2012年05月31日(木)
1-3月期GDPは前期比1.86%増に下方修正、予想も下回る
[経済指標]
実質国内総生産(GDP)改定値
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、年率、単位10億ドル
| 12年1Q | 速報値 | 11年4Q | 市場予想 | ||
| 実質国内総生産 | ↑1.86% | ↑2.20% | ↑2.95% | ↑ 2.0% | |
| 個人消費 | ↑2.71% | ↑2.90% | ↑2.08% | ||
| 国内投資 | ↑6.31% | ↑5.95% | ↑22.15% | ||
| 物価指標 | |||||
| >GDPデフレーター | ↑1.67% | ↑1.52% | ↑0.88% | ↑ 1.5% | |
| >個人消費支出(PCE) | ↑2.40% | ↑2.39% | ↑1.17% | NA | |
| >>コア | ↑2.14% | ↑2.13% | ↑1.29% |
米商務省によると、1-3月期実質国内総生産(GDP)は前期比1.86%増加となった。2009年7-9月期から11四半期連続アップだが、前期からペースは鈍化。しかも、伸び率は速報値の2.20%から下方修正で、市場予想も下回った。
経済の3分の2を占める個人消費支出が2.71%増え、速報時の2.90%増から改定となった。それでも、2010年10-12月期以来の高い伸びである。耐久財が速報で15.28%増だったのに対し、改定値は14.24%増加。自動車および部品が22.25%の前期比プラス、家具は9.57%増加し、それぞれ伸び率は速報よりも小さくなった。サービスがまた、速報値1.22%増から0.99%増に改定。しかし、非耐久財は2.35%増え、速報時の伸び率2.12%から上方修正となった。食品が2.01%と速報以上の伸び、エネルギー製品への支出は2.09%減少して、従来推定の4.88%より小幅マイナスにそれぞれ改定である。衣料品は6.67%増から5.71%増に下方修正。
在庫投資は577億ドル増加した。速報値の695億ドルより増加幅は縮小し、このためGDPへの寄与度は0.59ポイントから0.21ポイントに改定となった。
貿易収支で赤字幅が4101億ドルから4119億ドルに上方修正となった。前期の4108億ドルから拡大でもある。輸出の伸び率が5.38%から7.25%に改定だが、輸入もまた6.10%増と速報段階での4.27%以上の伸び。モノなら、輸出で6.32%、輸入4.97%それぞれ増え、サービス輸出が9.49%アップ、同輸入は12.06%増加。いずれも速報時以上の伸び率に改定である。
政府支出が前期比3.91%減った。2010年10-12月期から連続ダウンで、しかも速報段階での3.03%から改定でもある。連邦政府による支出が5.62%減少から5.88%減少に改定。地方政府で2.53%落ち、やはり速報値1.21%以上のマイナス幅になった。
設備投資は速報で2.14%減だったのが、改定値で1.93%増加。ペースがスローダウンしながらも、2010年1-3月期から連続アップを維持した格好になる。建造物は速報と同じく2四半期連続ダウンだが、減少幅が11.95%から3.33%に改定。機器・ソフトウエアは2009年7-9月期から増加を続け、また、伸び率が1.69%から3.90%に上方修正だ。
住宅投資は前期比19.32%増えた。4四半期連続アップで、また2010年4-6月期以降最も高い伸びで。また、速報値の伸び率19.04%も上回る。
物価については、個人消費支出物価指数(PCE)が前期比2.40%上昇し、エネルギーと食品を除いたコア指数は2.14%上がった。伸び率はそれぞれ速報の2.39%、2.13%から僅かに上方修正。前年比ならPCEは2.30%上昇、コア1.94%アップ。速報と変わらない。
Posted by 松 5/31/12 - 08:38



