2008年03月05日(水)
債券:当局の景気減速認識とインフレ懸念で長短金利差拡大進む
[場況]
10年債利回り:3.69↑0.07
債券はまちまち。米金融当局による景気減速の認識が短期債買いにつながった。一方、当局は物価上昇圧力も指摘し、また原油や金の最高値更新など主要商品相場の上昇もあって長期債には売りが殺到。代表的な長短金利差である2年債と10年債の利回り格差は約4年ぶりに2ポイントを超えた。また、物価判断のバロメーター、10年債とインフレ連動債の利回り格差も2006年8月以来の水準に広がり、懸念が強まっていることを示す。
朝方から商品高を背景に売りが先行していたが、米供給管理協会(ISM)非製造業指数が予想以上に改善したことを受けて全般に売りが加速した。10年債はこのため利回り上昇が加速し、昼前に3.7%台に乗せてもなおアップ。午後に入り、金融保証大手アンバックが発表した再編計画に失望する向きが多く、これを反映して債券にも買いが集まった。また、地区連銀経済報告(ベージュブック)の景気減速の記述が短期債中心の買いとなった。ただ、報告にはインフレ懸念も煽り、長期債の買いには限界があった。
Posted by 直 3/5/08 - 17:45



