるとややスローダウン。ホテルなどの宿泊料金は0.23%下落だが、前月に1%以上落ち込んだのからは下げ渋っている。
前年比は全体で4.29%上昇だった。コアは2.33%。前月時点でのペースを上回っており、コア部分での前年比伸び率が前月以上となったのは1月以来である。
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IEA、08年度の世界石油需要を11.5万バレル上方修正
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は14日に発表した月報で、08年度の世界石油需要を中東地域の需要増などを理由に前月から11.5万バレル引き上げた。供給面ではOPECの生産が11月に前月から18万バレル減少したものの、メキシコ、中国、ブラジルといった産油国の生産増がそれを上回り、世界全体では5.5万バレル増加したとしている。OECD諸国の在庫は消費の52.6日分をカバー、引き続き取り崩しが進んでいるとした。
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インド小麦生産、事前目標達成の可能性・政府高官
[穀物・大豆]
インド政府高官は14日の米通信社ダウ・ジョーンズとのインタビューで、2008/09年度(4-3月)の国内小麦生産が7500万トンの目標達成の可能性を示した。直近の作付意向によると前年度との開きが急速に縮んでおり、あとは作付期の天候次第と述べた。政府は作付面積について最終的に2700万ヘクタールになると見通しているという。過去最高となった前年の2840万ヘクタールを下回る。
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2007年12月13日(木)
ロシア中銀金及び外貨準備高、9週ぶりに前週から減少
[メタル]
ロシア中銀が13日に発表した週次データによると、同国の金及び外貨準備高は12月7日時点で4,621億ドルと前週から23億ドル、9週ぶりに減少した。年初からでは1,582億ドル増加している。
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住宅市場減速、過剰建設も一因・NAHB幹部
[金融・経済]
全米住宅建設業協会(NAHB)の幹部は米メディアCNNマネーとのインタビューで、住宅市場の減速要因の一つは過剰な建設と語った。業者の中には市場内外からの警告を無視して建て続けた向きがあるとコメント。また、投機的な住宅購入件数を過小評価し、対応に遅れたともいう。
同氏は2008年の住宅販売が一段と減少する見方を示しているが、需要は底堅いとも強調する。このため、在庫調整が一巡すれば2009年には販売が上向くと予想した。価格についてもさらなる下落があり得ると述べた。ただし、どんなに値引きが進んだだとしても新築物件を5-6割のディスカウントでみつけることはないだろうともいう。このほか、住宅市場回復のカギは議会で懸案となっている関連規制や税制改定という。
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ストラテジーグレイン、2008/09年度EU穀物生産14%増見通す
[穀物・大豆]
ストラテジーグレインは13日、2008/09年度の欧州連合(EU)穀物生産初回見通しを発表した。穀物全体のイールド予測が5.0トンで、前年度の4.6トンを上回る見方。軟質小麦が5.1トンから5.7トン、コーンは6.0トンから6.8トンに上がると予想している。生産予測は軟質小麦が前年比15%増の1億2930万トン、コーン26%増の5920万トン。穀物全体で14%増の2億9060万トンとみている。小麦生産についてフランスとドイツ、英国で最も大きく増えると見込んでいる。コーンに関すると、ルーマニア、ハンガリー、イタリアでの改善を見通す。
全体の作付面積は前年度を4%上回る5860万ヘクタールになるとの見方を示した。今秋に完了したものと春の作付意向、過去のトレンドなどから算出したという。このうちコーンを11%増反と予想。軟質小麦も4%増えるとの見方だ。
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インドネシアコーヒー輸出協会、自国生産見通し引き上げ
[コーヒー]
インドネシアのコーヒー輸出協会(AEKI)幹部は13日、2007/08年度の国内コーヒー生産について従来よりも高めの見通しを示した。これまでは前年割れの30万トン前後としていたのから35万トンを超えるとの見方にシフトし、前年度の35万トン並みもしくは増加もあり得るとみている格好である。生育に適した降雨に恵まれ、また新しい樹からの収穫が見込まれていることを理由に挙げている。台風など自然災害に見舞われない限り順調な生育を続けるはずだという。
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ブラジルエタノール輸出、11月は前年割れ
[エネルギー]
ブラジルの海運大手ウィリアムズは13日、ブラジルが11月に輸出したエタノールは約4億2000万リットルだったと発表した。2006年11月には5億リットルを超えていたのから減少した。出港した船舶は30隻、このうち19隻は欧州向けだったという。
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11月生産者物価指数は前月比3.17%上昇、予想を大きく上回る
[経済指標]
米労働省が発表した11月の生産者物価指数は前月比3.17%上昇した。前月の0.06%から上昇ペースは激しく加速し、1973年8月以来の高い伸びとなった。主因はエネルギー価格。14.12%と過去最高の伸びである。ガソリンが34.85%上がってやはり記録更新。暖房油も31.46%と大きく上がった。食品は横ばい。
エネルギーと食品を除いたコア指数は10月の横ばいから11月には0.37%上昇した。全体指数同様に予想以上の伸びである。乗用車が0.63%上がり、小型トラックは2%強と1年ぶりの上昇ペースだった。コンピューター価格は下落したが、それでも資本財は0.33%アップ。
前年比は全体で7.67%上昇した。1981年11月以来の高い伸びとなる。コア指数の前年比伸び率は1.94%で、10月時点での2.79%より低い。
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