2007年09月10日(月)
SF連銀総裁、早期利下げ観測けん制といえる発言
[要人発言]
サンフランシスコ連銀のイエレン総裁は10日の講演で、最近の金融市場における変動により米景気の悪化リスクが明らかに高まったとの見方を示した。ただ、経済情勢は良くも悪くも変化しやすく、このため注意深く市場の監視するとともに雇用や生産、物価の先行きも考慮しながら慎重に金融政策を運営する必要があるとした。早期利下げ観測をややけん制するような発言である。
また、現行の銀行は市場の問題解決の昨日を持ち合わせていることを強調し、金融政策を投資家救済の手段と考えるべきではないとも述べた。総裁は今月のFOMC会合時に判断材料となる経済データは情勢の不安定感が増す以前のものであり、金融政策の決定は容易でないことを指摘。ただ、物価に関しては上昇圧力の緩和サインがみられ、当局が必要以上に警戒する必要がないとの見方を示した。
イエレン総裁だけでなくフィッシャー・ダラス連銀総裁も早期利下げには慎重な模様である。やはり10日の講演で、米経済が金融市場のもたらしている嵐を切り抜けるのは可能との見方を示した。総裁は4-6月期の底堅い経済成長と失業率が低いことを挙げて、経済がしっかりした足元で年後半を迎えたとコメント。特に、市場が不安定な中で経済力に関して頼もしい情報を入手しているともいう。このため、現時点で適切な金利方向は判断しかねると市場に強まる利下げ観測を尚早とする趣旨の発言もした。
Posted by 直 9/10/07 - 15:54



