2025年05月29日(木)
1-3月期GDP改定値は前期比で0.24%の減少、速報値からやや改善
[経済指標]
実質国内総生産(GDP)改定値
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、年率、単位10億ドル
| 25年1Q | 速報値 | 24年4Q | 市場予想 | ||
| 実質国内総生産 | ↓0.24% | ↓0.27% | ↑2.45% | ↓0.3% | |
| 個人消費 | ↑1.18% | ↑1.79% | ↑4.04% | ||
| 国内投資 | ↑24.36% | ↑21.86% | ↓5.60% | ||
| 物価指標 | |||||
| >GDPデフレーター | ↑3.70% | ↑3.74% | ↑2.34% | ↑3.7% | |
| >個人消費支出(PCE) | ↑3.56% | ↑3.60% | ↑2.38% | NA | |
| >>コア | ↑3.41% | ↑3.46% | ↑2.64% |
米商務省によると、2025年1-3月期の実質国内総生産(GDP)改定値は、前期から年率で0.24%減少となった。2022年1-3月期以来、ちょうど3年ぶりのマイナス成長となるが、速報値で0.27%の減少だったのからはやや改善した。市場では0.3%の減少を予想していた。
経済の3分の2を占める個人消費は1.18%の増加と、続報の1.79%増から下方修正、7-四半期ぶりの低い伸びにとどまった。耐久財が3.77%の減少と速報値の3.41%を上回り、2021年7-9月期以来の大きなマイナスを記録。このうち自動車及び部品は11.16%の減少となった。非耐久財は2.20%の増加となったが、速報値や前期からは伸びが縮小した。サービスは1.69%の増加に下方修正、7-四半期ぶりの小幅な伸びにとどまった。
企業の設備投資は、10.36%の増加と速報値から上方修正、 2022年1-3月期以来の大きな増加となった。機器が24.74%の増加となったほか、知的財産権は4.59%増加した。一方建造物は1.47%の減少、速報値で0.36%の増加だったのから引き下げられた。住宅投資は0.60%の減少と、速報値で1.29%の増加だったのからマイナスに転じた。在庫投資は1,630億ドルの増加に上方修正、2023年7-9月期から7-四半期連続して増加しており、この間でもっとも大きな伸びとなった。
貿易収支は1兆3,770億ドルの赤字と過去最大の赤字幅を記録、速報値からも赤字が拡大した。輸出が2.39%の増加、輸入は42.56%の大幅増、トランプ関税の発動を前にした駆け込み需要が背景にある。政府支出は0.71%の減少と、速報値の1.45%のマイナスから改善、2022年4-6月期以来の大幅なマイナスを記録。連邦政府が4.58%減少した一方、地方政府は1.73%増加した。
個人消費支出物価指数(PCE)は、前期から3.56%の上昇と、速報値の3.60%から小幅の下方修正、2023年1-3月期以来の高い伸びを記録した。エネルギーと食品を除いたコア指数は3.41%の上昇に下方修正、こちらは4-四半期ぶりの高い伸びとなった。前年比にすると、PCEの上昇率は2.50%、コアは2.76%と、速報値から僅かに引き下げ、前期からは伸びが拡大した。
Posted by 松 5/29/25 - 08:43



