2008年03月26日(水)
現行の政策金利、成長下支えに十分低い・シカゴ連銀総裁
[要人発言]
シカゴ連銀のエバンス総裁は26日にニューヨークで講演し、現行の政策金利について成長を下支えするのに十分に低いとの見方を示した。米連邦公開市場委員会(FOMC)は18日に連続6回目の金融緩和を行ったが、総裁は昨年秋の利下げ効果が出始めているとコメントし、今後は景気を後押しするだけと強調した。一方、これまでの利下げの中には保険的な意味合いが強いことも指摘。将来の金融政策決定時に注意する点であるともいい、改めて利下げすることに疑問視していることを匂わせている。
総裁は今年の経済成長が非常に鈍くなることを認識しながら、今年後半には改善を期待していることも表明した。一連の金融緩和に加え、政府の景気刺激策が寄与するとの見方である。
一方、インフレについては現行の物価上昇が強要範囲を超えていると述べた。エネルギーや食品を中心とした物価上昇に触れ、企業のなかには顧客にコスト負担分を転嫁する動きが見られ、またインフレ期待の上昇を警戒させるデータもあるとした。総裁は食品、エネルギーの値上がりが更に進むようなら、コアを監視する意味がないと発言。物価全体をみるのが望ましいとした。また、景気の下振れリスクが後退した場合には物価上昇抑制に適した水準まで金利を引き上げるべきとも述べた。
エバンス総裁は今年のFOMCメンバーではない。
Posted by 直 3/26/08 - 15:20



