2008年03月13日(木)
債券:インフレ懸念で長短金利差の拡大戻る
[場況]
10年債利回り:3.53↑0.06
債券は反落。金融セクターが最悪期を脱するのは間近いことを見込ませる格付け大手の報告、インフレ懸念が長期債を中心に売り圧力を強めた。朝方こそ小売売上高が予想外に減少したことや新たな金融機関の破たん観測などを背景に買いが先行したが、長続きしなかった。一方ではドル安や金、原油などの商品相場上昇が進み、このほか輸入物価指数に気掛かりなデータがあって市場も物価を巡って気を揉む状態が続く。さらに、午後には10年債入札の結果に失望して売りが一段と広がった。
10年債利回りは取引の早い段階で今年2回目となる3.5%割れをみたが、一連の気掛かりを抱えているためにすぐに下げ渋った。株価が持ち直し始めたことも響き、じりじりと利回りの低下幅が縮小。午後にはスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が金融機関の評価損開示がほぼ一巡したことを指摘したのや入札結果を受けて前日の水準を超える上昇となった。また、インフレ見通しを背景に利回り曲線での取引もみられ、一服していた長短金利差の拡大が戻った。
Posted by 直 3/13/08 - 18:09



