2008年02月20日(水)
ロシアの1月小麦輸出は前年比68%増
[穀物・大豆]
ロシア連邦税関局が20日に明らかにしたデータによると、1月の同国小麦輸出は89万3,000トンと前年比で68%増加した。もっとも、前月からは46%減少している。主な出荷先はエジプトが23万2,000トン、インドが15万5,800トン、パキスタンが12万7,900トン。昨年7月からの市場年度累計では1,170万トンとここ数年で最高を記録している。
Posted by 直
インド、砂糖きび生産減少の見方から圧搾期間も短縮か
[穀物・大豆]
インド砂糖会社の会長は今年の国内砂糖きび生産が減少とみられているため、圧搾期間も通常より早く終了する可能性が強いと述べた。中部で3月終わり、西部で4月半ばあたりに加工作業終了と見ているという。通常は中部から東部にかけて4月まで西部においては5月まで続く。
Posted by 直
1月消費者物価指数は前月比0.39%上昇、予想上回る
[経済指標]
米労働省が発表した1月の消費者物価指数は前月比0.39%上昇した。2007年が全面的な修正となったため、1月の伸び率は前月とほぼ同水準。しかし、市場予想より高い。エネルギーが0.68%上昇。前月の1.71%(修正値)は大きく下回るが、これで5ヶ月連続して上がった。ガソリンが1.18%のプラス。反面、ガス・電力は0.52%下がった。食品および飲料が0.68%上昇。エネルギーと違ってこちらは前月の0.09%より上昇ペースが加速した。
エネルギーと食品を除いたコア部分の上昇率が0.31%だった。2001年6月以来の高い伸び。市場が見通していた以上でもある。宿泊料金が1.17%上昇で、前月の伸び率0.32%からジャンプ。アパレルの値上がりも進んだ。航空運賃は0.82%アップ。前月に比べるとやや伸び悩んだ。新車は0.26%下落。
前年比は全体で4.40%上昇した。コアは2.47%上がり、昨年2月時点以来の高い伸びとなった。
Posted by 直
1月のコロンビアコーヒー生産、前年比45.8%増
[コーヒー]
コロンビアコーヒー局(Fedecafe)によると、1月のコーヒー生産は前年同月比45.8%増の140万4000袋となった。同月の輸出は101万5000袋で、一年前に比べて16.1%多い。
Posted by 直
3月総会での生産方針を決めるのは時期尚早、OPEC理事会会長
OPEC理事会会長を勤めるイラクのアラミ理事は20日、ダウジョーンズのインタビューに応え、OPECが次回3月5日の総会で生産量を変更するのかを決めるのはまだ早いとの見方を明らかにした。OPECはその場の判断で決定を下すとした上で、現在は市場と供給を分析中だとした。
Posted by 直
2008年02月19日(火)
爆発事故起こしたビッグスプリング製油所、主要施設に損傷なし
[エネルギー]
関係者の話によると、18日に負傷者4名を出す爆発事故を起こし稼動を停止したアロンUSA社のテキサス州ビッグスプリング製油所では、原油ユニット、ガソリンのリフォーマーなど主要施設に火災による損傷はなかった模様。もっとも、稼動再開には数週間要する可能性もあるという。同社は今後の予定についてまだ明らかにしていない。
Posted by 松
ミネアポリス連銀総裁、米景気減速なお続く可能性警告
[要人発言]
ミネアポリス連銀のスターン総裁は19日の講演で、米景気減速がなお続き、失業率上昇の可能性を警告する発言をした。総裁は現行の経済情勢について金融焦げ付きのリスクが高かった1990年代初めに似ていると述べ、このため当局による金融緩和方針を適切な対策と評価。それでも、当面は経済的な影響度合いを判断するのに経済指標や金融市場を注意深く監視する必要があるとした。総裁は今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーを務める。
総裁は、慎重な景気見通しを示しはしているものの、経済成長は続くことも見込んでいることを明かした。同氏独自の長期的な成長率予測は年2.5%といい、また現行の景気が後退するシナリオには否定的な姿勢を示した。物価についても不透明感があることを認識しながら、落ち着いているともコメントした。
Posted by 松
ロシア、中継貿易防止のためにCIS4カ国への穀物輸出一時禁止
[穀物・大豆]
ロシア農務省広報は19日、途上国向け輸出のかたちをとる中継貿易を防ぐために独立国家共同体(CIS)4カ国への穀物輸出を一時禁じたというゴルデイエフ農相の発言を伝えた。15日に決定となり、実際に有効となるのは1ヵ月後で、4月30日までという。ロシアはこのほかにも小麦とオオムギ輸出には現在、実質輸出を不可能とさせる高い関税を一時的に設けらている。
Posted by 松
インドネシア、前月に3万トンのロブスタコーヒーを輸出
[コーヒー]
インドネシアのランプンコーヒー輸出業組合の会長は19日、同国が1月に前年度収穫分の在庫から3万トン(50万袋)のロブスタコーヒーを輸出したことを明らかにした。また、今年度の収穫が天候に恵まれたために今月初めから開始しており、現在週に1,500トンから 2,000トンのペースで供給が増えているという。通常よりもかなり速い時期に収穫が開始したことから、豊作が期待できるという。関係者の間では、今年度(10月-9月)の生産は少なくとも前年より14%多い40万トン(667万袋)に達するとの見通しが出ている。
Posted by 松
ブラジル北東部のサトウキビ収穫は70%以上が終了
[砂糖]
ブラジルの地元紙が砂糖業界アドバイザーの話として伝えたところによると、同国北東部の07/08年度さとうきび収穫は既に70%以上が終了している模様。適度な雨に恵まれたことで、豊作が期待できるという。北東部の生産量は前年から11%増加し6,100万トンに達する見込み。このうち、砂糖生産は前年から14.7%増加し460万トンに、エタノール生産は19億リットルと9.5%増加する。ただ、砂糖価格、エタノール価格共に値下がりしたため、農家の収入は前年比で20%は減少するとも指摘した。
Posted by 松
【 過去の記事へ 】