2011年01月13日(木)
11月貿易収支は383.1億ドルの赤字、前月から予想外の縮小
[経済指標]
貿易収支
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、単位100万ドル、▲赤字
| 10年11月 | 前月比 | 10年10月 | 市場予想 | ||
| 貿易収支 (モノ+サービス) | ▲38309 | ↓0.29% | ▲38420 | ▲41000 | |
| >モノ(Goods) | ▲51173 | ↑ 0.22% | ▲51060 | ||
| >サービス | 12864 | ↑ 1.78% | 12639 | ||
| 輸出 (モノ+サービス) | 159648 | ↑ 0.79% | 158403 | ||
| 輸入 (モノ+サービス) | 197957 | ↑ 0.58% | 196823 |
米商務省が発表した2010年11月の貿易収支は383億900万ドルの赤字だった。3ヶ月連続の赤字縮小で市場予想を下回る。ただ、前月から0.29%縮小で、10月に1割以上のマイナスだったのからはペースが鈍った。10月の貿易赤字は速報の387億1400万ドルから384億2000万ドルに上方修正。貿易赤字は年初からあわせて4586億5500万ドルとなり、前年同期を35.79%上回る。
11月の輸出は前月比0.79%増加した。前月から伸び悩んだが、それでも3ヶ月連続増加で、1596億4800万ドルと 2008年8月以来の高水準を更新した。モノだけで1.18%アップ。やはり3ヶ月続けて前月を上回り、ただペースはスローダウン。カテゴリー別には、一般消費財の増加が特に大きく、しかも6.97%と2009年10月以来の高い伸びだった。食品・飼料・飲料は5.92%増え、消費財とともに4ヶ月連続の前月比プラスである。工業品は0.86%、資本財0.53%それぞれアップ。自動車関連だけは5.82%減少に転じた。サービス輸出が0.17%減り、4月以来のマイナス転落。
輸入は0.58%増え、モノだけで一ヶ月前を0.88%上回った。いずれも3ヶ月ぶりの前月比プラスである。落ちた。いずれも2ヶ月連続ダウン。カテゴリー別には工業品の4.07%が最も高い伸びで、これは3月以来の高い伸びでもある。背景にあるのが原油の輸入拡大。季節調整前で5.05%、3ヶ月ぶりの増加となった。単位価格が1バレル76.81ドルと5月以来の高水準を更新。買い付け規模は日量860万6000バレルで、前月から4.84%、5ヶ月ぶりのプラス転換だ。原油輸入は季節調整後でも最もプラス幅の大きい工業品で、このほか金や化学品、核燃料などの増加も大きい。
資本財は2.51%、食品・飼料・飲料が2.11%それぞれプラス転換した。一方、自動車関連は前月を2.21%下回り、一般消費財も2.20%落ちた。サービス輸入は前月から0.90%ダウン。3ヶ月ぶりに前月より少なくなり、また4月以来の大幅マイナスだった。
11月の物価上昇を考慮した実質値(リアルマネー)ではモノの赤字が前月比1.0%増の452億300万ドルだった。石油関連が3.08%増え、しかし非石油は0.37%ダウン。
国別で赤字最大の対中国が256億3400万ドルとなり、前月の255億1700万ドルから拡大した。対日赤字は一ヶ月前の56億6600万ドルを上回る57億9400万ドル。これで、前月の57億5300万ドルから56億1700万ドルに縮小したメキシコを超えて赤字幅は中国に次いで2番目に大きくなった。石油輸出国機構(OPEC)に対する赤字幅は56億9400万ドルから69億7100万ドルにアップ。
Posted by 松 1/13/11 - 08:39



