2008年06月03日(火)
債券:金融不安と株安で3日続伸、利下げ一服シナリオも乗り越え
[場況]
10年債利回り:3.90↓0.06
債券は3日続伸。米証券大手リーマン・ブラザーズの財務体質を懸念させる報道を背景に買いの展開となった。前日に米英金融機関における経営者退任、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)による複数の証券会社格下げと信用リスク不安を再燃させるニュースが続いた後でより市場心理を不安定にさせる。このため、早朝から買いモード。それでも、朝方はバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長による利下げ一服をにおわせる発言や4月の製造業受注が予想を上回ったのを嫌気する場面があった。しかし、昼からは株式相場の軟化も手伝って買いが再び優勢となった。
金利据え置きを見る空気が強まる中でありながら、短期債はフェデラルファンド金利との格差に着目してしっかりと買いが集まっている。長期債にも金融不安が寄与。指標である10年債の利回りは午前に4%台に戻っていたのが、午後は低下し、先月下旬以来で3.9%を割り込んだほどである。しかし、短期債に比べると下げペースは緩やかで、このため長短金利差が再び拡大。2年債と10年債の利回り格差が先月上旬以来となる1.5ポイントに広がった。
Posted by 直 6/3/08 - 18:16



