2008年02月11日(月)
ダウ平均、約4年ぶりの銘柄入れ替え
[金融・経済]
ダウ・ジョーンズは11日、ダウ平均の銘柄入れ替えを発表した。たばこ大手アルトリアと航空電子関連のハネウェル・インターナショナルを外し、銀行のバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)と石油のシェブロンを代わりに採用することにしたという。銘柄の組み入れは2004年4月以来。バンカメとシェブロンが加わることでダウを構成する金融機関は5社、石油会社は2社となる。銘柄を入れ替えたダウ平均は19日から有効。
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ベネズエラ大統領、米国向け石油輸出停止を警告
[エネルギー]
ベネズエラのチャベス大統領は10日、エクソンモービルが訴えを起こしているベネズエラ国営石油PdVSAの海外資産凍結が米国で認められた場合、報復として米国向けの石油輸出を停止すると警告した。「資産凍結は我々にとって大きな痛手であり、我々も米国に痛手を与える。米国には石油を送らない。」と強い口調で述べた。
エクソンモービルはベネズエラの石油資源国有化の動きによって同国からの撤退を余儀なくされたが、それに絡んで米国や英国、オランダの裁判所に対しPdVSAの資産凍結を求める訴えを起こしていた。先週末には英国の裁判所が120億ドルに上る資産の凍結を認める命令を出している。
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フランス政府、2008/09年度冬小麦作付4.1%増と推定
[穀物・大豆]
フランス農林水産省は11日、2008/09年度冬小麦作付について前年比4.1%増の500万9000ヘクタールと推定していることを明かした。過去5年平均と比べると5.2%増加という。冬穀物全体で707万7000ヘクタールとみている。前年比3.1%増、過去5年平均と比べて6.4%アップの見方である。
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ICO、08/09年世界コーヒー生産見通し1.23億-1.26億袋で据え置き
[コーヒー]
国際コーヒー機関(ICO)は11日に発表した月次市場報告で、2008/09年度の世界コーヒー生産について1億2300万-1億2600万袋で据え置いた。生産国の情勢を監視しながらもひとまず前月の報告で発表した初回予測を維持したといい、将来修正の可能性もあるとした。また、07/08年度の生産を1億1586万袋から1億1644万袋にやや引き上げ。ただし、前年割れの見方は維持している。
消費については、2006年を1億1988万袋で確定し、2007年推定を前回報告で示した1億2300万袋で据え置いた。2008年に関しては今回の報告で触れていない。ICOは現行の需給が価格上昇の理由であり、このトレンドは当面維持する見通しを示唆。輸出や在庫次第としながらも、供給懸念は小さいことを記している。
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Unica、2008/09年度の砂糖きび収穫見通し報道を否定
[砂糖]
ブラジル砂糖きび生産者協会(Unica)は、国内中部・南部の2008/09年度砂糖きび収穫を4億5220万トンと見通しているとの地元メディア報道を否定した。Unicaは声明において、収穫推定は衛星による3月終わりから4月初めにかけての農地映像に依存していることを示し、現時点で見通すのは不可能という。見通し発表は3月終わりとしている。
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2008年02月08日(金)
来月の総会では減産で合意すべき、OPEC代表団幹部
[エネルギー]
OPEC主要加盟国の代表団幹部は8日、ダウジョーンズのインタビューに答え、OPECは来月5日に開かれる総会において生産枠引き下げで合意すべきとの見方を示した。原油在庫が積み増しに転じているのに加え、目先需要が伸び悩むとの見方があることがその理由になるという。
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2008年コロンビアコーヒー生産、植え替え計画で前年割れの見通し
[コーヒー]
コロンビアコーヒー局(Fedecafe)は8日、2008年(暦年)のコーヒー生産減少の見通しを示した。樹の植え替え計画に伴い、10万ヘクタール相当の生産損失になるという。10万ヘクタールは全体87万4000ヘクタールの約11%。ただ、植え替えの対象となる樹は老化した生産性の低いもののため、生産自体は11%以下のマイナスにとどまるとも述べた。植え替え計画は政府が主催しており、農家にはコスト用に2300万ドル、また当座の損失分で1ヶ月につき1ヘクタール50ドルを支給する。
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金ETFへの投資3割近く増加の可能性
[メタル]
世界最大の金ETFのスポンサーであるワールド・ゴールド・トラスト幹部は通信社ロイターに対し、価格が高値更新を継続するなら2008年に金の上場投資信託(ETF)への投資も3割近く増える可能性があるとの見方を示した。同氏は、投資家の間では依然としてドル安や米景気の弱含み、不安定な中東情勢などに強く懸念しており、このため、金への資金流入が続いているという。また、金の価格が700ドルに下がることはないだろうと見通した。
同氏はこのほか、2004年に金のETFが始まったころは機関投資家による資金投入がほとんどだったものの、着実に個人投資家の購入も増えていると指摘。これは分散投資にETFが適しているとの判断があるためだろうと説明する。さらに、市場へのアクセス、コストなどを考慮してETFは平均的な投資家にとって極めて有益とも述べた。
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2007年のロシア粗糖輸入、前年比29.5%増
[経済指標]
2007年12月の卸売在庫は前月比1.15%増加した。1%を超えたのは2006年8月に1.07%増となって以来で、また2006年4月に1.31%増えて以来の高い伸び。市場が予想していた以上の積み増しでもある。自動車及び自動車部品が3.49%とやはり約1年半ぶりの大幅プラスとなった。電気・電子機器、機械もアップ。ビジネス機器は全体でこそ増加したが、コンピューター関連が1.22%減った。非耐久財ではアルコール、石油関連、食品の積み増しが進んだ。なお、11月の在庫は非耐久財の上方修正を反映して速報段階での0.59%増から0.78%増に改定となった。
売上高は0.69%減少した。2007年1月以来のマイナス転落である。また、11月の伸び率は2.19%から1.90%に下方改定。在庫率は11月時点での1.073(改定値)から12月には1.093と3ヵ月ぶりの水準に上がった。
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2007年のロシア粗糖輸入、前年比29.5%増
[砂糖]
ロシア税関が8日に発表したデータによると、2007年の粗糖輸入は前年比29.5%増の340万9000トンとなった。全て旧ソ連圏外からの買い付けだったという。精糖輸入は一年前を5.2%上回って11万7000トン。
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2008年のインド小麦作付、前年比1.8%減で終了
[穀物・大豆]
8日に発表された公式データによると、2008年のインド小麦作付は最終的に2770万ヘクタールとなった。前年比1.8%減少したが、政府が当初見越していた水準は超えた。
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