2009年05月07日(木)
4月の米小売販売、底入れサイン示す
[金融・経済]
米小売大手各社が7日に発表した4月の販売結果は消費の底入れサインを示した。比較対象である昨年には3月だった復活祭が今年は4月にずれ込み、関連消費が進んだ。さらに気温上昇もプラスに作用し、またこれまで抑制していた反動からの購買活動が全体を押し上げたとみられる。このほか、在庫やコストの削減も寄与。予想以上の結果が目立ち、また業者の中には収益見通しを上方修正。
国際ショッピングセンター協会(ICSC)が各社データをベースに試算した4月の既存店売上高は前年同月比0.7%増加した。6ヶ月ぶりの前年比プラス。ただ、復活祭のインパクトを考慮して3月の販売とあわせると前年同期より1.4%減少という。4月はまた税金の払い戻しを受けた消費者も少なくなく、消費にプラスに作用したとみられる。
景気全般や株価、住宅市場などについて回復期待を支えるニュースが聞かれ、消費者心理を改善させているとの見方も出ている。ただ、雇用などまだ気掛かりも多く、消費がこのまま立ち直っていくことに懐疑的な向きもあるようだ。
最大手ウォルマート・ストアーズは前年同月から5%増加した。市場が予想していたよりも2倍近い伸び。食品や健康関連、また娯楽製品、家具などが売れ筋だったとコメント。また、新しい顧客を確保したともいう。ウォルマートのライバルであるディスカウントストア2位のターゲットでは、販売が0.3%増加した。予想には僅かに届かなかったが、それでも2-4月期の業績は予想以上になる可能性を示唆している。
衣料専門店や百貨店でも回復がみられる。ギャップは再び前年割れでも、4%と市場が予想していたほど落ち込まずに終わった。ウェット・シール、アメリカン・イーグル・アウトフィッターズもまた、予想を下回るマイナス。百貨店ではJCペニーが6.6%ダウンだった。市場予想に比べるときつい減少だが、自社見通しに比べると小幅マイナス。JCペニーは2-4月期業績見通しを引き上げた一社でもある。
高級百貨店は再び振るわなかった。ノードストロムが11%減少し、非上場のニーマン・マーカスは22.5%減。サックスは32%落ち込んだ。
Posted by 直 5/7/09 - 14:43



